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「夏のお出かけ」

2009-08-19 11:28:54 | Weblog
 今年のお盆休み期間は、
「お出かけ」で大忙しだった。
お出かけといっても、
老人介護施設の見学だ。
一日に数件を巡っただけでも、
真夏の暑さと老人だらけの施設見学は
心身ともに疲れ果ててしまった。
現在、
身内が都内にある病院の療養病棟に入院中である。
食事は自ら食することもでき、
トイレへも自ら行くことができるが・・。
それらを行なうには、すごく時間がかかる。
夜、トイレに向かう途中にもお漏らしをしてしまうこともあるようだ。
そのような状況なので、自宅には不安で帰りたくないという。
バリアフリーで住み慣れた家はあるのだが・・・、
自宅より、看護士や介護士が四六時中いる施設を気に入っている。
いつでも助けてくれる、いつでもかまってもらえるからだ。
一時的に自宅に帰ってきても、
病院に帰りたいという「声」もでるほどだ。
そのような病院をそろそろ退院するように、
病院常駐のケアマネージャーから
何ヶ月か前から強い圧力をかけられている。
その病院は敷地内に「老人保健施設」、
略して“ローケン”もあるのだが、
病人は受け入れないという理不尽な理由で入所を断られている。
ローケンそのものは施設ごとに入所の基準が異なっているようだ。
基本的には3ヶ月しか居られない施設が多く、
都内にはそれらの施設が不足していて半年以上の入所待ちが実態だ。
待機している間に、
病気になっては入所できないし、
痴呆がひどい状態なっても、入所できない。
人気のある施設は、
平成17年から待っている人もいるそうである。
待っている間に、
老人の寿命がつきてしまうのではとも疑ってしまう。
お金もちではないので「有料老人ホーム」という選択肢は消滅。
今回、ケアマネから薦められた施設はグループホームだ。
川崎にあるグループホームならすぐに入居可能かもしれない
という助言があり川崎にも足を運んだ。
法律や補助金がらみだと思うがグループホームは9人一組。
川崎の施設は、小規模であり一戸建て風だった。
九つの個室。
それらの中心にリビング。
老人だけの共同生活住宅だ。
ちなみに逃げられないように
玄関からリビングまでの扉には何重にもロックがかかっていた。
都内近辺と川崎周辺を中心に15件程度の施設を訪問。

感じたことをまとめとして書きとめることにしよう。

・老人になると子どもと同じ取り扱い!
「デイ・ケア・サービス」は保育園のようなもの。
その施設では、慣らし保育、
お泊り保育ももちろん可能である。
年に一回遠足もあるらしい。

・ 区役所はあてにならない!
アマゾンで書籍を購入する際には在庫が何冊あるかがわかる。
劇団四季の座席予約もお気に入りの席をネットで予約可能だ。
ところが、老人福祉に関する各施設の状況は一件、
一件電話をしなければわからない。
電話しても、「いっぱい」「待機」の確認で終了。
時間ばかりかかり効率的でないことは問題である。

・ 福祉の言葉が難しすぎ!
あなたはこれらの言葉が意味していることがわかりますか?
「介護老人福祉施設」
「介護老人保健施設」
「介護療養型医療施設」
「特定施設入居者生活介護」

・ 今回、定員150名の施設も見学!
もちろん老人だらけだ。
不謹慎であるが、
そこは「姥捨て山」であり
「産業廃棄物処理場」にも思えてしまった。
年を重ねるのが楽しくなるような
老人を国家発展の功労者であり宝
とみるような国に住みたいものである。

*ピクチャーは職場の教室に似ているので掲載。
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