Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

ブレイディみかこ「僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー」

2023-06-30 10:31:49 | イギリス

医療上コロナはインフルと同じ等級の扱いになりマスクや消毒は義務ではなくなり、同時に何となくコロナそのものがなくなったように思ってる人も増えました。私もイギリスでマスクなし生活を1週間送って来て感染もしなかったし、もう特に対策しなくてもいいんでは?・・・と思っていたところに、

「作家のブレイディみかこさんが3度目のコロナ感染の後、プチ認知症になり日常にも仕事にも困る」ということをご自身の記事を読んで知り、やはり、できれば感染したくないものだ!と心を改めました。

これをきっかけに彼女のベストセラー「僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を読んでみました。検索してみて、「2」という続編もあることがわかり2冊続けて。

内容は1990年代から在英で保育士、執筆業をされている彼女の息子さんの学校生活を通したイギリスの日常、家庭やご近所、学校のことから見えてくる世論や階級社会のことイギリスの政治による庶民の生活の変化など多岐にわたっています。

2001~07年にイギリスに住んでいた私が見て興味深かったのは、その後あっという間に15年くらいが過ぎ、その間に政権が変わり、政府による福祉や教育の政策が変わり、国民の生活にも大変な変化があるということでした。

イギリスでは選挙によって政権もよく変わるし、ブレグジットも国民投票で決まったし、政治は国民の暮らしに影響があるものと日本に比べてずっと社会が思っているような気がします。日本だと政治は自分には関係ないもの、誰が政治をしても何も変わらないもの、と思ってる人が多いから選挙への関心も低いんだと思います。まこれは本には書いてない私の感想です。

それから、みかこさんが作家である職業柄もあるでしょうけど、息子さんの学校生活に大変関心を持って会話したり体験して得ているものがとても多く、子供を育てた経験者としては、もっと私も子供の学校に興味を持って今時の日本の教育がやっていることを知ったら良かったのかなと思いました。

日本でも子供の教科書に「メディア・リテラシー」という単語が太字であるのを発見したのに、こういうことを学校で教えてる割には私がテレビに怒ってると「そんなふうにニュース見て文句言うのはうちのママだけだよ」と娘に言われたので学校は何を子供に教えてるんだよ!と私が日本の学校を信用してなかったのがいけないんですけど。

小中学校は公立だったのでそんな調子でしたが、高校はちょっと国際的な私立だったので家計は火の車でしたが、イマドキの概念を習って海外に進学できるようなリサーチやプレゼンを2年間教わり高校3年から海外の学校に通えたので、もっと学校で習っていることを聞いておけば私の錆びた頭も活性化されたであろう・・・

と今頃思っても、そういう関心ごとがあるなしからして人間の素養とは出来とはこうも違うのだなあ、と2冊の本を読んで感じました。みかこ氏がモリッシーのファンでイギリスに行ったらしいことを知り、(そのモリッシーはスパークスのファン)親近感も感じましたが、文章力で作家となられている有能な方に比べ、ただファンガール道を続けている私は何?でも人間したいこと、できることしかできないしなあ、とじっと手を見る。

 


銀座三越ラデュレ

2023-06-26 22:52:54 | たべもの

たまの贅沢として、とっておきの場所としてお気に入りだったラデュレ銀座三越店が閉店になるとのことで、ではその前にもう1度!と行って来ました。メニューは「抹茶アフタヌーンティー」です。

この食器類がまずかわいくて特別な気持ちになれる

3段トレーが来ましたよ おリボンかわいい

ややアップ

上が有名なマカロン、2段目はセイボリータルトやエクレア

下段のケーキ

生クリームが本当に生クリームで、抹茶クリーム入りのミニシュークリームにたっぷり乗ってます

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下段には、実はもう一つ別の種類の抹茶ケーキが載っていたのですが、(2名分の載った3段トレーに)一つずつしかないので後で持って来てくれるのだろうと、とりあえず各自1個ずつ食べて待っていたのですが

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これ以降、何も来ませんでした!?

「何も」と言うのは、もしやここには乗ってないけどアフタヌーンティーにつきものの「サンドイッチ」とか「スコーン」とか「下段のケーキのもう1個ずつ」が運ばれてくるのではないかと密かに楽しみにしていたのです。それが、お茶でさえ最初のポットが飲み終わったら別のお茶を頼めるのかと思ってたところ、追加料金がかかると言うことが判明・・・

結局、そうだ支払い計算書は、来ました!

ちょっとー、足りない感で心が満たされてしまいました。

前に通常のアフタヌーンティーを食べた時は、サンドイッチもついててしかもどこのアフタヌーンティーよりもお美味しかったんです!!!それに大きいケーキはガラスのウインドウの中から好きなものをひとつ選べたんですよ。今回は「抹茶」とつくメニューなのでそれがすでに選ばれていたのは納得できるけれど、2種類食べれないで選ばなくてはならないことを説明されてないし、期待値に達してない感が狭い心からはみ出して来た。

さらに言わせていただければ、ロンドン・リッツ・ホテルでは、3段トレー以外にもワゴンでさらにケーキが回って来るのに!はい、私はロンドンに行ったのでもリッツに行ったのでもないことは重々承知しております。でも新宿のパークハイアットだってワゴン来るよ!銀座四丁目交差点なのに西新宿に負けていいのか?!

