Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

バッヂ

2015-07-31 01:41:00 | いろいろ
実は今日、私の誕生日です。
夫からのプレゼントの中に、こんなバッヂが。
Jは夫の、Mは娘のイニシャルてす。3週間離れるので忘れないようにこれを、とのこと(^-^;
はいはい。いろいろ夫に不満もあるのですが、してくれるいいことに感謝して共同体を運営しなくてはいけませんね。





お土産をパッキング

2015-07-28 20:32:00 | イギリス
スーツケースはこれの赤を買いました。↓



メーカーサイトの写真なのですが、なぜこのような宇宙空間イメージかといいますと、飛行機の機体(この言葉に弱いキャビンプレッシャーファンです)に使われる軽くて丈夫な素材が売りだからかと思われます。これより軽いのはサムソナイトしかないんですが、お値段も約2倍もするしデザインはこちらの方がアイアンマンちっくで気に入ったのでこちらにしました。

このケースの本体の厚みのある方(つまり開ける時に床面になる方ですね、扉の方ではなく)いっぱいいっぱいにお土産を詰めました。↓



キャンパスノートのスターウォーズ柄を10冊
保冷枕
マーベルとGUのコラボTシャツ(計4枚とショートパンツ1枚)
お菓子
マスキングテープ
0.38のカラフルフリクションペン(イギリスにはない)
ロンドン特集の雑誌
はみ出しているのはクッションカバーとか布地

なぜにスターウォーズとかマーベルTシャツ類があるかといいますと、ロンドンの友人はママ友なんですが、娘の同級生友達は全員ボーイズだからです。その子達用ですよ♫決してもし好きじゃないと言われたら私が使おうなんて考えてるわけじゃありませんよ~♫


これから扉の方に私の着替えなどを詰めるのですが、ロンドンの気温、私の到着日7/31の予報は、最高気温20度、最低8度・・・!

8度って言ったら冬・・・ニュージーランドに行くんじゃないんですけど・・・


あと3回寝たら出発、ドキドキします。

バッカイ原作本 感想

2015-07-24 18:06:00 | ベン・ウィショー
昨日からロンドンで始まった舞台「バッカイ」、これから色々ご覧になった方の感想などネットに出て来るのでしょうね。探して読みたいような、先入観を持ちたくないので逃げ切ろうか、迷うところです。たぶん、逃げ切れなくて何かは見てしまうような気がします。

原作本(岩波文庫:バッカイーバッコスに憑かれた女たちーエウリーピデース作/逸身喜一郎訳)を読み終わりました。実は本編はとても短い戯曲です。しかしなんといっても紀元前5世紀という古いものです。岩波文庫の訳者解説によると、口承による作品を後世に文字化し、印刷がない時代、写本によって受け継がれる途中に、写本ミスや脱落があり完成形は存在しないとのこと。そのような学術的な解説と、文化的背景の説明、ギリシャ神話の補足などの解説が本編以上に収録されていました。

まず感心したのは、これは古代ギリシャの市民集会で催された演劇なのですが、話はギリシャ神話と繋がっていて、もはや神話なのか、当時の現代劇なのか私にはわからない点です。キリスト教徒にとっての聖書のように、ギリシャ神話が古代ギリシャ人の生活には身近な事実として存在していたらしいことなのです。この辺は日本人にとって、夏の盆にはご先祖様が帰って来るから火を燃やしたり川流しをする感覚に近いと思います。神話と宗教と生活にはボーダーラインがなくとけ込んでいる感じです。

「バッカイ」の主役のひとりディオニューソスは、ゼウスと人間の女性セメレーの子です。ハーフだけど、一応神様にカウントされています。(オリンポスの12神にカッコつきで加えられたりしています)この「一応」というところがストーリーのポイントでもあります。純血種でなくてもの全知全能の神の息子だからでしょうか。

