Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

「裏切りのサーカス」ファイル

2013-05-31 11:19:00 | その他の映画・ドラマ・舞台
雑誌の整理をしていたら、「裏切りのサーカス」の特別なパンフレットが出て来ました。



映画に出て来た秘密情報ファイルのレプリカになっているんです。もう宝物。



ファイルを開けると文書とチラシが。
秘密文書の中身は、劇場で販売されたパンフレットと同じかもしれません。
受賞歴、ストーリー、人物相関図、キャスト&スタッフ紹介などが載っています。

そのキャスト&スタッフの素敵な記念写真も。



前列ゲイリー・オールドマンの左が原作・製作総指揮のジョン・ル・カレ、
中列右端が監督のトーマス・アルフレッドソンです。
ほぼ全員、キリッとしたいい表情で写っているのですが、
なぜかギラム君は困った顔・・・。(クリックで拡大します)

これはプレス関係者に配られた限定版のようです。
いただいた時にはそうとは知らず、それでももちろん嬉しかったのですが、
後で劇場で売っていたものをお持ちの方に形状が違うと指摘されて知りました。
もしも、このファイルだけ売られていたら、溜まって来たベネディクトの
雑誌の切り抜きを保存しておくのに調度いいんですが。機密文書として。

ykさん、貴重なお品物を、ありがとうございます



「求めよされば与えられん」

2013-05-30 12:16:00 | いろいろ
私は同性愛者などマイノリティ差別には反対で、好きな映画がこのブログに貼ってある「イヴ・サンローラン」だったり「シングルマン」だったりします。が、腐女子ではありません。ずっと前、二十歳くらいまで少女マンガは描いてましたが、いつの間にか現実が楽しくなって(つまりは自由に都会を行動できるようになったら大学や仕事の後はマンガ描くよりおしゃれして出かけて遊んだ方が面白い)腐女子?他人事だわ。。。と思っていたのです。

それがシャーロックを好きになったら、同じファンの方に腐の方も多く、皆さんお人柄も良く、一方的に再会したみたいで不思議です。そんな彼女達の心配事と言えば「結婚しないのでは?」「死ぬ時ひとりなのでは?」という事。

面白いな、と思ったのは腐の彼女達にとっては「現実に彼と会ったりする時間は無駄だ」という予測ですw。ドラマや映画が基準だと、現実は概して退屈だし、刺激には危険が伴うし、第一イケメンは向こうから勝手にアップで登場してくれる率は低い。彼氏や夫の趣味につき合う時間があったら、自分が見たいドラマ見たり、創作に没頭する方が幸福度、自己達成度も高い。一理あります。でも、現実にもドラマチック=ドラマのようなことがないわけではないです。それに出会うかどうかは、それを求めるか求めないかの差でしょう。

ただ、ドラマチックというのは、悲劇がつきもの。平穏が続いてはドラマになりません。簡単に言えば恋愛は、好きな人とつき合うようになってただ幸せ!というのはほんの一瞬で、あとはコミュニケーションに一喜一憂するか、自分があきるか、相手にフラれるかの3択ですもの。それなのに恋愛したいと思うのは、それも人間関係の創作活動だからだと思うのです。腐女子で創作してる人は努力して仕事すれば必ず作品が完成するけど、恋愛の場合は相手にも意思があるのででき上がりは予想外なことが多くて割が悪いですが。

そんなことを考えていたら思い出した、私の過去の出来事。近所のレンタル屋にビデオを返しに行って店を出た外階段で、大天使に声をかけられた。というのは、名前が四大天使のひとりと同じだったw ってだけだけど、その彼は「英仏のハーフ、面長のイケメン、眼鏡男子」で、オールドイングランドのグレーのダッフルコートが似合って、香水はコムデギャルソン、日本語ペラペラ、とまるで私が少女マンガを描くなら描いていそうな男子だった。あの時の私よ!なぜ数ヶ月で別れたのか?!(あ、私腐じゃなかったんだ)

たぶん、その時の私は結婚願望があって、彼はファッション・フォトグラファーの卵で、単純な計算では安定した結婚には不向き=真剣になってはいけない、と判定したのだ。しかし当時の私には計算が苦手という自覚すらなく、結局計算は苦手なまま今の夫と出会い結婚、今に至るので、逃がした魚は大きかった・・・のか、そうでないのか。

