魔法使いの弟子(自称)経由で、nanahoshi先生から鍉鍼(注1)と打鍼(注2)を頂いた(しかも手作りの
)。頂いたのはいいが、私は鍉鍼も打鍼も使ったことがない。そう言えば、鍼灸学校を卒業してこの方、鍼灸実技のセミナーや勉強会には参加したことがなかったなー。松原次良(じろう)先生は鍼灸師だけど、CBSのセミナーは鍼灸セミナーじゃないし、松原先生からは「気の鍼」くらいしか習ったことがない
。鍼灸にはさまざまな流派があると言われてるけど、私のは鍼灸学校の実技の時間に学んだだけの、言わば「東京衛生学園実技流」である。
(注1)ていしん。先を少し尖らせ気味にした金属の棒。通常の鍼のように刺入するのではなく、体表面に接触させて使う。
(注2)だしん。これも刺入するのではなく、体表面に立てて木槌などで叩いて用いる。
どうも最近は、買ったり借りたりもらったりとキッカケはさまざまだが、使い方がわからない治療器具が手元に集まるようになり、そのたびに使い方を考案する必要に迫られている。そんなわけで今回も、頂いてしまった関係で鍉鍼と打鍼の使い方をひねり出すことにした。
打鍼については、脊椎矯正のためのアクティベータ(カイロプラクティック・マレッタ)の代用として使えそうだが、アクティベータがあるのにわざわざ打鍼を使おうという気にはならない。そこで今回は鍉鍼に絞って考えてみた。
思いついたのは、音叉との組み合わせだ。ここで言う音叉とは、経絡音叉のことではなく、水晶と同じ4096Hzの周波数を出すクリスタル・チューナーの方。今までウチでは、クリスタル・チューナーはチーンと鳴らして体から離した位置で円を描くように振る、といった使い方をしていたのだが、それを今、経絡音叉でやっているように、直接体に触れさせたら──ということで、それを鍉鍼を介してやってみようと考えたのである。
で、自分の体で試してみたところ、いくつかの発見があった。
まず、チーンと鳴らしたチューナーを体表面近くに持っていくと、チューナーを近づけた体表面の点を中心にした体の中の半球状の範囲が刺激されるのを感じた。
次に、体の1点に鍉鍼を当て、チーンと鳴らしたチューナーの根本を鍉鍼のもう一方の端に当てると、今度は刺激が錐状に体内深くまで入ってくるのがわかった。
ちなみに、経絡音叉でやっているようにチーンと鳴らしたチューナーの根本を直接体表面に当てると、刺激は当てた部分を中心に体の表層を円盤状に広がっていった。
つまり、鍉鍼を使うことでクリスタル・チューナーによる刺激を与える部分を体の表層から深層まで変えることができる、ということだ。そのことがどういう意味を待つのかはわからないが、ケースによってはかなり使える方法かもしれない。
ウーム、取りあえず「音叉鍼
」とでも名付けるか(って、もう既にあったりして…
)。
事のついでに、もっと深層まで刺激を与えることができるか、とも考えた。理屈の上では可能だ。鍉鍼ではなく普通の鍼を直接刺入して、その先端に鳴らしたチューナーの根本を当てればいい。ただそういう目的で使うとなると、番手の低い細い鍼ではちょっと難しいかもしれない。
これについては私はやってみていないので、興味のある方はやって結果を教えてくださいませ。





どうも最近は、買ったり借りたりもらったりとキッカケはさまざまだが、使い方がわからない治療器具が手元に集まるようになり、そのたびに使い方を考案する必要に迫られている。そんなわけで今回も、頂いてしまった関係で鍉鍼と打鍼の使い方をひねり出すことにした。
打鍼については、脊椎矯正のためのアクティベータ(カイロプラクティック・マレッタ)の代用として使えそうだが、アクティベータがあるのにわざわざ打鍼を使おうという気にはならない。そこで今回は鍉鍼に絞って考えてみた。
思いついたのは、音叉との組み合わせだ。ここで言う音叉とは、経絡音叉のことではなく、水晶と同じ4096Hzの周波数を出すクリスタル・チューナーの方。今までウチでは、クリスタル・チューナーはチーンと鳴らして体から離した位置で円を描くように振る、といった使い方をしていたのだが、それを今、経絡音叉でやっているように、直接体に触れさせたら──ということで、それを鍉鍼を介してやってみようと考えたのである。
で、自分の体で試してみたところ、いくつかの発見があった。
まず、チーンと鳴らしたチューナーを体表面近くに持っていくと、チューナーを近づけた体表面の点を中心にした体の中の半球状の範囲が刺激されるのを感じた。
次に、体の1点に鍉鍼を当て、チーンと鳴らしたチューナーの根本を鍉鍼のもう一方の端に当てると、今度は刺激が錐状に体内深くまで入ってくるのがわかった。
ちなみに、経絡音叉でやっているようにチーンと鳴らしたチューナーの根本を直接体表面に当てると、刺激は当てた部分を中心に体の表層を円盤状に広がっていった。
つまり、鍉鍼を使うことでクリスタル・チューナーによる刺激を与える部分を体の表層から深層まで変えることができる、ということだ。そのことがどういう意味を待つのかはわからないが、ケースによってはかなり使える方法かもしれない。
ウーム、取りあえず「音叉鍼


事のついでに、もっと深層まで刺激を与えることができるか、とも考えた。理屈の上では可能だ。鍉鍼ではなく普通の鍼を直接刺入して、その先端に鳴らしたチューナーの根本を当てればいい。ただそういう目的で使うとなると、番手の低い細い鍼ではちょっと難しいかもしれない。
これについては私はやってみていないので、興味のある方はやって結果を教えてくださいませ。

先生の文章で体感を読めるのは、至福の喜びであります。
似た様な体感を持ちながら、なかなか先生の文章の様に
スッキリと言語で伝える事が出来ません。
打鍼は、良い木槌があると面白くなるので入手したらお持ちします。
面白い頂きものをしましたが、
>魔法使いの弟子(自称)のおもちゃにと送りましたが
って、手作りのオモチャとは豪華すぎますよ、先生
>打鍼は、良い木槌があると面白くなるので入手したらお持ちします。
すいません。ではお待ち申し上げています。