Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

シャーロックNHK放送予定

2012-05-31 15:30:00 | シャーロック
何度もBBCドラマ「シャーロック」のこと書きながら
いつも余計なことばかりで肝心の情報が抜けていたので今日は襟を正します。(キリっ)

NHK/BSプレミアムにての放送決定

シリーズ1(再放送)7月16日(月)~18日(水)9:00~10:30pm (3夜連続)
シリーズ2 7月22(日)、29日(日)、8月5日(日)10:00~11:30pm


BBCテレビ予告編シリーズ2(シリーズ1のはこちらの記事の下に)



ドラマを見る予習で一番簡単なお勧めは、ウィキページです。

なぜかと言うと、制作者達は原作の大ファンで、この原典の要素を現代版ドラマに詰め込んでいるからです。私は、その昔原典本も読みましたがすっかり覚えていません。それでもドラマは楽しめるのですが、知っていれば、ドラマを見た時に、「こうきたか!」と楽しめただろうなあと思います。

それから、日本アマゾンで7月6日発売の日本語版DVDの冒頭10分も見れます。

↑ では吹き替えですが、私は日本語字幕つき英語バージョンをお勧めします。
俳優のキャラは、声によるものも大きいからです。

私は、テレビで海外ドラマや映画の吹き替えをほとんど見たことがないので余計に違和感があるのかもしれませんが、英語が聴き取れなくても、声の質や、話し方ってその人を語るし、俳優さん達もそこで演技してるわけですから、それを聞かなかったらもったいない~。完全に日本語にならないのは、レトリックや社会的背景が違うんだから仕方ないけど、ジョンのすっとぼけた声と話し方、シャーロックの低音の美声を聞かないなんて!!!



↑ こんなことになってるベイカーストリート駅smile

「コナン・ドイルの家」救われる

2012-05-30 20:16:00 | シャーロック
kirakira2ミッション達成!!

先日、この「シャーロック・ベア」がオークションにかけられている、と書きましたので、その結果のお知らせです。



クマ探偵と、世界各国のコナン・ドイル&シャーロック・ファンのおかげで、
コナン・ドイルの家「アンダーショウ」が近代住宅への改装を免れると最高裁判所の判決が出ました。

パチパチパチclapclapclap



ちなみに、オークションは、資金調達よりも、より広い告知を目指したものだったので、落札価格は191,43ポンドと私が期待したほどではありませんでしたが、立派にその目的は達成したのです。

グレイター・ロンドンの隣の州サリーにあるその「アンダーショウ」には、イギリス、フランス、スウェーデン、アメリカからもファン代表が訪れて運動した、と保存団体のFacebookに。ファンみんなの願いが叶って本当に良かったですね。アクションを起こすことで変えられることがある、という証拠ですね。

でも・・・

やっぱり「携帯つきの」シャーロック・ベア欲しかったなあ~!
なんでイギリス国内からしか入札できないんだよぅっ
世界中のファンが応援したのに・・・ブチブチ



Jの帰国

2012-05-26 15:16:00 | 国際結婚・家族のこと
わが家の大黒柱様がキウイランドから帰ってきました。(もう2週間半すぎてるけど・・・)

ヴィンヤードで葡萄摘みの仕事を4週間みっちりやって来たので
お金にはそんなにならない、とは言ってたけど、たとえ受給700円とかでも
飛行機代にくらいはなるんじゃないかと思っていたのですが、
なんと、報酬は、「ワイン」・・・・
それ、行く前に言ったら問題があると思って明言をさけた・・・?

ぐだぐだ迷いながらも(迷うためには他に選択肢がなければ迷えないと助言したい)
前の会社を辞めるちょっと前からオファーされていた仕事を受けたJ。

あ~これでやっと明日の暮らしに希望が!!神様、ありがとうございます!

・・・と感謝するもつかの間、今度は、イタリアに行くそうです。5日後に。



前の会社を退社して、ヴィンヤードを自分でやりたいとか
イタリアはサルデニア島に家を買いたいとか、色々アイデアを語ったJ。
好きでやりたいことがあるならやればいいと思うけど、
なぜそのための資金を貯めようとせず、1ヶ月のうちに2度の長距離旅行??
ちょっと韓国、とかタイ、とかじゃないんですよ、NZとヨーロッパって
マイレージ貯めても一番マイルが必要なところ=飛行機代も高い。

Jの行動の不可解は、国際結婚ゆえの文化の差かと思ってみるけど
それよりも人間として問題があるような気もする。

今週、バレエにMを迎えに行った帰りに、Jと待ち合わせをしました。
その時、例によって待ち合わせの時間に来ないJ。
それをうけて「パパは99.9%遅れるから!」という私に、
「じゃあ、なぜパパと結婚したの?」とM。


ーいい質問だ。なぜだろう?


自分がいつも遅れるのに対して
「日本人は融通がきかない」と思っているのもさらに腹が立つので、
私も絶対に相手に合わせてやるもんかと意地を張っているのだが
そうまで思ってまでなんで結婚したんでしょうね?

