映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

ミスター・ノーバディ

2011年09月02日 | 映画
<ストーリー> 映画.comより抜粋


「トト・ザ・ヒーロー」「八日目」で知られるベルギーのジャコ・バン・ドルマル監督が、人生の選択によって生じるさまざまな可能性を、複数のパラレルワールドで描くファンタジードラマ。2092年、科学技術の進歩により不死が実現した世界で、唯一命に限りのある118歳のニモは、死を目前にして過去を回想する。最初の選択は、9歳だったニモが別れた両親のどちらについていくかで始まった……。





ジャコ・バン・ドルマル監督作品の13年ぶりの新作は、前作と大きく違ったSF(SFなのか?)映画でした。

2092年では、なぜか多くの人がブタ(かわいい)を飼っています。理由は言ってたけど忘れました(笑)
テレビのキャスターが、皮膚に直にマイクを差し込んでたり、医者の顔面が幾何学模様だらけだったりと、やや独特の世界観があります。

インタビュアーによる、最後の“死ぬ人間”ニモ・ノーバディの回想で物語は展開されますが、進むにつれてたくさんの矛盾点がでてきます。




物語の始まりの、両親の別れから。
父親についていくのか、母親についていくのかニモは大いに迷い、回想ではどちらにもついて行った記憶が語られます。




その後、それぞれの選択により人生が変わってきますが、その個々の選択の中でもまた別の選択の結果が…という風に、鉄道の単線が、電車が進むにつれて複線になっていくという描写で語られるように、いくつもの違ったニモの人生が進んで行きます。


ラストでなぜニモが118歳なのか、なぜいくつもの違う人生の記憶があるのかという答えは明らかにされます。それを知っても、頭の中がちょっと混乱していますが
前にあった『バタフライ・エフェクト』という映画にも通じるところはありますが、それとまた違った味わいのある映画です。
一見の価値あり




最後に、どーでもいいことをいくつか

●リス・エバンスのフツーの人役って初めて見たかも?いままでぶっ飛んだ役のイメージしかなかったので新鮮でした(笑)

●118歳のニモがリアルすぎる(笑)外見は、今の時代特殊メイクでなんとでもなると思うけれど、喋り方(声)や動きが本当のじーさんにしか見えないのがすごい。
俳優ってすごいな

●この映画の編集作業って大変だろうな~と、他人事ながらに思ってしまった。
素人目にもややこしすぎる(笑)




原題:Mr. Nobody
製作国:2009年フランス・ドイツ・ベルギー・カナダ合作映画
上映時間:137分
監督・脚本:ジャコ・バン・ドルマル
撮影:クリストフ・ボーカルヌ


<キャスト>
ジャレッド・レト
サラ・ポーリー
ダイアン・クルーガー
リン・ダン・ファン
リス・エバンス
ナターシャ・リトル
トビー・レグボ
ジュノー・テンプル


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