サマーフェスタ第2弾は吉倉桟橋の「きりしま」と「てるづき」です。

しらせのヘリ甲板から。
いやあ、去年、一昨年と函館にもイージス艦はやってきていたんだけど、
たしか両方とも千歳の航空祭と重なっていて、結局見ることができなかったんですよ。
ようやくイージス艦に乗ることができました。

列に並んだのは11:20頃ですが、スイスイ進んであっという間に乗れました。

ようやくMk41VLSを見ることができましたよ。
フタの中にはミサイルが1発ずつ格納されていて、前後合わせて90発搭載することができます。
いやあ、きりしまって就役してからもう18年も経つんですね。
僕がまだ「世界の艦船」を買っていた高校時代には就役してたんだなあ。
自分の中ではちょっと信じられないです。

イージス艦と言えば、VLSと共にSPY-1フェーズドアレイレーダーが外せない装備ですが、
艦首部分まで行けなかったので、これがなかなかうまく写せないんだな。
きりしまとてるづきは、残念ながら艦内に入ることは出来ず外周だけの見学でした。

てるづきから。艦首が入らんかった・・・しかもマストも切れてるし。
実際に歩くと艦首甲板の傾斜がけっこうきつく感じました。
やっぱり僕の中では軍艦 = イージス艦 = タイコンデロガ級です。
それもバンカーヒル以降のVLSを搭載してるやつ。
こんごう級ではないんです。すいません(笑)。
しかも普通の人には話がさっぱりですよね。すいません(笑)。

続いててるづきです。
こちらはあきづき級の2番艦で、今年3月に就役したばかりの最新鋭艦ですよ。

普段は1機しか積まないと思いますが、ロクマルを2機格納することができます。
てるづきではなく、海上自衛隊としてどういう戦い方をするのかというパネル展示がありました。

結構細かく説明ボードが配置されていてなかなかよかったですよ。きりしまよりも見どころが多いです。

となりには2000年就役の「いなづま」が停泊しています。
アビオニクスは大きく進化していると思いますが、見た目の大きな違いは舷側が艦橋や格納庫などと
一体化していることでしょうか。ステルス性の向上が主目的だと思いますが、装備品が波をかぶったり
しなくなると思うので、耐久性向上にも一役かってるのかなーと思いながら歩いてました。

きりしまから。

いやあ、この形もステルス性向上のためでしょうが、インパクトあるなあ。
あきづき級とあたご級しか積んでない新しいタイプですが、近未来的な形と言っていいでしょうか。

あきづき級のいちばんの売りがミニ・イージスと言ってもいいかな?FCS-3対空システムですね。
小っちゃいレーダーと大きなレーダー、ESSM対空ミサイルなどがセットになっています。
イージス艦という単語ばかりが有名になっている気がしますが、ちなみにイージス・システムは
SPY-1レーダーとスタンダードミサイルを中心とする、アメリカが開発した防空システムです。
こんごうクラスだと、1隻で同時に12目標まで対応できると言われていますね。
イージスというのはギリシャ神話の中に出てくる「盾」のことで、興味を持った人は
ウィキペディアでも見てください(笑)

スタンダードよりも小さいESSMは、ひとつのセルに4発格納されています。

これもあきづき級から装備されている、自走式デコイのランチャー。
赤外線ミサイルに対するフレアのようなもので、魚雷をおびき寄せるための囮(デコイ)を発射します。
このほか艦中央部にも魚雷を音響妨害する物体を投射するランチャーが新たに装備されました。

3隻横並び。艦尾のラッパのような部分も曳航式魚雷用デコイを繰り出すためのものです。

展示されていたわけではなく係留されていただけですが、奥は「やまぎり」かな。
手前の「はつゆき」級は艦名が消されてますね・・・除籍されたんでしょうか。
しっかし、はつゆきからてるづきまで海自の現行DD全タイプ見れたんじゃないか?
進化もいろいろわかって面白い。

こちらは少し離れた岸壁にいた多用途支援艦「えんしゅう」だそうで。

いやあ、若い人限定でしたが、事前応募で潜水艦を見学できるチャンスがあったんです。
超うらやましい。僕もあと13歳若ければ・・・(笑)。

2回目の救難展示やってます。このほかタグボートの放水展示も企画されていました。

暑くてくたびれたので厚生センターでアイス食ってたら、高速艇の体験搭乗会場が見えました。
2枚前の写真のほかにも、今回貼ってる写真の中に時折ゴムボートが写ってると思うんですが、
これらは一般人の体験乗船なんですよ。いろんな船のそばまで寄って、ハイスピードでぶっ飛ばしてと、
かなり楽しそうに見えました。でも一眼レフを使うにはリスクが高そうだね。

逸見岸壁にはテントがずらっと並んで、グッズやらカレーやらを売ってました。
お客さんとても多かったと思いますが、みんな楽しめたイベントだったと思います。
来年もスケジュールがあえば行きますよ。