記憶の糸をたどってみると、
初期のデートで海に行った時にきちんとしたワイングラスとブランケットを用意してきたことがポイントが高かった。
でもあれは、私に対して敬意を払っていたのではなく、今思うとワインに対してだったのでは?と思う。

そして、Jは基本的に親切なので、結婚したら、毎日その親切を享受できると思ったんだけど、その親切はありとあらゆる方向に向かっているのでそのために家族が犠牲になる、ということに気づいてなかった。落とし穴。

さらに記憶をさかのぼると、多感な中学生の卒業日記に、私は「決められた人生を送るのはつまらない」と書いていたのを思い出した・・・15歳くらいって一番冒険したいですよね。親と住んで自由がないし、でも頭だけは生意気なこと考えてて。。。それ以降、私は成長がなかったと言うことか。。。

それが転じて何10年か後に、こんな生活を手に入れるとは、
「明日をも心配する生活」は確かに「決められた人生」じゃないですけど。


娘の質問への答えは、またJの留守中にゆっくり考えるとして、
フフフ、、、
Jがいると、いつも私のパソコンでYoutube見てるのでじっくり使えなくて嫌なんだけど、またチャンスがやって来るsmile また「シャーロック」三昧しよう~っとsymbol4
ああ・・・こんな目先の楽しみに身を任せる私は、Jと大差ないかも。

J、ゆっくりイタリアを楽しんで来てね















すべての若き野郎ども

2012-05-24 16:56:00 | その他の映画・ドラマ・舞台
1番行きたいところはどこ? ーと聞かれたら「70年代のロンドン」と答えます。
暗くて輝いてて危なくて妖しい感じ、私が夢見た「青春」のイメージ。
そんな世界が見られるドキュメンタリー映画ですsymbol7



60年代末~70年代初頭のグラム・ロック、という言葉をチラシで見ても
モット・ザ・フープルという名前と結びつかなかった私ですが、
邦題「すべての若き野郎ども」というニュアンスがグラムのイメージとかけ離れて
フォントだって、イージーライダーみたいな、アウトローで
男臭いよなあ、と思った時に気がついた、衣装こそケバケバしくて、
その辺歩ける格好じゃなくて、それがグラムなんでしょうが、
歌を聞いたらパンクという言葉の方がぴったり!!
セックス・ピストルズが世に出る前でしたけれど・・・

このタイトルは、同名のヒット曲からで、デヴィッド・ボウイが提供していました。



私はボウイ・バージョンしか知らなかったので、そうか?!って感じでした。

話はイギリスの田舎のバンドが、ロンドンの売れっ子プロデューサー/ガイ・スティーヴンズの目にとまり、上京して彼やレコード会社の期待に答えようと頑張るところから始まります。

バンドのメンバーは「ロンドンでスターにしてもらえるんだから、オレたち何でもやるぜ」と健気に「ヴォーカルのルックスがイマイチ」と言われイアン・ハンターが入っても、元ヴォーカルはマネージャーとして貢献する、という律儀さ!

アレ?、なんか、私のグラムの退廃的なイメージと違うぞ?!プロデューサーの言うこと聞く真面目な若者だぞ?!
私は今まで勝手にロンドンのロック・シーンは、日本の芸能界と違って作られたアイドルじゃない、と思っていたのですが、ふと、思い出したら、パンクだって、マルコム・マクラーレンという仕掛人がいたのは有名で、どうも私の理想化したような純粋な実力の世界でもなさそうだ、と勉強になる。
でもやっぱり黒幕はただのビジネスマンじゃなかった。ガイはモットの後にもクラッシュを世に出すという偉業を成し遂げ、悲劇の最後を迎える…様子は、やっぱり、70年代ロンドンの音楽シーンのイメージそのもの!!

クラッシュと言えば、ミック・ジョーンズは、モットの初期からの追っかけファンで、モットがボウイの歌で売れてアメリカ・ツアーもするころには、「一般受けした今は本来の毒はない」って失望をうかがわせる。映画の中に、彼のクレジットが「ミック・ジョーンズ/ファン」となっていたのにはニヤリとしてしまいました。その後モットよりも世界的に有名になった自分のバンド名を出さずに「いちファン」として語りたかったんだろうか。

尖っていたクラッシュのミックも若かった頃に憧れたバンドの話をする時には少年のような表情だった。それはそれで微笑ましいんだけれど、尖っているからクラッシュなんじゃん、毒気のないおじさんは君もだという残念さも感じた時、

「すべての若き野郎ども」が大ヒットしたモットの前座として、イギリスとアメリカをツアーしたクイーンのロジャー・テイラーが登場した。当時はまだ最初のヒット曲「キラー・クイーン」も出てない新人だったけれど、その後モットを軽く凌ぐスターバンドになって、60歳すぎても「アメリカン・アイドル」にも出てる現役だ、ミックと違って、なんか、キラキラしてます。うーん、私はクイーン・ファンだけど、そのひいき目なしでも、元イケメンで、中年後もカッコイイのはすごい。バンドの方向性が幸いしたのかな。だって、ミック・ロンソン(ギタリスト/ボウイのバンドからモットに入った)なんて若い頃のかわいいさが転じて・・・

