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深く潜れ(Dive Deep)! キネシオロジー&クラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)の蒼穹堂治療室

「ココロとカラダ」再生研究所、蒼穹堂治療室が送る、マニアックなまでに深く濃い、極私的治療論とお役立ち(?)情報の数々。

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代数的トポロジーを治療に用いる

2017-01-07 21:03:26 | 心身宇宙論
2017年正月、やっと田村一郎の『トポロジー』を最後まで終えた。読み始めたのが2015年の夏頃だったので、およそ1年半を費やしたことになる。私がこの本と出合ったのは大学の数学科に入ってすぐだった。もしかしたら、これは自分が初めて手にした数学書だったかもしれない。だからそれを読み終えたことは、私にとっては30年来の宿題をやり終えたような感じでもある。   さて、その田村一郎の『トポロジ . . . 本文を読む

『オカルト生理学』を読む 7

2016-12-31 17:00:39 | 心身宇宙論
2016年12月31日──本当は今日、帰省するたずだった。 30日夜、年賀郵便を出し終わった後、ドット疲れが出て、その上ゾクゾクと寒気が…。大事を取って早く寝たが、今朝になっても寒気は変わらず、それに頭痛もある。起きられないようなヒドイ状態ではないので、無理に帰れば帰れないこともないが、群馬の実家に1人でいる母親はもうかなりの高齢だ。下手にカゼなんかうつしたらヤバいことになりかねな . . . 本文を読む

『オカルト生理学』を読む 6

2016-12-07 22:53:23 | 心身宇宙論
絶版になったルドルフ・シュタイナーの『オカルト生理学』を読み解くシリーズ?の6回目は、人体と意識について。シュタイナーは、高次の超感覚世界を捉えられるように霊的に開発した感覚器官を用いると思考、感情、意志などの心の働きは体内に物質的な過程を作り出すことがわかる、と述べる。例えば、思考は液体状のものから物質を沈殿させるようなものであり、感情は液体を半固体化する過程が体内に生じる、と。つまり強い感情は . . . 本文を読む

微分方程式論を治療に用いる

2016-09-27 23:35:20 | 心身宇宙論
ポントリャーギンの『常微分方程式』は、読んでる途中、図書館で本が盗まれたりしつつも、約1年半格闘して、どうにかこうにか読み終わるところまで来たので、それを記念してこの記事を書くことにした。 以前、微分積分学を治療に用いるという趣旨の「体の連続性と滑らかさを調べる 1」、「同2」という記事を書いたが、今回はその続編のような話。なお、微分方程式は大きく分けて、常微分方程式と偏微分方程式の2種類がある . . . 本文を読む

『ソラリス』あるいは意識について

2015-05-29 11:33:25 | 心身宇宙論
スタニスワフ・レムの『ソラリス』を読んだ。これは飯田規和の訳で『ソラリスの陽のもとに』というタイトルで出されていたものの新訳版である。 今回の沼野充義訳の『ソラリス』と飯田訳の『ソラリスの陽のもとに』との違いについては沼野自身による解説に詳しいが、大きくは飯田訳が、レムの原作のロシア語訳版からの重訳だったのに対して、沼野訳はポーランド語の原作から直接訳したものであること。これによって、ロシア語訳 . . . 本文を読む

量子論的クラニオ、みたいな…

2015-05-20 22:23:16 | 心身宇宙論
量子論的クラニオセイクラル・ワークというのを、セルフヒーリング・セミナーでやってみた。YouTubeなどを見ると、セルフヒーリング(セルフケア)のためのクラニオの動画をアップしている人もいるが、それは自分で自分の頭をホールドして頭蓋の動きを調べ、それを調整する、みたいなもの。私もかつては(10~15年くらい前には)そういうやり方をしていたが、バイオメカニカルなクラニオ(いわゆるクラニオセイクラル・ . . . 本文を読む

バナッハ-タルスキーの定理が意味するもの

2015-05-13 11:16:21 | 心身宇宙論
バナッハ-タルスキーの定理(面倒なので以下、B-T)は、現代数学が生み出した最も奇怪な定理の1つである。現代数学の定理の多くは、その分野のかなりの知識がないと何を言っているのかサッパリわからないものも多いが、B-Tの場合、それが述べていることは小学生でも理解できるほど平易なものだ。その定理とは 「大きさの異なる球体KとLがある時、Kを適当に有限個に分割し、それを同じ形のまま適当に寄せ集めるとLを . . . 本文を読む

出番だ

2015-02-25 17:55:28 | 心身宇宙論
治療家、セラピストなんて商売をやっていると、全員が全員というわけではないだろうけれど、スピリチュアル(霊的)や宗教的なこと、時にはオカルティックなことにも何らかの関わりを持つようになる。いきなり大きな話になってしまって恐縮だが、「生物はなぜ進化してきたのか」という問いに対して、私の1つの答は「生物は進化を指向するように最初から作られているから」である。ここで言う「進化」とは生物学的な形態の変化を意 . . . 本文を読む

思考都市からの呼び声

2014-12-25 21:59:44 | 心身宇宙論
今年、2014年は、これまでに52冊(その中には上下巻に分かれているものもあるので、改めてそれを1冊とカウントするなら48冊)の本を読んできた(ちなみに、この数は読了した本の冊数であり、途中で投げ出した本やまだ最後まで読み終わっていない本は含まない)。「その人の頭の中を知りたければ、その人の本棚を見ればいい」といった言葉もあるように、この1年に読んだ本のラインナップを見ると、自分が無意識に何を目指 . . . 本文を読む

バイオダイナミックなクラニオと施術者の意識のあり方 6

2014-07-10 13:25:48 | 心身宇宙論
クラニオセイクラル・ワークのセミナーの準備をしていて、ふと気づいたこと。四大(しだい)、あるいは四大元素というものがある。古代中国には、木・火・土・金・水の5つのエレメントでこの世界は成り立っている、という五行思想があったが、ギリシア、ローマ、そしてそれらの思想を受け継いだイスラム、さらにそれを輸入したヨーロッパなどでは、地・水・火・風という4つのエレメントで世界を考える四大元素説が広く用いられて . . . 本文を読む