芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

『韓国のディストネーションに倣う鬼怒川再生』

2011-08-02 07:07:07 | Weblog

来年度の公開講座のテーマはレジャースタディーズとツーリズム。

全員が読むべき共通文献である『観光のまなざし』(ジョン・アーリ)を

鬼怒川の書庫に取りに行ってきた。

この夏を使って精読するつもりだ。

ただ今、一本の研究ノートを作成中である。

先日、一文字も書いてないのに出します宣言をしてしまったので・・・。

毎日職場に通い、仕事をしながら・・。

仕事に飽きると気分転換に論文執筆中である。

9月末が提出締め切り期限なのだが、

AU海外引率旅行に行く前には仕上げることが目標だ。

 

さて先日の日曜日の鬼怒川の観光客の少なさが目立った。

ここ何年間か鬼怒川温泉周辺を観察してきた者から言わせてもらうと

主要道路を走っている車が少なすぎる。

紅葉の時期のように他県ナンバーの車ばかりで大渋滞が発生してしまうのは困るが・・。

あまりにも活気が無さ過ぎるのも、心配になってしまう。

福島原発の避難区域からは少々離れているのだが・・。

都内からは見ると栃木も福島も同じように思えるのかもしれない。

最も鬼怒川温泉駅と会津若松駅を結ぶ

全長30KMの野岩鉄道会津鬼怒川線がある位だから、

あんがい近いかもしれない。

鬼怒川温泉駅周辺の川沿いには、

大規模な古びたホテルが立ち並んでいる。

今ではめったに使用されない?「社員旅行」という言葉が全盛の時代の建物遺跡だ。

そこに、安っぽい垂れ幕が下がっている。

素泊まり4500円。

昼食バイキング1500円。

お一人様でも宿泊できます。

値段を下げて、古びたホテル同士が消耗戦に突入しているようだ。

観光地にもライフサイクルがあるはずだ。

導入期、成長期、成熟期、そして衰退期。

衰退してから手を打とうとしていることに問題ありだ。

解決策としてのオーソドックスな手法としては

テレビ、雑誌等のメディアに広告を出したり、

新聞や雑誌に対するPR活動や、

記者を招待するツアー(ファムツアー)を企画して、

新たなる導入期を形成する必要があるように思われる。

鬼怒川温泉再生には、韓国にならって

ディストネーションキャンペーンが有効なはずだ。

1971年のドルショックで韓国は高度経済成長時代に、

日本の中高年男性がターゲットとした。

当時の訪韓日本人の9割は男性だったそうだ。

確かに当時は「金銭パーティー」と言う言葉が流行していた。

そして1997年のアジア通貨危機では、

グルメ、エステ、ショッピングを打ち出され

訪韓日本人の4割が女性になった。

そして2002年、米国の同時多発テロや翌年のSARSが発生。

その後、「冬のソナタ」を切っ掛けに韓流ブームに突入。

中高年女性がターゲットになったのはそれ程昔の話ではない。

そして、2011年の今は「Kポップ」ブームである。

KARA」に「少女時代」に「チャングンソク」

新たなターゲットは、日本の若者?

あるいは東京ドーム公演入場口でアイドルの団扇を購入してきたファンたちなのかもしれない。

コメント
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