今更ながら『ノロイ』を観ました。
TSUTAYAのレンタル会員更新で、1本無料だったのでレンタルしました。
いや~久々に後味が滅茶苦茶悪くて、嫌な感じで怖かったです(笑)。
本作は怪奇実録小説家・小林雅文が「ある事件」を追い、それをドキュメンタリーとしてまとめた作品。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/15/2e9b6772f8d28112a7c73bdf3e8d08c1.jpg)
始まりは良くある都市伝説的「怖い話」なネタだったものの、調査を重ねていくと「ある事件」に行き着く。
だが、それは次々と信じ難い事件と不思議に連鎖しており、その負の連鎖は事件に隠されていたおぞましい真実に導く…って感じ。
って言うと実話っぽいですが、コレは公開当時には日本版『ブレアウィッチ・プロジェクト』と騒がれたように実はフェイク・ドキュメンタリーです(笑)。
ただ、個人的には『ブレアウィッチ~』よりも何倍も良く作り込まれていると思うし、観終わった後に襲われる怖さも本作の方が圧倒的に勝ってます。
でも、クライマックスにて登場するVFXが、予算が少ないせいかお粗末ってのはガッカリだが(低予算だから仕方ないか:苦笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/9f/d331d45727f2bdb999db68c7526b4c0a.jpg)
フェイク・ドキュメンタリーとは言え、随所でテレビでお馴染みのタレントやコメンテーターが登場し、観る者にコレが事実だと思わせる「映画的なリアリティー」として充分に機能してます。
またコレは言い方を変えると我々が普段「真実」と受け止め、物事を「事実」と「虚構」を区別する境界線が、実はこの程度の危うくて脆いモノである事実の提示と言うのも怖ろしい。
作家・小林氏は事件を追う内に次々と異様な事象に遭遇し、遂に今回の事件における重大な鍵となる日本の土着的宗教の儀式に行き着く。
それは、また新たなに恐ろしくて、本当におぞましい事件の始まりでしかなかった…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/e4/320ef104a5773d6436c26283a4898b1b.jpg)
怖い話、都市伝説、心霊現象、超能力、霊能力者、忘れ去られた宗教、信仰、そして禁断の儀式。
様々な言葉が脳裏をよぎる。
そして小林氏は今回の事件に対して、彼なりの理解の限界として「結論」を出す。
それは、この『ノロイ』という作品の持つ謎解きと言う訳ではない。
その「結論」は、この事件に関わる一つの要素に過ぎない。
真実は観る者の想像や、心の奥深くにて考えていくしか無い。
説明すればする程に、この事件が持つ深い底知れぬ闇と恐ろしさだけが浮き彫りになる。
この事実こそが何とも居心地の悪くて、決して救いや安らぎを得られる様なモノではない。
コレこそが、久々に感じる「怖さ」だと痛感した。
まだまだ日本のホラー映画は幽霊・怨霊系の作品だけでなく、視点を変えるだけ様々な可能性があると判った。
コレは怖い!
禍具魂の儀式って何ですか?
TSUTAYAのレンタル会員更新で、1本無料だったのでレンタルしました。
いや~久々に後味が滅茶苦茶悪くて、嫌な感じで怖かったです(笑)。
本作は怪奇実録小説家・小林雅文が「ある事件」を追い、それをドキュメンタリーとしてまとめた作品。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/15/2e9b6772f8d28112a7c73bdf3e8d08c1.jpg)
始まりは良くある都市伝説的「怖い話」なネタだったものの、調査を重ねていくと「ある事件」に行き着く。
だが、それは次々と信じ難い事件と不思議に連鎖しており、その負の連鎖は事件に隠されていたおぞましい真実に導く…って感じ。
って言うと実話っぽいですが、コレは公開当時には日本版『ブレアウィッチ・プロジェクト』と騒がれたように実はフェイク・ドキュメンタリーです(笑)。
ただ、個人的には『ブレアウィッチ~』よりも何倍も良く作り込まれていると思うし、観終わった後に襲われる怖さも本作の方が圧倒的に勝ってます。
でも、クライマックスにて登場するVFXが、予算が少ないせいかお粗末ってのはガッカリだが(低予算だから仕方ないか:苦笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/9f/d331d45727f2bdb999db68c7526b4c0a.jpg)
フェイク・ドキュメンタリーとは言え、随所でテレビでお馴染みのタレントやコメンテーターが登場し、観る者にコレが事実だと思わせる「映画的なリアリティー」として充分に機能してます。
またコレは言い方を変えると我々が普段「真実」と受け止め、物事を「事実」と「虚構」を区別する境界線が、実はこの程度の危うくて脆いモノである事実の提示と言うのも怖ろしい。
作家・小林氏は事件を追う内に次々と異様な事象に遭遇し、遂に今回の事件における重大な鍵となる日本の土着的宗教の儀式に行き着く。
それは、また新たなに恐ろしくて、本当におぞましい事件の始まりでしかなかった…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/e4/320ef104a5773d6436c26283a4898b1b.jpg)
怖い話、都市伝説、心霊現象、超能力、霊能力者、忘れ去られた宗教、信仰、そして禁断の儀式。
様々な言葉が脳裏をよぎる。
そして小林氏は今回の事件に対して、彼なりの理解の限界として「結論」を出す。
それは、この『ノロイ』という作品の持つ謎解きと言う訳ではない。
その「結論」は、この事件に関わる一つの要素に過ぎない。
真実は観る者の想像や、心の奥深くにて考えていくしか無い。
説明すればする程に、この事件が持つ深い底知れぬ闇と恐ろしさだけが浮き彫りになる。
この事実こそが何とも居心地の悪くて、決して救いや安らぎを得られる様なモノではない。
コレこそが、久々に感じる「怖さ」だと痛感した。
まだまだ日本のホラー映画は幽霊・怨霊系の作品だけでなく、視点を変えるだけ様々な可能性があると判った。
コレは怖い!
禍具魂の儀式って何ですか?