と言うわけでお味の方は美味しかったけれど、量の方では1度にたくさん食べられない私でも不満な結果となりました。こんなアフタヌーンティーは生まれて初めて。

 


グラントンベリーのケイト・ブランシェット

2023-06-26 11:11:49 | スパークス

前回、精神的にしんどい状態は絵に表れるものなのか話からなったのですが、今回のスケッチを仕上げてみて、しんどさが抜けた状態はやっぱり絵に出るかも、と思いました。

と言うのは気のせいかも知れませんが、このケイト・ブランシェットは、イギリスの音楽フェスでも老舗にて大規模なグラストンベリーにて、スパークスのステージで共演した時のステージ袖で自分の出番が終わった後ライブを見つめる姿です。彼女自身も、そのライブは全英にBBCiPlayerで生配信された直後ですので緊張が溶けたこともあるでしょうが、オスカー俳優の美女であると同時に目がハートになってる我々ファンガールと同じ表情が浮かんでいました。

数ヶ月前に発表されて話題となっていたスタジオ録画のPVと同じ衣装で(メガネはライブでグリーンになってる!)ステージで踊ったケイトの存在感はビデオよりさらに大きくインパクトがありましたが、ヒーロー姿よりもファンの顔のこのケイトを描きたい!と言う気持ちで描いた絵。

色々プラスするよりも、マイナスして絵を描きたいなと思ってた昨今の私の心情にもぴったりだったので、スカスカした抜け感を出せた気がします。でも美女感はキープして、ときめく乙女心を顔と手の表情に込めました。

と言うことが通じたのか(?)@ではスパークさん公式には送ってないのにハッシュタグだけで見つけてくれたみたいでリポストしてくれました。偶然かも知れないけど感動・・・

 


イラスト更新

2023-06-23 20:49:35 | スパークス

実はイギリスから帰って来た頃にちょっとショックなことがありまして、その感覚を感じたくないが故にイラストを描くのに逃避していました。このように書けるほどにはだいぶ精神的痛手から回復しました。どういう心境で描いたか絵から滲み出るものかはまだ判断できませんが、記録。

こちらはロイヤル・アルバート・ホール2日目の集合写真です。私も写り込んでいますがそれはさておき、ツアーバンドのみんなもしっかり入ってて可愛いので描きました。どの会場でも必ずこの写真撮るけど、バンドは入ったり入らなかったりなんです。左から2番目のEli Pearl、頭に被ってるのタオルみたいなんですけど、ギター&バックヴォーカルの人なんですけど、お茶目なんで彼を特に描きたかったんですね。そしたら彼がInstagramでストーリーにリポストしてくれたんです!よかった、愛が届いた。

こちらはパリの駅に設置された誰でもピアノで演奏するロンとラッセルのラフスケッチ。

上のと同じ集合写真(場所はユトレヒト)で悪ノリしてた3人です。わけがわかりませんね・・・

私のスマホステージ写真から1枚。WOWの時の振付。自由自在に動き回っているようで、基本の振付は決まってるラッセルです。

下はベルギー/ブリュッセルの名物ワッフルとチョコレートを各自フィーチャーした写真をアップしてくれたのが可愛いので2枚をまとめて描いてみました。

巨大なワッフルがシュールに見えたので「シュルレアリズム」と言うクレジットがすぐに頭に浮かびましたが、同じく巨大なチョコレートを見せているラッセルはなぜかシュールでも何でもない。笑っちゃうような「〜〜イズム」で対抗したいなと思ってこの言葉が浮かびました。実はミニマリズムと反対語を造語したつもりでしたがちゃんと存在する言葉でした。しかもラッセルにピッタリ・・・と自分では思っています。

絵はここまでで、もう追い詰められたように描かなくてもいいと思うようになりました。

 


ロイホで英国

2023-06-21 18:01:49 | イギリス

ロイヤルホストが英国フェアをすると言うので、早速行ってみました!

夕飯に選んだので「英国風PUB小皿」と言うちょっと首を傾げるネーミングのセットを。2893yen(税込)でしたが2838yenの店舗が多いそうで、都心の値段は家賃が上乗せされているのだろうか?ま大差はないです。

中身は時計回りに「コロネーション・チキン・サラダ」「フィッシュ&チップス」「コーニッシュ・パスティ」「シェパーズパイ」「ベイグドビーンズ」。とパブメニューぽいセレクトを少しずつ食べたい人向けですね。ビーンズがインド料理のような小皿に乗って出てくるのが日本アレンジらしい心遣い。イギリスだったら他の料理と仕切りなしで出てくるからソースがパイにもかかっちゃう。しかしこのビーンズは見ての通りソースが固まるくらい保温機に保管されていたようでソースは流れません。味には影響なしですが食感は変わります。

その他率直な感想は、シェパーズパイが本場のさながら味があまりしなかったこと・・・だけどイギリスならば塩コショウなどの調味料はテーブルに乗ってるので好みでかけられるところロイホにはなし。塩コショウくらいは頼めば持ってきてもらえるかも知れないけど私はそのままいただきました。なぜなら先に味の濃いものを食べてしまうと他のお料理の味がわからなくなるからです。それからパスティのクラストがパイやペイストリーのような薄い層になってるのが繊細でした。これがショートクラストと呼ばれるタルト生地みたいにみっしり身の詰まった生地ですとなかなか食べ応えあり重くて他のもの食べられなくなります。

ロイホアレンジされているとのことですが、全体には現地に近いものができていると思います。ただ量が量で今完食して2時間ほど経過しましたが、まだ苦しいです。食べ過ぎ注意。お持ち帰りできるらしいので。

先日マンチェスターで食べたイングリッシュ・ブレックファストを貼っておきます。ビーンズのとろみのご参考に...

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