ときどき、ドキドキ。ときどき、ふとどき。

曽田修司の備忘録&日々の発見報告集

ボトルキープ

2005-05-26 01:44:28 | その他
池袋で飲み会があって、この辺をシマにしている同僚のNさん(彼の方がずっと若いが)に、
「そういえば、大戸屋ってここ(池袋)の東口にあるのが本元なんですよね。学生時代に何回か来たことがあるけど、当時はいまみたいになるとは夢にも思わなかった」
といったら、
「そうですよね。大戸屋はいわゆるチェーン店というイメージとはもっともかけはなれた定食屋でしたからね」
という返しが来て、
「24時間あいてるから(このことは私は知らなかった)、当時金のない学生は夜中や明け方に来て大戸屋で朝食を食べてましたよ」
と続いて、さらに、
「××××××のボトルキープとかあったの、知ってます」
「え?」
「エドムラサキですよ」
「・・・えどむらさき?」
「えぇ」
「それって焼酎かなんかですか?」
「いや、あの海苔の佃煮の江戸むらさき」
「ええぇぇぇっ。江戸むらさきをボトルキープするんですかあぁ?」
「そうですよ、金のないやつはごはんだけ頼んで、マイボトルの江戸むらさきで食べるんですよ」
「・・・・・・・・・・・・!!!」(結構・・・感動)

名前入りの「江戸むらさき」のボトルが店のたなにずらずらずらっと並んでいるのを想像すると、もう、それだけで無性におかしい。
「ボトルキープ」という語感も、そのバカバカしさと安っぽさ加減がたまらないなぁ。
近来の大ヒットですね、これは。

「江戸むらさき」と聞いて、あの「三木のり平の」、っていっても、いまの若い人は当然まったく知らないだろう。(そういえば、私は三木のり平さんにもその昔お会いしました。)

その大戸屋が、今みたいになるとはほんとうに当時思わなかった。
大戸屋が成長産業としてメディアに乗り始めたときは、そのことが信じられなくて、絶対に全然違う店だと思っていたものだ。
いろいろな意味で、時代は変わっているし、世の中有為転変があるものだ、と思う。
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3 コメント

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大戸屋すきです。 (金子)
2005-05-28 00:09:22
こんばんは



大戸屋。。。学生時代、よく通いました。



50円アップするとひじきゴハンが食べれたはず。その50円をいつもケチっていました。

今だってボトルキープしてみたいです。



三木のり平???分からないです。
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24時間じゃなかったかも (なかじ)
2005-06-01 06:51:20
夜飲み終わったあとに行っても営業中だったし、朝まで飲んだあと朝飯を食べに行った記憶もあるので、24時間営業だったはず…と思ってお話していました。



でも、よく考えたら、本当にそうかどうかは、あの当時においても、確認したことがありませんでした。あしからず、ご了承ください。



なお、ボトルキープできたのは、正確には「ごはんですよ」(こっちのほうがボトルが大きい)でした。その他、ふりかけのキープもあったように記憶しています。私が池袋での学生生活を始めた1987年頃の話です。ああ懐かしい…。
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「アチャラカ喜劇王」三木のり平と桃屋の「ごはんですよ」 (sota)
2005-06-02 00:14:33
私の(元祖)大戸屋体験は当然もっと前です。70年代かも。「ごはんですよ」ねぇ(桃屋のCM)。なつかしいです。



>金子さん

「三木のり平」さんは、森繁久弥さんなんかと東宝映画の「駅前シリーズ」「社長シリーズ」によく出ています(実際には私もその時代の映画は見たことないですが)。



演出家高平哲郎さんの著書に「アチャラカ」というのがあるそうです。三木のり平、由利徹、フランキー堺らが日本の「アチャラカ喜劇」を代表する喜劇俳優として描かれているようです。



http://www.villagecenter.co.jp/book/acharaka.html
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