チエの目日記

石川県の能登島えの目町からお届けしております。

積み木

2010-03-30 11:52:09 | 独り言
お祝いに、友人から積み木をもらいました。

週末に電話があり、
「なんも聞かずに応えて。積み木もらった?」
と聞かれ、「もらっていない」
と返事し、「わかったよ~」と電話を切ろうとする友達に、
勇気を出して!?
「あ、欲しい積み木がある、、、」と図々しくもリクエスト。

そして、昨日、友人のお母様が家までわざわざ届けてくれました。

欲しかった積み木というのが、こちら。


『フレーベルの積み木』
です。

今からさかのぼること、十数年。
私がまだ、建築学生だった頃、
アメリカの偉大な建築家・フランク・ロイド・ライトについてのレポートを書くことになりました。
どういうテーマの課題だったかは忘れましたが、私が手にした本が、ライトがどのような教育を受けて育ったかと言う本でした。
彼のお母さんが、息子を偉大な建築家に育て上げると言う情熱を持って、この積み木を与え、そして自然にある物をよく観察させ、スケッチをさせていたような内容だったように覚えています。

フレーベルの積み木。
この積み木で幼少時代遊んだライト。
偉大な建築家になり、大きな規模の作品もたくさん手がけました。
その本には、「今でも積み木がこの手の中にある」というふうに、晩年のライトが語っていたことが書かれていました。
幼少時代に、この積み木で培った空間認識や空間創造が、建築家としての彼に大きな影響を与えたこと、そして母がそれを促したことに感銘を受けたことを覚えています。
結局そのレポートは、フランク・ロイド・ライトについてというよりは、彼の母親の子育て論みたいなまとめになったように覚えています。

息子を、偉大な建築家にしたいと思っている訳ではありませんが、この、ライトの母親の教育方針に感銘を受けていたので、自分に子供が出来たら絶対にこの積み木を与えたい!と願っておりました。

だったら自分で買えよ!という話ですが、
友人が一言、伺いをたててくれたので、遠慮なくリクエストさせて頂きました。
ありがとう!

まだ積み木遊びが出来るまでに時間がかかりそうですが、
それまでは、親が代わりに積み木で遊んでみたいと思います。