Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

オンラインツアー:リッチモンド

2020-10-31 10:03:00 | イギリス


コロナ第2波到来で海外がまた遠のいてしまいました。再開の日まで感染せずに、飛行機乗って時差に耐える体力温存が使命となりました(1度感染すると回復しても後遺症で仕事もできなくなる例が報告されています)。

・・・・・なんですけど、

事業打撃も大きいであろう旅行代理店のH.I.S.さんが、オンラインのツアーを販売、そこにイギリス各所もありますので、ものは試しに参加してみました!

【ライブ中継★ロンドンブラ散歩 第2弾】
キューガーデン・グリニッジ・リッチモンド・ウィンザーの4つのコースをライブ散策


この「リッチモンド」です!参加費£5(\710)!

ツアーに参加するにはzoomを使いますので、リモートワークに縁のない私もzoomデビューもできました。

参加の手順は、申し込み&支払いをすると、メールでzoomの会議室IDやパスが送られてきます。実施10分前にzoomのウィンドウにそれを入力して入室すると、ライブでリッチモンドの駅前に行けます。

参加者は自分の顔は出しませんが、チャットでコメントや質問ができるのと、それがライブ=日本時間20:00英国時間11:00というのがテレビの紀行番組とは違うところ。

音声はナビゲーターの方とH.I.S.スタッフさんのやりとりを参加者が聴くようになっていて、時折電波が不安定な時もありますが、97%はちゃんとつながっています。

ロンドン郊外の街リッチモンドの駅前のハイストリートから、公園やテムズ川沿いの散歩道を通って丘に登り、絵画のようなイングランドの遠景を臨みました。途中、スーパー、ジェラート屋さん、フィッシュ&チップス、チャリティショップについても触れながら、特にナビゲーターさんが詳しいパブ情報が楽しかったです。「リッチモンドパブ巡り」!

今回は、私も近所に住んでいたのでよく知っているリッチモンドでしたので懐かしさ満載でした。その昔、偶然閉じ込められた「満ち潮になると川に沈んで出られなくなるパブ」も紹介されていたし、子供がまだベビーカーに乗ってた頃に義理の両親がロンドンに来て一緒に行った川沿いの遊歩道もまだ当時のままで、イギリスもここ最近は街がどんどん変わっている中、店舗の入れ替わりはあれども基本同じ姿でいてくれる住民の街に安心しました。

この企画は後1回、11/6のウィンザー城下町が残っています!




WHAT I LOVE

2020-10-29 23:52:00 | ベン・ウィショー
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舞台監督(Theatre Director)のイアン・リクソンがベン・ウィショーに話を聞くポッドキャストが公開されました。ふたりは2013年にMOJOで一緒に仕事をしています。この音源は今年の7月に録音されました。

11/2追記:この企画はロックダウン中閉鎖されて無人の劇場にて、イアンさんが仕事で知り合ったアーティストたちにお気に入りのアート作品を通して自身を語ってもらうというもの。

「Song」「Film」「Writing」について聞くというシリーズだとのことですが、「俳優には俳優の話」を、ということでJhon CassavetesとGene Rowlandsという私の知らないアメリカの俳優カップルの話をしてました。

11/2追記:上記は「Film」として「ラブ・ストリームズ」ですね。ジーナ・ローランズの演技が、妻役として現実の夫と出演ということもあり演技ではなくリアルすぎると絶賛してますが、それはそのままウィショーさんの目指している演技なのだなーと思えました。ウィショさん短編でアバンギャルドな作品に出てる時はそういう憑依したかのような演技ですもの。。。

