きのう、バービカンのステージドアでハムレット公演後に待っていたファン達にベネディクト・カンバーバッチが話したこと「(サインや写真)はできればやりたいけど毎日はできないよ」・・・これを読んで、私がステージドアを遠慮してしまう理由がわかってスッキリしました。
俳優さんの本業は演技で、その真剣勝負の前後にファンに会うってどういう気持ちなんだろ?と、「もしも会いたくない気分だったら申し訳ない」って思ってたんですね、私。でもいつがOKでいつがNGなんてわからないし、俳優さんもファンに会うのを楽しんでくれる時も多いだろうし、既に大勢集まってるのに私がいてもいなくても何も変わらないということも知っていて悶々とするので、ベネディクトさんのように表明してくれるのはありがたいことです。
さて、悶々としながらも憧れの俳優さんに一目会いたい!というのがファンというものです。バービカンの方はリア友も一緒だったし大勢のファンが出待ちというニュースを見ていたのであきらめましたが、ベン・ウィショーの「バッカイ」は1人で行くしチャンスないかな~と小さな希望を抱いていました。
劇場のアルメイダ・シアターに行ってみるとコンパクトなつくりで、ホワイエは広くはないけど、サンルームのような自然光が入るリラックスした雰囲気。客層は老若男女静かで知的な雰囲気の人が多く、落ち着いた空気にほっとしました。一番落ち着きないのは私ではなかろうかと思った時、茶髪で美人の東洋人の女の子が隣にいたので話しかけたら日本人ではなくて「ボストンから来た」とのことでした。1回目鑑賞の日は、スコットランドからロンドンに戻って来た日でもあり、無事に劇場に来れてお芝居を見ただけで大感激、パンフレット、脚本、ポスターを購入して帰りました。
2回目の時は、1回目の時は気持ちも時間も余裕がなくて忘れていたファンの必需品のひとつ「マジックペン」を途中のコーナーショップで購入。ペン1本が4ポンド(750円くらい)して、スルーしようかとも思ったんですが「この後文房具屋が見つかるとも限らないし、ここでケチってどうする!」と私の中のもうひとりの私に責められました。
この日は、この観劇が終わったらお泊まりしている家から別の友達の家に移る日で、終わってから11時頃に初めての家に行くの悪いな・・・と思ってたらなんと車で迎えに来てくれると・・・?!
ということで、劇が終わった後、私は劇場入り口で友人を待っていたのであります。
お客さんもだんだんはけて来て、やがて主に東洋人の若い女性客が残り、日本人が3、4人であと中国人と韓国人もヨーロッパ人もそれくらいずついるなあと分析してると、ペンテウス役のバーティーさんが出て来ました!ステージドアもなにも、お客さんと同じドアから出入りとは、ありがたや小劇場♫ Tシャツ姿は舞台で見るよりとてもスリムでした。ファンの方達とお話したり写真一緒に撮られたりして、その後すぐ横のカフェに入って行きました。
私はその様子を観察しながら(ドアがガラスなので外から見える)も相変わらず入り口で友達を待ってキョロキョロ・・・・と、ちょっと離れてやはり誰かを待っている金髪の人がいました。私が「この人、やはり俳優さんかしら、でも私は知らない人だな・・・」と思っていたら、日本人の方達が中から彼を発見して話しかけに行きましたので「やはり詳しい人にはわかる名の知れた人なのか」と。
そしてまた劇場を振り返ると、ついにウィショーさんが出て来ていたんです!
ファンの人達と和やかに話したり撮影していて、その様子が見える隙間もあるくらいの少人数、そして友人はまだ来ない・・・ここで話しかけねば一生の後悔、とこれを書いてもまだ心臓がバクバクして来ましたが、入り口から中に引き返してひとりの方が終わった時にウィショーさんの目の前に行きましたですよ。
足は進めたものの、生の輝きに目がくらみ、ただのモジモジ君と成り果てていた私を見て、ウィショーさんの方から「Hello...!」と声をかけてくだすって、もう何か言わなくては~~~!と
私「バッカイの原作本を読んで来ましたが、
日本語訳でしたが、
それと比べてあなたの演技の方がもっと表情が豊かでした・・・!」
BW「そうー」
私「私、明日はあなたのハムレット見にV&A行くんです」
BW「期待するようなものかどうかわからないけど」
私「私遠くから来ましたからこんなチャンスはめったにないんです」
BW「来てくれてありがとう」ニコニコ
私「サインをいただけますか?」
BW「いいよ」
と、ここで例のペンをお渡しし脚本にサインをもらった私は急に気が大きくなり(図々しくなり)握手までしてもらってヨロヨロと退場・・・・
また外に出てみると、友人が旦那さんと車から出て来て会えました。
再会の喜びと、「役者さんに会えた~」という喜びを友人と分かち合って、劇場を後にする時、さっきの金髪の人はまだそこにいて、目が合ったので私が思わずニッコリしたら彼もニッコリしてました。彼の待ち人はまだ来ないのかな、お先に失礼します・・・
その夜、友人宅のベッドで幸せにひたりながらツイッターを眺めていて驚いたことには、なんと私とお話中のウィショーさんの写真が?!
all photos by 美和子さん
その写真は私の相互フォローさんがリツイートしてくれたものだったんですが、私の着ていた服とバッグが写真に入っていたのでわかったのです。話している最中は、お顔を全身全霊かたむけて見ているだけで、彼の全身見てる余裕なんてなかったから、もうびっくり、こんなかわいく立っていたのか~~~とベッドでゴロンゴロンしていたのは言うまでもありません!
