芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

『キットカット』

2009-01-14 22:16:17 | Weblog
最近読んだ本『テレビと外国イメージ』で印象に残ったことは
日本のCMでは体内に入れる医薬品や飲料、
そして直接肌に塗るような化粧品等については日本人が主人公となるそうだ。
確かに正露丸(胃腸薬)やオロナミンC、リポビタンD(ビタミン飲料)、
そしてドモホルンリンクルで60歳でもこんなに若い肌のモデル女性も日本人だ。
それ以外の体内には入れない
肌身につけるような宝飾品や高級衣料品には外国人が採用される場合が多い。
その理由として私が思うに
日本人を主役にしているのは、「安心」がキーワードではないかと思う。
自己の体内にいれる異物については、
自分から見て内なる人ではない、
つまり「外人」ではだめなのかもしれない。
そんな本を読み終わった直後にCMを注視していて気になったのは
「キットカット」のコマーシャルだ。
御存じのように「キットカット」は、ネスレのチョコレートである。
なぜ、そのCMが気になったかといえば、
最近、生徒への配布をお願いしたいとの理由で
職場に大量にキットカットが送付されてきて、
それらを生徒に配布したばかりだったからである。
販売用の正規版との相違は
表のパッケージの一部にPR会社のURLが刷り込まれていた。
まさにネスレと進学情報PR会社とのコラボレーションである。

ここ何年か前から「キットカット」はダジャレから
「きっと勝つ」をイメージし受験生のお守り的存在になっている。
なんと受験生の4人に1人は「キットカット」を受験日に持っていくという。
販売促進に無料でそれを配り、
一時的にCMを大々的に流しても十分に元がとれることはうなずける。

二匹目のドジョウを狙い、多くの入試関連ダジャレ商品が店頭に並んでいる。
「ゥカール」(うかる、合格する)
「キシリトール」(きっちり通る、合格する)
「ハイレモン」(この時期はハイレルレモンとして販売)
「カルボナーラ」(受かるボナーラ)
「スーパーカップ」(カップ麺、この時期は“勝ップ”で販売)
「Toppo」(この時期は「Toppa」突破と最後の文字をaに変更)
「キャラメルコーン」(この時期は「カナエルコーン」
「コアラのマーチ」(コアラは落ちない)
「ポッキー」(この時期は逆から読んでキッポー“吉報”)

ちょっと無理があるのではないかと思ってしまうものもあるが
まさに商魂たくましい限りである。

この手のネーミングは、
広告会社の中年のオヤジたちが楽しみながらアイデアを出していることを想像してしまう。
中年の私も普通以上に職場でダジャレを連発している。
しかし、私のダジャレでは売れる商品には結び付きそうにもない。
まさに「そんなシャレ、よしなシャレ」と言われそうだ。

*今期の後期ゼミ終了。
 3月初旬までに3作品を仕上げるという課題が出されました。
 不安や焦りも正直ありますが
 なんとか頑張ります!!


コメント
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