「ベイビー・ドライバー」や「ラストナイト・イン・ソーホー」監督のエドガー・ライトの初ドキュメンタリー「スパークス・ブラザーズ」の試写を見せていただきました!
写真は、その時に頂いたセット(これと、後ステッカーも)なんですが、プレスリリースとチラシに、本当に「ベルファスト」も入ってました!本作の資料以外には「ベルファスト」only!
スパークスを簡単にご紹介すると、50年間も活動し続けているカルトバンドです。
エドガー・ライトも「大ファン」という肩書きでチラリと出演しています。
彼らの活動の歴史をテレビ出演やライブ動画で年代記風に見せつつ、現在の本人たち、昔のプロデューサーやバンドメンバー、ローディなどの関係者、ファンである有名人&無名人がインタビューされて彼らを語るという立体的な作りで、しかもインタビューイー(語り手)たちもニール・ゲイマンやマーク・ゲイティスなどカルトな人たちなものだから141分ずっと興奮しつつ楽しめるのは、さすがエドガー・ライト!
試写の後には大ファンである澤部渡さん(ミュージシャン)と小熊俊哉さん(ライター・編集者)の熱いトークがあり、「スパークスは途中でギターソロも入れなくなってしまう」「売れるちょっと前にクイーンのブライアン・メイにギタリストとして誘いをかけた」などと矛盾するエピソードなどを語っていただきました。
もちろん彼らのような熱いファンには涙が出るドキュメンタリーとのことでしたが、ご安心ください! 私のような、ヒット曲しか知らないへっぽこファンにとっても、まさしくコピーの「彼らは一体、何者なのか?」に答える、デビューから今までを順を追って教えてもらえた総集編、入門書、バイオグラフィー、そう、好きだけどわからなかった彼らの全貌が見えるドキュメンタリーだったのです!
しかも50年間を141分にしたわけですから、0,1秒のシーンでも「あれは何だったのか」とも一回見ないとよくわからん、ってな部分もいっぱいありましたので円盤が出たら欲しいし劇場で大音響でまた見たいです。
4/8から全国公開
先立って、スパークスとレオス・カラックスが組んだミュージカルオペラ「アネット」も明日4/1から公開