フィナーレです!
このシリーズずっと文句も言い続けてきましたが、感動の最終回でした。
何がって、オープニングからして1780年ですよ!!!ポルダーク家におばちゃんの85歳の誕生日を祝って集まる人々の中に、アメリカ独立戦争へ行く前のロスが!フランシスが!ジョージが!そしてエリザベスも・・・
これにはやられました。この4人、その頃からこうして会っていて(身分が違うジョージがなぜいたのかはよくわからないけど)エリザベスはみんなの憧れプリンセス、でもロスが彼女の心をとらえ、フランシスとジョージには高嶺の花。そしておばちゃんのタロットの予言は「彼女のせいで二人が悲嘆にくれ、そして愛らしい子供たちを授かるであろう」・・・ここで考えてみたら、エリザベスは、この場にいた若者3人の子供をひとりずつ産んでるんですよね?!なんという・・・
ま、しかし、このシーンのおかげでロスとエリザベスのつながり、ジョージのロスへの執着、フランシスの彼のなんでも持って行ってしまう従兄弟への劣等感がすごくすごくわかった。
そして舞台は1799年へと、19年も経っていたのか!
先週のジェフリー・チャールズの「ヴァレンタイン、ロスおじさんにそっくり!瓜二つ!」発言以来、エリザベスへの疑惑が復活したジョージはすこぶる不機嫌でヴァレンタインに当たったり無視したり。
最後の手段、また早産してジョージの疑いを晴らそうと危険な賭けに出たエリザベスは、早産には成功するも自滅して産後に亡くなってしまいます。
エリザベスの具合が悪いというニュースを聞いてすぐに駆けつけるロスを見て、私の心には
「ロス!やめろ!君の出番じゃない!いくらなんでもジョージに失礼じゃないかー。恋人の元に駆けつけた男の顔にしか見えないよ。ジョージにお悔やみくらい言え!!」
と罵倒が浮かびました・・・・元はと言えばこの事態を招いたのもロスの後先考えなしの熱血のせい。
しかしエリザベスもなくなった今、ジョージは彼女の心に寄り添って初めて譲歩したのでしょうか、「彼女に会うまで去らないぞ」というロスを妻の寝室に通します。でもここは、今までのジョージらしく追い返しても良かったのでは?と思ったくらいロスの図々しさが気にかかりました。デメルザだって傷つかない?それともそこを許すのが大きな愛だとこのドラマは思っているのか。エリザベスの亡骸にキスをしたロスを見ても私は反発さえ覚えました。
このロスとエリザベスのつながり、20年前からの大きな愛だとは冒頭の感動シーンでわかりましたが、今はそれぞれ結婚していてそれぞれの場所があったら、ジョージやデメルザをリスペクトしてあくまでも心の中だけにしてもらいたいんです。
と、こっちの大人の関係はまたロスのおかげでモヤモヤしましたが、エリザベスも我が子のことは可愛かったのね、自分への疑いを晴らすだけが目的ではなかったか、と最後の最後にちょっとエリザベスもそんなに悪女でもなかったのか、と見直しました。
しかもジョージもダメダメだけど偶然いいこともしちゃった。訪ねてきていたモワナちゃんを追い出し、悪漢下僕に追わせたせいで、迎えに来たドレイクと晴れて触れ合うことができました。
しかしモワナちゃんはまだあの牧師の苗字だけど、嫁に行った家から家出???
やっとドレイクと結婚できたから、まあそっちの方はどうでもいいですかね。だってドレイクのプロポーズ泣かせましたよね!鍛冶屋なのに、すごい詩人ですね!
結局、ロンドンとコーンウォールに別れ別れになっていたポルダーク夫妻とエニス夫妻もやっと元の鞘に収まり、
POLDARK WILL RETURN です。
シーズン5では何が起きるのかなあ。
モワナとドレイクの結婚式の陰で、ヴァレンタインと乳飲み子を連れエリザベスのお墓に向かうジョージ、それを見て「エリザベスはポルダーク家の人間だよね!」とまたまた無邪気なジェフリー・チャールズ、この二人が気がかりです。
来年かな!