Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

お絵描きに取り憑かれた月間

2022-09-24 12:54:36 | スパークス

今月、気がついたら絵を描いてたので、生きてる記録を残すことにしました。

理由はSparkstemberというイベントのせいで、9月(September)の毎日、1日ひとつのテーマでスパークスについてSNSで語って楽しもうというファン発起で去年からやってるようなのです。

お題は26日まではアルバムが年代順に。その後は映画「スパークス・ブラザーズ」とか、好きな曲や時期とかになるのですが、

後半になった頃気がつきました。その活動50年、半世紀に及ぶので1か月で辿り楽しむって、行脚に近い。

始まった時は、私はただ眺めて楽しむつもりだったのですが、3、4日目あたりに大好きな曲がたくさん入ってるアルバムになったら頭の中で熟成していた萌えを私も叫びたくなり、絵にしたくなったのです。

その絵・・・メモ帳に筆ペンでいきなり

PROPAGANDA

絵だけでなく写真や音、動画、文章なんで表現してもいいので、やってみたのですけど上手く表現できず、

もう1発落書きを・・・PVでの映像を3つマンガにして、最後のは歌詞カードにも載ってない歌詞「象の訓練士」が聞き取れ、それを。

INTRODUCING

この辺から楽しくなって来て、描こうという意志が芽生えたところに大好きな

NO.1 IN HEAVEN

右上の鳩は、ツイッターに出したのでTwitterのアイコン。インスタグラムではリアル友や夫の家族、娘のボーイフレンドとも繋がっているのでやりにくいんですよぅ〜アカウントを別に取るのも面倒だし。

ちょっと西洋画っぽいものからもっと気が抜けたものが描きたくなって

TERMINAL JIVE

上はハンサムなラッセルが描けたのにその次は失敗した

WHOMP THAT SUCKER

次は兄弟での結婚写真が有名なアルバムジャケットなんだけど、このアルバムの「シャーロック・ホームズ」って曲がアメリカ人であるスパークスが『イギリス人の象徴であるシャーロック・ホームズの真似はできても、なれない』って歌ってるのが私の体験にも重なり心にしみるので、仮装したジャケット写真に仮装をさせました。

ANGST IN MY PANTS

ちょっと筆ペン離れてみたくてSARASA購入

IN OUTER SPACE

上、自分では気に入ってたけど、あんまり受けなかったので、めげずに楽しいの行こうっと次

PULLING RABBITS OUT OF A HAT

次はPV制作に予算出してもらえないからとイギリスのテレビに出演した時に紙でテレビ枠作って歌ったところ

MUSIC THAT YOU CAN DANCE TO

かっこいいのにしたかったが失敗したのが次。

INTERIOR DESIGN

かっこいい方向性は無理なのかな・・・と少しかわいい路線に戻した

WHEN DO I GET TO SING "MY WAY"

カッコかわいい路線が好きだし得意なのかもと思い始めて次

BALLS

こういう感じが自分では好み

LIL' BEETHOVEN

牛キャラのWinneyとその作者に敬意を払って

大好きなウサギまみれのアートワークが好きすぎる

HELLO YOUNG LOVERS

この絵を描いた日、バイト先の別のバイト人が絵描きさんなので「私も最近絵を描いてるんですよー」と話したら「ていねいに描く」とのお言葉をいただいた結果。そう、私も他人の絵で好きなのは、その作風や画力がどうであれ「ていねいに描かれた絵」。

ていねいに目覚めたところに、かねてからずっと描きたかった「光に透けるまつ毛」が写ったジャケットの日が来た! SARASAの細いペンも買っちゃったもんね。

EXOTIC CREATURES OF THE DEEP

まつ毛描けて満足。

次は、スウェーデンのラジオドラマミュージカルという、なんじゃそれ?なアルバム。でも歌詞をネットで和訳しつつ聞いたら難解なことなく面白かった。芸術vs商業、欧州vs米国がテーマ。

THE SEDUCTION OF INGMER BERGMAN

よく見たら書き文字が間違ってて恥ずい。

さてめちゃくちゃカッコイイ、フランツ・フェルデナンドとのコラボアルバムのためには、なんかカッコイイ絵が描きたい・・・だがあんまし得意じゃなかったし・・・と一応悩んだところにふと目に入ったのがフレンチ・ヌーベルバーグなモノクロ写真。おお!こういうシャープな世界好きだ。