すっかり周辺のことばかり先に書いてしまいましたが、フロントマンのイアン・ハンターは、ずっとサングラスに同じ髪型だけれど、不良の存在感と頭の良さが同居して、男も女も惹き付ける魅力がありました。ヴォーカルだから当然だけど、声が、あの低~い声がいいんですよ!やっぱりメンバー・チャンジさせたガイの目は狂ってなかった。映画中での最近の映像でも、(オデコの絆創膏は????でしたが)年齢を考えると、お手入れ行き届いておりまして、カリスマ健在です。美声はお得だ。声にもフェロモンってあるんだな・・・うん、ある、私はこの声がもし違っていたら、この映画はつまらなかったとさえ感じたかもしれない。この声が、あの単語を途中までしか発音しないような、正しい音のかわりに粋がった音を入れるようなブツ切りの歌い方に、タダならぬ重みを加えていると思います。

もうひとつ、私の中で、曲は好きだったけど、最近「ビジネスマンっぽく人間的魅力を感じない」と密かに思っていたデヴィッド・ボウイ、売れないモットに自分の曲をあげちゃうなんて、なんていい人なんでしょうか?!映画の中で、モットのメンバーも感謝していて「オレだったらあんな売れそうな曲ひとにやらないよ」と言ってました。あげた理由は、「モットはいいバンドだから」と言うんですから、かっこいいな~、ボウイ!!

この映画を見てから、いい曲だ~symbol7と何回もyoutubeを見ていて発見した、そのボウイとモットが競演したライブというのがありました。
おお!これはスゴい!と開けて見てさらにびっくり、それはフレディ・マーキュリーのトリビュート・コンサートの1シーンだったのです。



Billy rapped all night 'bout his suicide
How he kick it in the head when he was 25
Speed jive don't wanna stay alive
When you're 25

Wendy's stealing clothes from Mark & Sparks
Freddy's got spots from ripping
Off stars from his face
A funky little boat race

The television man is crazy
Saying we're juvenile delinquent wrecks
Man, I needed TV when I got T. Rex
Hey, brother you guessed, I'm a dude

All the young dudes
Carry the news
Boogaloo dudes
Carry the news

All the young dudes
Carry the news
Boogaloo dudes
Carry the news

Now Lucy's looking sweet
Though he dresses like a queen
But he can kick like a mule, it's a real mean team
We can love, we can love

And my brother's back at home
With his Beatles and his Stones
We never got it off on that revolution stuff
What a drag, too many snags

Well, I drunk a lot of wine and I'm feeling fine
Gonna race some cat to bed
Is this concrete all around, or is it in my head?
Oh, brother you guessed, I'm a dude

All the young dudes
Carry the news
Boogaloo dudes
Carry the news

All the young dudes
Carry the news
Boogaloo dudes
Carry the news

All the young dudes
Carry the news
Boogaloo dudes
Carry the news
...






シャーロック・ベア出動

2012-05-21 18:04:00 | シャーロック
BBCドラマ「シャーロック」のテディ・ベアがオークションにかけられています。



アンティークではないけれど、作家さんのハンドメイドの1点もので、
商品説明によると、おなじみの衣装=コート、革手袋、マフラー、帽子も
このクマちゃんのために製作され、
しかも、ドラマのキャラクターの必需品=スマホ付きだそうです

このテディ・ベアにしては面長な、変顔イケメン探偵クマには、実は
重要なミッションがあるのです。

「シャーロック・ホームズの生みの親/作家コナン・ドイルの家を救え!!」と言う・・・



コナン・ドイルがシャーロック・シリーズの1/3を執筆したという家は、
没後ホテルになっていたのですが、2005年より放置され
数年前に開発業者に購入され、ビデオでも出て来るように、
その貴重なヴィクトリア時代の内装は大改装されて
8つに分けられ近代住宅になる予定だと言うのです。

貴重な文化遺産を守れ!ということで、
維持運動団体が資金調達のためにミッションを課したのが、このクマくんということ。

残念なことに、こちらは英国内のみの発送しかしないので
日本からは入札することができません。

オークションは6日後に終了予定で、現在のところ、107ポンドの値がついています。
がんばれ~~!
シャーロック・ベア!!

               

追記;

うちの近所には、森鴎外が「舞姫」を執筆した家とか、日本画家の横山大観の家、
サトウハチローの家、などなど文豪・芸術家の家が点在しています。
古い家だと、まるでお寺か神社のように、高層マンションに囲まれても
そこだけポコッと平屋が残って、それを保存している人達、社会があって
ありがたいなあ、東京住民として誇らしいなあ、という気持ちになれるのです。
古いもの保存は得意のはずのイギリスで、
世界中にファンやマニアを持つキャラクターの作家の家がこんなことになるなんて
本当にびっくりしています。
ebay(イーベイ)なぜ、世界中に発送しないのかな?
目的上、アメリカや日本も視野に入れればいいのになあ。
ところで、出品者さんの名前、「shinobi-tori」になってるんですよ。
日本語? 忍び鳥??