クマゴローの巣穴 (kumagoroh's burrow)

自動車模型から犬や猫、はたまたバラなど、多趣味が災いしてビンボーですが、ナカナカ趣味は減らせません。

すずめのかあさん

2010年12月01日 06時06分48秒 | Weblog
開運なんでも鑑定団の最後の方で非破壊検査株式会社のCMが流れますが
いつも複雑な気持ちになります。

金子みすゞさんの「すずめのかあさん」という詩ですが、


子どもが子すずめつかまえた。

  その子のかあさん笑ってた。

    すずめのかあさんそれみてた。

       お屋根で鳴かずにそれ見てた。

↓ここで見ることが出来ますが、考えさせられます。

http://www.hihakaikensa.co.jp/


非破壊検査株式会社は「人・物への思いやり」云々を掲げているだけに、
この詩を選んだ、あるいはこのCMを作った人の真意が知りたい。

こすずめが心配で心がうちふるえているおやすずめの姿が目に浮かびます。

子供の母親の命に対する考え方に疑問を持ちました。

私個人としてはとても残酷な詩と思いますが・・・・・。

毎回番組を楽しく見た後に後味の悪い思いをしています。

*********************************

非破壊検査株式会社 広報室様からの回答メールです。

私の考えの浅はかさに赤面です。

以下メール本文。

弊社CMへの貴重なお考えをお聞かせ頂き有難うございます。

さて、この詩については、弊社は他人の痛み(この場合、雀の母さん)を判るのが思いやりの心であると考えてCMに採用したものです。

弊社業務(非破壊検査)は「こころ」が如何に大切であるかと考えており、本CMは非破壊検査は思いやりの心が必要であるということをテーマに、制作段階で多くの人からの意見を取り入れ完成したものです。

また、詩を使用しましたCMについては、解釈が人により千差万別であり、非常に難しいと感じております。

本CMについても放映後、多くの方々から様々なご意見を頂いており、ご意見も良い悪い両方あり、又考え方も様々な状況です。

貴殿のますますのご健勝を祈念しております。

有難うございました。