FFS

ちっともフレンチじゃないが、自分で気に入ったからヨシ。

・・・・・あと1週間あるSparkstemberにどんな絵を何枚描けるのかは自分でもわからない。

 

 

 

 


イーディ、83歳 はじめての山登り

2022-09-13 17:38:17 | その他の映画・ドラマ・舞台

オリジナルの「主任警部モース」を演じた故ジョン・ソーの奥様であるシーラ・ハンコックが主演、という切口で知ったこの映画、内容をてんこ盛りにした邦題にもひかれて見てみました。

私の20代後半くらいからのモットー「やらないで後悔したくない」にも重なるので勇敢なおばあちゃんになるための教えを乞うつもりだったのですが・・・

3人目の女性首相のいるイギリスでも、今80歳の若かった頃には亭主関白も存在して、妻として母としての義務に生きた女性もいたのだな・・・とまずちょっぴりガッカリ。

とは言え、イーディは日本で想像するような「芯の強い女性」ではなく「言動も強い口の減らない婆さん」だったのです^^;

イーディのチャーミングなところは、不健康なあのイングリッシュ・ブレックファストが好きで、家でベーコンを焼いていたら娘が来てそれを戸棚に隠すところ(笑)でも見つかって即ゴミ箱に捨てられてしまうんですが。ちょっとそれにもびっくり・・・いくらなんでもベーコン自体があんなに悪者扱いされてるなんて・・・

少女時代は活発でパパとキャンプなどを楽しんでいたイーディが結婚したのは、旅行を無駄遣いとするケチな男で、しかも血栓で歩行も会話もできなくなって30年も世話をする羽目になってしまったのです。

そんな、施設に任せるにはお金も必要だろうし、昔の人の道徳観で妻が世話をすべきという考えだったのでしょうけど、まあそんな苦行を確かによく頑張りました。

で夫の死後、娘に老人ホームに入るよう促されて既に墓場に入れられるような気になり、荷物の整理中に見つけた昔の絵葉書を見て、やり残した事を思い出しスコットランドはハイランドに出発したのでした。

しかしね、今のご時世、介護付き集合住宅とかもあって、それだといざ何かあったら介護士が常駐しているので安心だけれど普段は全く一人暮らしのマンションと同じ、ってのもあるのでそういう所に住めば良いんじゃ・・・とも思ったんですけど、値段もマンションよりは高い上に、やはり高齢者限定住宅、ってところで墓場感は一掃できないかもしれないですね。

まあ体育会系女子だっただけに、昔の夢を叶えたいってところでいきなりハイランド登山ですか?!って高ハードルなところが映画にもなるわけですね。

数多くのスポーツを生み出したイギリスだけあって、ハイランドに行けばハイキングにボート漕ぎやテント張り、火おこしに飯盒炊飯がついてきて、それに必要なアウトドアな服、靴、バックパックなど色々必要というのが興味深かった。

イーディが昔使っていたオールドスクール系のキャンプ用品はロマンがありますが、マイクロファイバーに比べて践祚いう映画に出てきそうなキャンバス地は重くて担いで山を登るものじゃないですね。

私は10代の時に不健康なUKロックに染まったせいで「体育は嫌いだ」人間になったので、肉体スキルが必要なことでやり残すことはないと思っていたのですが、つい先日、スパークス出演のせいで20年ぶりのオールナイト音楽フェスというものに行った時には、ちょっぴりイーディみたいだったかも知れません。

フェスから4日間スパークスイベントをやり抜いた時には「やり切った」と思ったと同時に、人生って何があるかわからないので、これからも更なる試練を神様が用意してくれてるかも知れないと思いました。

ということは、やはりいつも心にイーディを、ということで自分には縁がないだろうなんて思わないようにします!

アマプラで配信中


反発

2022-09-07 21:59:17 | その他の映画・ドラマ・舞台

1965年のカトリーヌ・ドゥヌーブの出ている映画を見ました。実は最近、髪が伸びてセミロングになったため、ちょっとレトロな60年代風ファッションに凝っており、そのお手本がカトリーヌ・ドゥヌーブなので見る気になったのです。

しかも舞台がロンドンで、彼女はポーランド人の役ですが全編英語です。60年代のロンドンも見たかったですし。

ところがそんな邪な動機は、サイコ・ホラーという本作にすぐに裏切られます。

設定は、主人公のキャロルは姉と二人暮らしで、姉が妻帯者と付き合いだして毎晩その男が泊まりに来るため姉の喘ぎ声やその男の髭剃りや歯ブラシが気持ち悪くて仕方がありません。でもキャロルは気が小さいので「私の問題よ、関係ないでしょ」という姉に逆らえないのです。