そして、金髪の待ち人さんの顔に急に思い当たり、ググって見たら、やはりウィショーさんの配偶者のマーク・ブラッドショーではないですか!私達ファンがいるから帰れないのにあんな笑顔を見せてくれるなんて、ファンの存在も私が心配していたほど迷惑に思われてないのだな、とちょっぴりほっとできました。
俳優さんの本業は演技で、その真剣勝負の前後にファンに会うってどういう気持ちなんだろ?と、「もしも会いたくない気分だったら申し訳ない」って思ってたんですね、私。でもいつがOKでいつがNGなんてわからないし、俳優さんもファンに会うのを楽しんでくれる時も多いだろうし、既に大勢集まってるのに私がいてもいなくても何も変わらないということも知っていて悶々とするので、ベネディクトさんのように表明してくれるのはありがたいことです。
さて、悶々としながらも憧れの俳優さんに一目会いたい!というのがファンというものです。バービカンの方はリア友も一緒だったし大勢のファンが出待ちというニュースを見ていたのであきらめましたが、ベン・ウィショーの「バッカイ」は1人で行くしチャンスないかな~と小さな希望を抱いていました。
劇場のアルメイダ・シアターに行ってみるとコンパクトなつくりで、ホワイエは広くはないけど、サンルームのような自然光が入るリラックスした雰囲気。客層は老若男女静かで知的な雰囲気の人が多く、落ち着いた空気にほっとしました。一番落ち着きないのは私ではなかろうかと思った時、茶髪で美人の東洋人の女の子が隣にいたので話しかけたら日本人ではなくて「ボストンから来た」とのことでした。1回目鑑賞の日は、スコットランドからロンドンに戻って来た日でもあり、無事に劇場に来れてお芝居を見ただけで大感激、パンフレット、脚本、ポスターを購入して帰りました。
2回目の時は、1回目の時は気持ちも時間も余裕がなくて忘れていたファンの必需品のひとつ「マジックペン」を途中のコーナーショップで購入。ペン1本が4ポンド(750円くらい)して、スルーしようかとも思ったんですが「この後文房具屋が見つかるとも限らないし、ここでケチってどうする!」と私の中のもうひとりの私に責められました。
この日は、この観劇が終わったらお泊まりしている家から別の友達の家に移る日で、終わってから11時頃に初めての家に行くの悪いな・・・と思ってたらなんと車で迎えに来てくれると・・・?!
ということで、劇が終わった後、私は劇場入り口で友人を待っていたのであります。
お客さんもだんだんはけて来て、やがて主に東洋人の若い女性客が残り、日本人が3、4人であと中国人と韓国人もヨーロッパ人もそれくらいずついるなあと分析してると、ペンテウス役のバーティーさんが出て来ました!ステージドアもなにも、お客さんと同じドアから出入りとは、ありがたや小劇場♫ Tシャツ姿は舞台で見るよりとてもスリムでした。ファンの方達とお話したり写真一緒に撮られたりして、その後すぐ横のカフェに入って行きました。
私はその様子を観察しながら(ドアがガラスなので外から見える)も相変わらず入り口で友達を待ってキョロキョロ・・・・と、ちょっと離れてやはり誰かを待っている金髪の人がいました。私が「この人、やはり俳優さんかしら、でも私は知らない人だな・・・」と思っていたら、日本人の方達が中から彼を発見して話しかけに行きましたので「やはり詳しい人にはわかる名の知れた人なのか」と。
そしてまた劇場を振り返ると、ついにウィショーさんが出て来ていたんです!
ファンの人達と和やかに話したり撮影していて、その様子が見える隙間もあるくらいの少人数、そして友人はまだ来ない・・・ここで話しかけねば一生の後悔、とこれを書いてもまだ心臓がバクバクして来ましたが、入り口から中に引き返してひとりの方が終わった時にウィショーさんの目の前に行きましたですよ。
足は進めたものの、生の輝きに目がくらみ、ただのモジモジ君と成り果てていた私を見て、ウィショーさんの方から「Hello...!」と声をかけてくだすって、もう何か言わなくては~~~!と
私「バッカイの原作本を読んで来ましたが、
日本語訳でしたが、
それと比べてあなたの演技の方がもっと表情が豊かでした・・・!」
BW「そうー」
私「私、明日はあなたのハムレット見にV&A行くんです」
BW「期待するようなものかどうかわからないけど」
私「私遠くから来ましたからこんなチャンスはめったにないんです」
BW「来てくれてありがとう」ニコニコ
私「サインをいただけますか?」
BW「いいよ」
と、ここで例のペンをお渡しし脚本にサインをもらった私は急に気が大きくなり(図々しくなり)握手までしてもらってヨロヨロと退場・・・・
また外に出てみると、友人が旦那さんと車から出て来て会えました。
再会の喜びと、「役者さんに会えた~」という喜びを友人と分かち合って、劇場を後にする時、さっきの金髪の人はまだそこにいて、目が合ったので私が思わずニッコリしたら彼もニッコリしてました。彼の待ち人はまだ来ないのかな、お先に失礼します・・・
その夜、友人宅のベッドで幸せにひたりながらツイッターを眺めていて驚いたことには、なんと私とお話中のウィショーさんの写真が?!
all photos by 美和子さん
その写真は私の相互フォローさんがリツイートしてくれたものだったんですが、私の着ていた服とバッグが写真に入っていたのでわかったのです。話している最中は、お顔を全身全霊かたむけて見ているだけで、彼の全身見てる余裕なんてなかったから、もうびっくり、こんなかわいく立っていたのか~~~とベッドでゴロンゴロンしていたのは言うまでもありません!
そして、金髪の待ち人さんの顔に急に思い当たり、ググって見たら、やはりウィショーさんの配偶者のマーク・ブラッドショーではないですか!私達ファンがいるから帰れないのにあんな笑顔を見せてくれるなんて、ファンの存在も私が心配していたほど迷惑に思われてないのだな、とちょっぴりほっとできました。