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ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
色んな事を思い、考えぼやいてます…。

MANGA REALIZATION:バオー来訪者

2010-01-24 22:12:14 | 趣味
バンダイの「MANGA REALIZATION」の新作として、あの荒木飛呂彦先生の傑作コミック『バオー来訪者』がフィギャア化されます。

『バオー来訪者』、今でも大好きな漫画です。
連載当時、あまり人気(荒木先生のあの独特なタッチは当時でもかなり衝撃的だった)が出なかったのか中盤からは怒濤の展開となり、終盤はちょっと強引にその幕を閉じてしまったのが残念でした。



物語は、ぶっちゃけて言ってしますと「変身ヒーロー」物です(笑)。
ただ『バオー』がこれまでの「変身ヒーロー」と全く違ったのは、悪の秘密結社(原作では「ドレス」)に改造されたのではなく、生体実験の果てに開発された寄生虫「バオー」を体内に寄生させる事によって、主人公は無敵の超人「バオー」に変身する事です。

その「変身」も、当初は自らの意志で出来る訳ではなく、寄生虫「バオー」の防衛本能で、自らの“敵”として認識(この場合は主に「臭い」で感知)した者に対し、危険と察知した場合に宿主を守る為に「武装現象(バオー・アームド・フェノメノン)」を起こして、宿主の肉体を変貌させます。
成長した「バオー」は、やがて宿主に卵を産みつけ、幼虫が成長すると宿主の肉体を喰い破って繁殖を続けると言います。
怖い設定ですね。

主人公である「バオー」寄生された橋沢育朗と、同じくドレスに拉致されていた予知能力を持った少女スミレの悲しい逃避行と、秘密結社ドレスが「バオー」捕獲の為に次々と放つ超人や怪物との壮絶な戦いを描いていました。
今の「少年ジャンプ」では絶対に有り得ない、かなりヴァイオレンスで残酷な描写が満載でした。
原作では「バオー」の実験過程として、「バオー」に寄生された犬(怪獣化する)が登場しましたが、今の感覚ならば絶対に「バオー」を宿したドレス側の超人達が登場して、激しいバトル漫画になっていたでしょうね(笑)。
個人的には原作で最後にして最強の敵として、超能力者ウォーケンが登場して終わりでしたが、25年以上経った今でも「バオー」同士の戦いを描く続編を読んでみたいと思います。

さて、今回の「MANGA REALIZATION」ですが、原型を手掛けたのは天才造形家・竹谷隆之氏です。
公開された試作品を見ると、コレがまたホンマに良く出来ております。
シリーズ第1弾の「ウィングマン」も良く出来ていましたが、欲しいとは思いませんでした。
でも、いや~コレはかなり欲しいな…。












竹谷氏らしいと言いますか、もうコレは漫画の立体化と言うよりも、あまりのリアルさに「バオー」の実写映画版のフィギュアと言っても過言ではありませんね。
凄いです!!

ヨメの目が怖いのですが、何とか手に入れたいと思います(嗚呼、置き場所が無い:涙)。

「実写化」と言えば、連載当時もよく言われたのですが、この漫画は今の技術ならば実写化が可能かと思います。
映画になったら、かなり面白いと思うのですが…。
原作の長さを踏まえて、前後編2部作くらいで映画化すれば最高だと思うのですが!?
日本映画というよりも、ハリウッド向きかな?
でも、今ハリウッドでも日本の漫画・アニメ・ゲーム等の実写映画化が、どれも不発に終わっている現状を踏まえると、コレを実写化出来る日本の映画監督と関係者が登場してくれるのを願います。


「ようこそ、“来訪者”」


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