深く潜れ(Dive Deep)! キネシオロジー&クラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)の蒼穹堂治療室

「ココロとカラダ」再生研究所、蒼穹堂治療室が送る、マニアックなまでに深く濃い、極私的治療論とお役立ち(?)情報の数々。

左肩をケガする 3

2010-07-15 00:12:35 | 症例から考える
そういうわけでからの続きだが、現在、左上腕骨頭骨折を治療中。受傷してからもう2週間以上が経過して、左肩周囲の黒と黄色の斑(まだら)=内出血も徐々に少なくなってきているが、左肩の自動運動による屈曲と外転は相変わらず、ほとんどできないままだ(ホントは今、そういうことをやっちゃイケナイみたいだが、心配で時々つい確認してしまう)。

片手でやる治療も何となく要領がわかってきて、精神的にも余裕が出てきた先週の後半から、自分でも少しずつ自分の治療を始めた。

キネシオロジーの筋反射テストを使ってマインドで、まず最初に診るべき場所を聞いて、左大胸筋の上腕骨への付着部付近にフォーカシングしてみた。そこで出てきたのは、ギュッと目を閉じているイメージ。突然、何かに襲いかかられて、怖くて目をギュッと閉じてしまったかのような。多分、それは転倒した瞬間のそこの記憶──細胞記憶のようなもの──なのだろう。そのまましばらくそこに意識を向けて、そこが見せてくれるイメージを静かに受け取っていると、ギュッと目を閉じている感じはなくなった。しかし、それでそこが晴れ晴れとした感じに変わるかと思いきや、次に出てきたのは何とも悲しそうな感じ。「なぜそんなに悲しそうなのか?」と問いかけすると、どうも左の三角筋から応答が返ってこないのを悲しんでいるらしい。そこで左三角筋にフォーカシングしてみることにした。

フォーカシングした左三角筋はシーンと静まりかえっていた。家の前に立って「オーイ、誰かいませんかー」と何度大声で呼んでも、中からは物音一つしない──ちょうどそんな感じ。気を失ったままなのか、引きこもってしまったか、とにかく応答が全くない。左大胸筋の言うとおりだ。三角筋がこれでは、左肩が屈曲も外転もできないのもうなずける。これがその理由の全てかどうかはわからないが、これを解いてやらない限り先へは進めないだろう──そう考えて、応答のない左三角筋にひたすら呼びかけを続けた。

幸いなことにウチは患者が少ないこともあって、時間はたっぷりあった。それに『The Reconnection』を全身に波動転写する、といったことも平行して行っていたせいもあってか、最初はウンともスンとも応答なかった左三角筋だが、ある時からそこにフォーカシングすると左肩全体に痛みが生じるようになった。その痛みが三角筋の筋肉細胞の細胞記憶なのか、それまで抱え込んで痛みを手放しているのかはわからない。私にできるのは、その痛みのネタが尽きるまで、それを受け取ってやるだけだ。とは言え、受傷から2週間近くが過ぎて、やっと痛みも消えかけた頃だから、またあの痛みに向き合わなければならないのかと思うと、さすがに辛かった。

ただ、フォーカシングしていなければ痛みは出てこないのは幸いだったし、三角筋からの明確な応答はまだ感じられないものの、痛みそのものは徐々に弱まってきた──そんな7/14、注文していたエッセンシャル・オイルが届いた。このケガのケアを目的に注文したものではないが、もちろん理由の中にはそれも含まれている。さっそく届いたオイルの中で今、使えるものはないか、筋反射テスト+マインドで調べると、ラベンダーが出た。それをどう使うか聞くと、「飲め」という。そこで、その答に従って飲んでみると、その直後から左肩に激痛が 三角筋にフォーカシングした時の、重い鈍痛が肩全体に現れるのとは明らかに別種の、折れた骨の部分が拍動に合わせてズキンズキンとするような、どちらかというと鋭い痛み。オイルが隠れていた何かを引き出してしまったのか、骨の部分の修復が活性化しているのか? 個人的には後者であることを願いたいが、どちらであっても、この痛みは強烈だ。ただでさえ、このところ夜はあまり眠れてないのに、今夜はホントに眠れるのか?

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2 コメント

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Unknown (ひろ)
2010-07-15 10:43:27
月並みな言葉ですが焦らずじっくりとお過ごしください
失礼ながらお楽しみ半分でなさっておられる部分もあるとは推測しますが
決してご無理だけはなさいませんように・・・
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恐れ入ります。 (sokyudo)
2010-07-15 11:25:02
>ひろさん

恐れ入ります。
何しろ今回の「課題」は運動器の急性外傷という、柔整師でもない私には本来、守備範囲外のものなので、勝手がわかりません。
ただ、出された「課題」はキチンと解かないと、その先はありませんので、無理をしないように気をつけながらも、いろいろ試行錯誤するしかないのです。
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