ウィショーさんがNYCの本屋で見つけたジョイ・ウィリアムズという作家の話へと続き、何がなんだかよくわかりません(苦笑)。

まだ聴き終わってないので、とにかくここに置いて寝るとします。また続きをいつでも聞けるよう。。。

11/2追記:「Writing」のジョイ・ウィリアムズ、コメントでhedgehogさんが検索してくださって日本語訳が出てることがわかりました。(しかし絶版、古本を狙うしかない!)ウィショーさんが言うことには、とてもヘンテコな短編を得意とする作家で、「Changeling」に収められた「ショーント」を例に、前述の監督&俳優であるカサバティが常に人間にクローズアップするのに反してジョイは、亡くなった息子が執着した教会に集まる彼らにしか見えない動物たちに焦点を当ててイノセンス、喪失、悲しみ、果ては人間の不在による神の存在を匂わせる独特の手法に感動なのだそうです。

イアンさんもジョイをご存知で何やら難しい単語で語ってましたがフンフンと相槌打ってたウィショさんもエニグマだよね、と言われたら「それな」と反応、夢のようなミステリーのような謎に誘い込まれるのだそうで!(読んでみたくなりますね?!)

フレーズが頭に引っかかって後で思い起こさせられる詩のような作風ということで、ウィショさん朗読もしてくれます。(その時、イアンさんに「明るさ大丈夫?」と聞かれるということは、薄暗いステージで膝を突き合わせて語ってるのかな・・・と)

短編「ショーント」の朗読に続き・・・

「もしジョイ・ウィリアムズが『ショーント』に音楽をつけてもらえるなら『PJハーヴィー』の『ガーデン』がいいと言うと思うんだよね」とイアンさん。「魔法、危うさ、ミステリアスさがぴったりだから。随分前になるけど彼女はこの本を僕に薦めてきたし、どうしてもどうしてもベン・ウィショーに会いたいと言ってきた。それで僕の使命はベンを彼女のアパートまでお届けすることになって。僕は森の妖精の招集係とでもいうのか。だってベンとポリー(PJハーヴィーのこと)が並んでてごらん、とても繊細だけど強くて同類の生き物じゃないか。」

ウィショーさんも「僕も彼女に会う前からそう思ってたし、自分たちでもそれを笑った。僕には双子の兄弟がいるけど、また別の双子だね、って。」


まだ続きがあるので別の記事にします^^;

クイーンズ・ギャンビット

2020-10-27 08:59:00 | その他の映画・ドラマ・舞台


Netflixで10/23に全世界で同時に配信がスタートした「クイーンズ・ギャンビット」全7エピを昨夜見終わりました。よく眠れました!

タイトルはチェスのオープニングの戦術の名前で、男社会のチェス界(少なくても60年代には。現在では?)で勝ち抜く主人公ベスの女王っぷりも匂わせます。

理系の研究者だったシングルマザーの孤児がチェスの天才としてのし上がっていく過程を美しいファッションフォトのような映像で堪能できます。ベスのファッション、孤児院のダサルックもパリのドレスもかわいい!そしてヴィシュアルだけでなくおもしろい!目と心の栄養です。

一匹狼の孤児が世界チャンピョンを目指す、って物語の古典でこれまではヒーローものだったのがヒロインというのが現代的ですが、原作小説は1983年に発表されています。

アーニャは映画「EMMA」に続き主役で大きな黒い瞳がちょっとダコタ・ブルー・リチャーズに似ていますが、このふたり、体型もちょっと似てて全身の印象はスラリとしてるんですけど上半身がどこかモッサリしてるんですよね。でも目力が超強力で魅力的なことには変わりありません^^

トーマス・ブロディ・サングスターも童顔なのに髭面でチャラいファッションで登場して新しい境地だな〜と思ったら彼も30歳。でも本作の黒いシャツ姿見ると少年体型のままで、同世代の子役出身ニコラス・ホルトとともに魅力を温存してくれていて、本作では若くして成功したチョイ悪めな天才のいい味を出しています。



主役ベスは母の頭脳を引き継いだか頭がキレる子ながら、寡黙で、話す相手には話すけどそれがちっとも媚びてないのがいいです。ただ配信当日は間に合わなかったのか日本語字幕版がなくて吹き替え版で見たのですが、日本語の話し方がぎこちなさすぎ、数日後に字幕版ができててほっとしました。