いまだもって計算が苦手な私には、結婚してさえも安定という日々は来ません。なぜなら、自分が苦手なのに、人生やお金の計算が得意な男がどうしても好きになれないのです。自分が求めてしまった結果なのだから自業自得です。「結婚」とは求めたけれど「安定した」と形容するのをすっかり忘れてました。そして、彼の趣味は時間の無駄と奴がクリケットとかサッカーの試合を見てる時私はイヤフォンでDVD見てると、阻害されてると勘違いして「離婚したいのか?」と聞いて来る。ふむ。腐ではなくても、既婚者も、皆が皆、夫婦仲良く平和な老後が保証されているわけではないのです。

神様は求めたものをちゃんと与えてくださいます。私の大天使とか夫のように。しかし私もいい加減長く生きてるんだから、もっと大人らしい、きちんとした人生を心の底から求めなくては。「腐」か「予測不能の結婚生活」の2択以外を!





チケット

2013-05-27 11:09:00 | 異文化

これはアメリカのものようですが、冗談で驚かすニセチケット

夫が仕事中に駐車時間を過ぎてしまい何やらシールを貼られてしまった。
そのシールを読んでも、具体的にどうすればいいのか書いてないので
私が仕方なく記載されていた警察署に電話して訪ねた。
「駐車の時間をすぎて紙を貼られたようなんですが」と私が言ったら、
「~ようなんですとはどういうことか」と突っ込まれ、
「家族の代理で電話をしているからです」と答えたら、係の人に
繋いでくれてた。その係の女性はスーパーの顧客対応のように
庶民的でいい人だったが、私の質問には明確な答が返って来ず
私が文脈から推測して「~~~~ということですか?」と確認して
やっとどう夫に説明すればいいのかがわかった。
こんな説明じゃ日本語ネイティブ以外には絶対通じない。
私の「~ようなんです」に突っ込むくらいならハッキリせい!

夫は即警察へ行って違反金の振込用紙をもらったのだけど、
それが土曜日だったので24h対応の郵便局でさえ受け付けてもらえず、
この件を早く処理してレンタカー会社に何か要求されるのを避けたかった
夫は日本への文句を言い出した。

「世界中どこでもイギリスもニュージーランドもアメリカだって警察に行けば
その場で支払って終わりになるのになぜ日本はこんなクレイジーなんだ!」

私のブログをお読みいただければ私が西洋かぶれなのは明白だろうが、
たったイギリスとニュージーランドとアメリカだけで世界中と言われると
俄然日本の見方になってものすごく腹が立つので、言い返した。

「世界中と言うけどリビアとかガーナとかエクアドルはどうかわからないよ!」

でも悔しいことに夫に、

「そんな国ではそもそも駐禁チケットは切られない!」

とパンチラインをとられた・・・・








ところでキャビン・プレッシャーの、マーティンの姉妹ケイトリンの職業は
Traffic Wardenでしたね。パーキング違反チケットを切るお仕事です。


こんな感じでしょうか

0404Wokinghamでマーティン・ママが入院した時、こんな帽子の人や

こんな帽子の人が

病室に揃っていたら仮装パーティーと言われても笑えませんね。



シャーロックに褒められたい

2013-05-26 17:32:00 | シャーロック
5/23の記事に貼付けたシャーロックの間違い探しゲームにまんまとはまってしまいました。

と言うのも、5個の間違い全部クリアするとシャーロックに褒められることがわかったので、その画面を保存しておこうと思ったからでした。ところが、思いついて後「やた5個!シャーロック~」と思ったらジョンが出て、しかも画面を見せたい気持ちを見透かされた!


「ちょっとの間でも偉そうな口をたたかずにいられないか?!」

気を取り直して、再度挑戦、「やた5個!」と思ったら今度はお叱りの言葉もお褒めの言葉もなく判定画面になること2回・・・・



あああ・・・もう目から☆が出そうなほどスクリーン見つめてやっとシャーロックに



イエイ!何度もやったのは内緒だよ

褒めてもらうまで散々続けたので、色々な絵柄のあることも発見しました。
中でも1回しか巡り会えなかったのはモリアーティ。
しかも他で見たことのない階段のジムでしたよ?!