ディオニューソスの従兄弟にあたるペンテウス(人間)は、小国の支配者ですが、彼にとって叔母の子がゼウスによって身ごもったと認めなかったため、ディオニューソスは復讐し(バッコス)の信者の女性群=バッカイによって、しかも首謀者はペンテウス自身の母によって殺されてしまうという話です。


本編&解説を読むに連れ、よくもベン・ウィショーをこのディオニューソスにしてくれました、と製作者に感謝の気持ちがこみ上げて来ます。

ペンテウスによるデォニューソスの描写はこうです。(p57)
「おい外国人、おまえはなかなかきれいなからだをしているではないか。
少なくとも女の目には。(略)
髪の毛はこんなに伸びて、色気たっぷりに頬にまでかかっている。レスリングができないからだ。
肌は白い。さぞかし着る物に気を遣って、
太陽の光を浴びず、日陰の中をこそこそと、その美しさにものをいわせ、
アフロディーテー狩りにいそしんでいるのだろう。」

リハでロングヘアのかつらをつけたウィショーさんの写真がツィッターにアップされていましたが、この描写に合わせてあるではないですか。

この上演ニュースには、「現代的な解釈」とあったので、時代も現代で、それでキャンペーンのウィショーさん写真も衣装は今の服なのかと思っていました。

でもリハの写真には杖も使われて、バッカイ達は花輪を被っているし、これは古代ギリシャが舞台のままなの?と思い直させられます。

ディオニューソスは子鹿の毛皮をまとっている

右から2番目がディオニューソス、その右が母のセメレー、左が父のゼウスに見えます

リハーサルの杖

バッカイとは、ディオニューソスの神の力によってとりつかれた女性達とのことですが、ウィショーさんという俳優とそのファンの図を思い起こさせます。

ディオニューソスは、この戯曲のみならず文芸作品の中で、女のような弱々しい若者として描かれ、オリンピック発祥の地であることでわかるように、スポーツやマッチョが男の理想とされた文化で、その権化のようなペンテウスを操ってしまいます。著者による当時のメジャー文化への戒めのように感じます。そして、美しく弱く見えて力がある半神・・・ああ、ウィショーさん!

それから、気になる不思議なエピソードがまだあります。
ディオニューソスは、ゼウスが雷を伴ってやって来たので母が産気づいて彼を早産し、母は稲妻に撃たれたため亡くなります。雷の炎からゼウスは子供を救い、妻ヘーラーの嫉妬を恐れて自らの股に隠して、月が満ちた時にもう一度産んだというのです。

このことを、解説者は、「ひょっとすると同性愛の暗示」(p195)と言っています。確かに全能の神たるものが、未熟児を股に入れて育て、やがて男が出産するとは不思議すぎるではありませんか。

このように不思議な魅力に溢れた原作を、どう現代的な解釈でどんなウィショー神を見せてくれるのか、楽しみで仕方ありません。




今日は夫の誕生日

2015-07-23 01:22:00 | 国際結婚・家族のこと
朝になったらこのプレゼント一式とカードを渡します。カードの言葉は毎年悩むのですが、いいのを思い出しました。今年は迷わず
「I wish many happy returns of the day!」
と書きました。役に立つシャーロックです。





追記

喜んでもらえました!
・左上の手袋・・・乗馬用なのですが自転車に乗る時に
・左下・・・イギリスの靴ブランドチャーチのソックス
      かなり薄地でウール100%の高級品ですが、セールで^^
・右・・・お馬さんとお揃いのラべンハムの2wayキルティングバッグ

VINTAGE MAGAINE

2015-07-21 21:57:00 | ベネディクト・カンバーバッチ
いよいよ近づく「ハムレット」公演と家族についてのインタビューが載った雑誌です。まだ読んでないのですが、興味深い内容なので見落とさないようペタリしておきます。




VINTAGEって私は初めて聞いた雑誌ですが、版元はどれも贅沢なライフスタイルを提案する美しい雑誌を何種類も出していました。

リンク先から、雑誌の中身を見られます。字が小さい!?と思われた方、誌面の左下に拡大できるツマミ(?)がありますよ。