他の登場人物たちも、男社会の紅一点に注目しつつも彼女に敬意を払っているのが実に気持ち良いです。それだけに父親たち(複数なんですよ)の冷たい存在が痛い。そしてあの時代の一般の女性たちが、孤児のベスより幸せそうに見えて実はそうでもないのは21世紀ドラマの脚色かもしれません。

ドラマの表現方法がとても良くて、ベスの心情が一切言葉で説明されず、彼女の視点での世界を見る人が体験するようにできてます。しかもベスはものすごく淡々としていて感情をあまり出さないキャラ。ポスターのチェスボードにアルコールと薬も乗っかってますが、依存症になっても主観的に過剰に演出されずそこだけは客観的に彼女が何をしてるかだけ見れるようになっているのも良かったです。



谷中の英国ハウス2

2020-10-25 17:04:00 | 近況


我が家から徒歩圏内にもうひとつ本格的な英国の家があると知って、少し遠出の散歩をしました。

実はこちらの建物はCha Tea紅茶教室という本格的なスクールでした。ウェブサイトをのぞくとビジターレッスンというクラスもあります。どんなところなのかお試しできていいシステムですね。今回は休日にお天気が良かったので突発的に行ってみましたが、コロナが一段落したら1度お勉強にも参加してみたいものです。



「英国の間取り」という本を読んで以来、家に関心が芽生えてこうして散歩すると、住宅街なのでキョロキョロ家の造りに注目するようになりました。すると意外なことに、東京の下町で古い家も比較的残存するエリアなんですが、洋風建築もけっこう多いんです。

私は家を所有することにあまり関心がないので、イギリス大好きでも自分好みの家は考えたこともなく、むしろ日本なら古い日本の家が好きなんですが、ふと思い出したら、私の夫は数年前に企業を辞めてしまい、現在フリーランス大工をやっています。そして雇い主はイギリス人が多いです。技術的にはイギリスの建材を揃えて建てることは可能かもしれない・・・天使が舞い降りて土地とお金さえ提供してくれたらば。せめて宝くじでも買いに行きましょうか。でも家を建てられるお金があったらイギリスの田舎に引っ越したいなと方向がまたずれていくのでした。







iHerbでヘルシーおやつ体験

2020-10-23 22:48:00 | たべもの


化粧品、バス用品、石鹸などを買い物してたアメリカのヘルシーオンラインショップ「iHerb」が、なぜか私のINSTAGRAMアカウントに広告を投下してきました。

まんまと購買意欲を刺激されて即ポチったのが、こちらのウサちゃんビスケットとクラッカーです。こんなにかわいいのにオーガニックだなんて、逆らえない!

2,100yenくらいで送料無料になるので、

-紅茶(アールグレイ、レディグレイ、イングリッシュブレックファスト、アイリッシュブレックファストのset)、
-ティーストレイナー、
-ソルティキャラメルダークチョコ、
-「オメガ3フィッシュオイルタブレット」100粒入りも。(写真忘れました)

全部でも2,500yen以下。



チョコレートは、アメリカ/コロラド製ですけどキャラメルもケーンシュガーなどを使ったオーガニックで、塩はシーソルト、ベルギーチョコを原料に使いカカオはレインフォレスト・アライアンス認定農場の製品です。

オーガニック製品は人体にも地球にもいいと知ってはいても、値段もその手間に見合う高めなのだけが難点ですが、その点iHerbはありがたい存在です。

同じくアメリカの食品でも、近所のスーパーで売ってるカリフォルニアから来た「ぶどう」は、私の好きな種なしで皮ごと食べられる嬉しい種ですが、アメリカの普通の農産物は遺伝子組み換えや成長ホルモン剤使用が心配なので買いません。遺伝子組み換えが許されてないオーストラリアのぶどうは買うんですが。でもここ日本でシャインマスカットほど上玉でなくていいので皮ごと食べる種を生産してくれたらベストなんですけど。