なかなか苦しいドーナルくん映画を立て続けに2本(正確には1.7くらい。最後まで怖くて見てないので)行ってしまい心が錆びた感じに萎縮したので、
どーーーんと楽しいのが見たい!と楽しそうな「ホームメイト!」を見てみました。
原題は「Crash Pad」で意味は「仮の宿泊所」と辞書に出ていて、あと画像を検索すると簡易ベッド(折りたたみや空気で膨らますやつ)が。
お話:
美人さんと一夜を共にしたと思ったら人妻で、しかも夫の愛を取り戻すための当て馬にされたステンズランド(ドーナル・グリーソン)。乙女チックな彼の方は本気だったのに、どういうわけか殺しに来た人妻夫グレイディが彼のアパートに住み込んでしまう。そしてふたりでタッグを組んで妻モーガンに復讐するため、他の美人を引っ掛けてセックスしちゃおう作戦に出る。酒を煽り夜な夜なバーに繰り出すロマンスグレーの紳士とオタクな間男のコンビ・・・
ステンズランドがあんまりマヌケな独身男なので、この映画へ出演したドーナルくんはまだSWのハックス将軍になる前かと思ったらなんと2017年の作品!去年!
しかし確かにドーナルくんは、運命や彼女や動物にまで振り回される、本人は大真面目でちょっとエキセントリックなモヤシ男の役が得意です。それをハリウッド大作に出演した後にインディー映画でやる・・・というところが私は好きです。
しかし本作では得意のダメ男ぶりが脚本のせいですけども多少しつこすぎるのが唯一の欠点に見えました。
具体的に言えば、ステンズランドは文学ドラマオタク少女なのに、ブレイディが「女をものにするなら酒だ!」と無理やりバーへ連れて行き飲ませるんですね。それが見ている私の方が気分が悪くなるほど。
その部分を除けば、ドーナルくんにしかできないど真面目恋する乙女な三十路手前男という、しかもその気になって髪を整えてスーツを着たらイケメンという、まるで昔の少女漫画の主役の女の子のような役を堪能できます!!
良くを言うと、美人妻の夫は本当にかっこいいナイスミドルなんですが、肝心の妻の方が私の好みでないだけでしょうがステキな男子ふたりに取り合いをさせるという説得力がなかったです。
あとこの映画では、ドーナルくんのファンキーなダンスも楽しめます!!
ドーナルくんは、「ピーターラビット」でもその身体能力を見せつけてくれましたが、本作でも、本気で身繕いしていた時に足の裏を目の前に持ってきていたんです?!普通、できませんよ!柔軟性マックスです。
そのせいか筋肉ムキムキでないのに運動神経がいいという不思議。
あとスーツは文句なくカッコ良いのですが、オタファッションもしましまセーターとか狩猟柄のシャツとかかわいいです。
あと服を着てなくても下の赤毛もチラリしていてかわいいです。