シルヴィアの鏡、シャワーの台詞

2013-05-24 18:31:00 | パレーズ・エンド
ふとブログが不親切になっていることに気がつきました。
連日ベネディクト・カンバーバッチの出演作について書いているので、暴走して、初めてこのブログを訪れてくださった方には説明不足のことが多いのではないかと・・・
閉鎖的にするつもりはまったくないのです。ネットや雑誌に情報はいくらでもあるから・・・と思っていたのですけど、昨今の雑誌の特集の量から察すると、新しくファンになった方も多いのではないか、そういう方にこそ読んでいただいているのですよね。反省しております。

今日はWOWOWでの「パレーズ・エンド」再放送の最終回を見ました。
ベネディクト主演のBBC製作のドラマ・ミニ・シリーズです。
ネタバレが嫌ではない方は左のカテゴリーから色々ご覧ください。

こんなに既に書いてるのに、今日までわからなかったことがありました。

主人公の妻シルヴィアのコンパクト。繰り返し何度も出て来ました。


結婚式前夜に夫ではない恋人から贈られた因縁のお品

途中からは鏡にヒビまで入っているのにずっと使っていて、何度も画面に登場するのはなぜなんだろうと思っていました。私が今日ふと思ったのは、このヒビは夫婦間の亀裂の象徴。



シルヴィアが何度もこのヒビにゆがむ自分の顔をのぞく度に、見ている私の心もチクリとなった。一度シルヴィアは「あなたが好きじゃないから」と車からポイッと捨てたのに、クリストファーはわざわざそれを拾って来た。シルヴィアにとっては夫に自分が許された徴のような物だったのかもしれません。だけど、そこには絶対に直せないキズが、2人の関係のようについていました。皆さんもそう思いました?それとも、ヒビはシルヴィアの心だと思いました?


もうひとつ。
以前も書きましたが、書いても未だスッキリせず、日本語吹替えを見てもまだくすぶっていたシーン。

ここです

前のブログ記事では直訳(今ひとつピンとこない)

日本語吹替え
「シャワーの水をかけるようなことを言っている」の後、シルヴィアがクリストファーに「本気じゃないでしょ?まだほんの小娘じゃないの。・・・・・本気なのね。」と言って階段を降りてしまった。それを聞いた時に、こ、こんな単純な台詞ですむのだろうか?筋は滞りなく運ぶけれどシャワーの台詞どこ行った??と余計に頭をかかえてしまいました。

それで、すみません、ホントに勝手に、ただ自分が気が済むだけのために自分訳をしました。だ、だって、クリストファーで、シルヴィアで、文芸大作のストッパード(脚本)なんだから・・・(日本語版はとてもわかりやすく良く作ってあると思いました。)

V=ヴァレンタイン S=シルヴィア C=クリストファー

S: (to Valentine)What can you mean?
 (ヴァレンタインに)それってどういうこと?
 
 (to Christopher)Do you know what she means?
 (クリストファーに) あなたには何のこと言ってるかわかる?
 
C: Miss Wannop means "pulling the string of the shower bath."
 ワノップ嬢は「シャワーの水をかけてる」んだよ。
 
S: Oh. Christopher...
 Christopher, you can't mean it.
 Look at her!  Is she a Girl Guide or something?
 Perhaps you do mean it.
 まあ。クリストファー・・・
 クリストファー、そんなわけないでしょ。
 ご覧なさいよ。このガール・スカウトみたいな子にできる?
 きっとあなたがそうしてるのね。

つまり、今までずっとシルヴィアの行動を全て許して来たクリストファーが、彼女に向かって彼女の十八番のシャワーを浴びせたとシルヴィアは理解したのではないでしょうか。ヴァレンタインのような小娘に何を言われようが痒くもないが、良識の固まりの夫のこのひと言の重さを感じ、悟った。

これがわかるまで、私はいったい何度パレーズ・エンドを見たのだろう・・・
 



昨日、スター・トレック・イントゥー・ダークネスのシャワーシーンについて、監督が「裸が多過ぎるからベネディクトのはカットした」発言を聞いた時、「パレーズ・エンドは平等に主人公3人お風呂に入ったのに考えすぎじゃ?」と思った人は私だけでしょうか。