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映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

ダンケルク

2017年09月24日 | 映画
クリストファー・ノーラン監督が、実話の戦争映画を!?いったいどういうの?
という驚きがありましたが、観て納得。やはりノーランらしい戦争映画でした



まず、戦闘がテーマではなく、撤退がテーマというのが今までにない感じです。
それに、監督得意の時空をいじるという手法が今作でも生きているというのがまた斬新でした。

“1.防波堤 1週間”とタイトルが出るのですが、それが何を意味するのか初めはわかりませんでした。(たぶん防波堤でのシーンだろうとは思うけど、1週間て?)
“2.海 1日”では、マーク・ライランス演じる民間船の船長。“3.空 1時間”では、トム・ハーディ演じるパイロットが主になるんだろうということは理解できたのですが、1日、1時間ってなんなの?



自分の船で、ダンケルクの兵士を助けに行こうとする途中、大破した船の上に佇んでいた英国人兵士(キリアン・マーフィ)を救助します。

だけど後のシーンで、多数を乗せたボートの上官と思われる人物もキリアン・マーフィだったのを見てあれ?なんでここにいるの?と戸惑ったりしてたのですが、どうやら時間が進んだり戻ったりしているのでした。
だけど、意味なく時間があっちこち飛んでいるわけではないのです。それはラストでわかったのだけど、“1.防波堤”では若い兵士たちの視点で物語が1週間かけて進んでおり、“2.海”では、民間船の親子たちの視点で1日の物語が進んでいたのです。同様に“3.空”はパイロットたちの1時間の物語。
それが同時に語られるものだから、最初はわからなかったりしたのですが、それが理解できてからは、「あ~、やっぱりノーラン作品だなぁ」と納得できたのでした。



ノーラン監督の初期の作品『メメント』でもそうですが、これは1度だけでなく、2度観るとさらに深く理解できるので、2度(以上)観るのをお薦めします。
というわけで、私たちも2回観てきたのですが、その設定を踏まえた上で観ると、非常によくわかるし、また細かいところまで気を配っているのに気付きました。

例えば“3.空”の視点で語られる、コリンズ(ジャック・ロウデン)の機体が着水した際に、ドーソン(マーク・ライランス)の船が近づいているのが見えるとか、1度目では気付かないことが多々ありました。

また、今回も音楽はハンス・ジマーが担当しているのですが、この映画のシーンが始まった瞬間から時計の秒針のチッチッチッ…という音と共に、常に急かされるような音楽(というか効果音?)がそれこそ終盤までずーーーーーーーーーーーーーーーーっと続いていたのが印象的でした。
まったく音楽が途切れることのない映画って、かなり珍しいかも。

戦争映画なのに敵の姿はほぼ映りません。これは、常に現場にいる兵士たちの視点で語られるためであり、そのことも実際の戦場のような臨場感を醸していると思います。

ところで、冒頭でトミー(フィン・ホワイトヘッド)がドイツ軍がばらまいたチラシを2枚ぐしゃっと掴み服に入れたシーンがあります。なぜそうするのか最初は気に留めませんでしたが、これも2回目観て気付きました。
「あ~、ウ〇コしたあとお尻を拭くために使うのか
敵の銃撃に遭い、その時はできなくて、海岸に行った時に再チャレンジしようとしたシーンはありましたが、結局のところ彼は無事に用を足すことができたのかどうか気になるところですね。(ま、映ってないところでしたんだろうと思うけど)

あ~、あとなんか書くことなかったかなぁ~
最後のはどーでもいいことじゃん
コメント
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