キャロルは内に篭る性格のため、その悩みを人に言えず精神が壊れて行き、しかもとびきり美人なので男に言い寄られ、妄想と現実に苦しめられ殺人を犯してしまうという、暗〜〜〜〜〜いストーリー。

これ、現実だったら、キャロルには相談に乗ってくれそうな同僚もいたし、職場で様子のおかしいキャロルを叱るどころか心配してくれる経営者の女性もいたので、なんとか乗り切れないこともなかったのでは・・・と思うのですが、

この映画はどうしてもカトリーヌ・ドゥヌーブの美しさ、それに心を奪われる男は当然、そしてその美女は誰の男にもならず乙女のまま自己破壊して欲しい・・・という勝手な男の理想&妄想を映像化したのではないか、と私には思えました。

この時実はカトリーヌ・ドゥヌーブはまだ22歳でロジェ・ヴァディムとの子供を産んでおり、そんな現実は置いといて、美女の存在はかくあるべきというパワーを男性映画人に与えたドゥヌーブすごいなと納得しながら彼女のドアップ、(映画館であの目をスクリーンいっぱいに映したいと思ったのでしょうね、そうでしょうとも)手先、フラットの中を歩き回る素足を堪能いたしました。


巣鴨 四の市

2022-09-04 19:55:34 | 近況

おばあちゃんの原宿として有名な、巣鴨「とげぬき地蔵尊通り」では毎月4日、14日、24日に「四の市」が開催されています。商店街が霞むほどの露店が出ているので、のぞいてきました。

まず露店の前に、商店街入り口で最近映画でよく耳にする「ELVIS」の看板に目が釘付けに!

昔からやってる感を300%発信していて、きっと客層もリアルタイムでプレスリーにきゃーきゃーしてた女性なのでは、と興奮してしまいました。

今日は仕事帰りなのでここでELVISワールドにハマったら露店も帰っちゃうと心を鬼にして素通り。

商店街の方は、「赤い肌着」や「シルク」の店、変わったところでは「ズボン」の店などもしかして母へのプレゼントが見つかるのでは・・・とチラリと入店してみましたが、やはり慣れない物はじっくり見る時間が必要、とこれも断念。

市の出る日しか見れない露店に集中しました。

意外に多いのは屋台のお好み焼きとか林檎飴。あ、そうだ、もともとが地蔵尊の縁日の延長なのでした。まだまだ暑いのに屋外でお好み焼き焼くの大変ですね・・・側を通るだけで暑さにグッタリ。

食べ物の屋台から少し進むと、いわゆるフリマ的な「手作り品の店」「古着と雑貨の店」「輸入のアクセサリーの店」などが出現、商品を見て歩くとやはり品揃えのターゲット年齢層は高め。

有名な場所なのでおそらく遠くから連れ立って来ている方も多いので、けっこう皆さんちゃんと露店の品物を見ています。「あら100円」とか思わず独り言の出ちゃうおばあちゃんとかかわいいです。

売ってるテキ屋の方も高齢の方に慣れてると見え、会話がシンプルな2単語。初めはそんなぶっきらぼうにお客さんに向かって失礼だなと感じたのですが、耳の遠い方も多いので最低限の単語で話す方がお互いに楽なのかな、と思い当たりました。

CDやDVDの店もありガンガンに客寄せでかけていたのはもちろん昭和歌謡曲。もしかして70年代ロックとかもあるんじゃないかと見てみたけどそれはなかった。今日Twitterで「老人福祉施設で大音響でレッド・ツェッペリンを聴く会」が開かれたと見たので、あってもいいんじゃ?

私の目的は古着と古道具でしたが、気に入った物は見つかりませんでした。フリマの午後はそんなもんです。やはり朝イチ勝負なハンティングです。

でも肌着の製造者が直販売というお店があり、そこは赤や肌色ではなく、白、ピンク、水色というベビー服みたいなカラバリで一目惚れしましたよ!

水色のタンクトップ(400yen)とパンツ(200yen)のセットアップ。コットン100%。

もう商店街の終わり頃にあって、すっかり疲れていたのでこの上下しか買わなかったのですが、このパンツ、5分丈、7分丈、フルレングスとあったのです。それにトップスの方も、半袖、7分丈、長袖と!

長袖とフルレングスのパンツも買えばよかった!

また四のつく日に出直すしかない・・・