<ストーリー> eiga.comより抜粋
巨大台風の脅威を描く中国のディザスター・ムービー。CGに頼らず、精巧なミニチュアを駆使した特撮で迫力の映像を作り上げる。太平洋上に発生した観測史上最大級の台風が、人口120万人の中国沿岸部都市に上陸する。逃げ遅れた人々に高波と暴風雨の脅威が襲いかかるなか、市長は自らの命をかけて市民の救出に挑む。
いやあ~堪能しました
これで感動できる人はすごい失笑必死のとんでも系映画です
巨大台風がテーマというより、これは市長の物語ですね(笑)
マジメに観て本気で怒る人もいると思うので、特にお薦めはしませんが
それでも観たいと思ってる人は、1時間30分ツッコミまくって楽しみましょう~
ネタバレせずにレビューするのは難しいので、以下ネタバレです
知りたくない人は注意してね
注※ネタバレです
しょっぱなから壮大なSF映画を思わせる宇宙空間!ここから、地球に焦点を当て、巨大台風が中国にせまりつつある画像を見せる。そしてそのまま、中国のある町の一風景にまで一気にクローズアップ!!!
(いくらなんでも大袈裟すぎるだろ…と思うけれど、これがラストで重要な意味を持つ!!??)
巨大台風が来るだの、来ないだのとひと悶着ありながら、結局はこの町に来ると知らされた時の、市長のドヤ顔
「住民はみな安全な場所に避難している」と得意そうに話す市長。
いや、甚大な被害が出るかもしれないんだから、そんなに嬉しそうにしてどうする
それで治まるのならディザスタームービーにはならないわけで、ここで船を守ろうと避難していない漁師や、台風の目を撮るのを目標にしている外国人や、なぜか屋外にいるにも関わらず雨風そっちのけで眠りこけてしまっていたスリの男、研修医ひとりしかいない診療所と陣痛に苦しむ妊婦、その夫の話が焦点となるわけです。
妊婦は一刻も早く病院に連れて行かなければならない状態なのに、どうにもできない研修医はおろおろ。そこへ市長の電話が……!
市長からの電話に泣き崩れる研修医!!!どこまで心の支えになってるんだ、市長!!!!
おまけに、出血多量で輸血をしなければならないのに、研修医だから医療行為は法律違反になるというと…
「輸血をしろ、これは命令だ。命を助ける結果になるならこれは合法だ!」と断言する市長!!!
なんなのその論理
もう市長は俺が法律だ状態。いや、問題あるでしょ。大丈夫なのか?この国は。
それに対して、恩師の気象学者は「満点よ」
……いままでいろいろと問題のあった中国という国の一端が垣間見えた気がしました
そして、この映画の最大の目玉と言えば超巨大台風直撃シーン。
恐ろしい波が町に襲い掛かる見せ場といえるこのシーン。それが…
ミニチュアにしか見えない!!
町も車も船も、すべてが昭和の特撮を思わせる懐かしいミニチュアセット。
しかも、同じシーンを何度も多用しているため、「あれ、このシーンさっきも見た?」
デジャヴの嵐
特に波に襲われるシーンで、赤い車が目に付くんだけど、この車何回出てくるんだ……というほどの頻出度。いや、車というよりミニカーにしか見えないんだけど…
少年が大事にしている金魚鉢に入った金魚を持ってこようとした時に、突然現れた鮫!!!
「私は特殊部隊出身だ」という、伏線も何もない突然の市長のカミングアウト。いきなり棒を持って鮫に立ち向かう!
(鮫に人を襲う意思があったのかどうかは不明)
お~い金魚はどうなった?(と思ってたら、ラストで無事少年の手に…どうやって助かったんだ?)
漁師の飼い犬も、ラスト無事現れて漁師と感動の対面。
……というか、漁師が犬をかわいがってるシーンなんて出てきてないし、犬がいないからと言って気にしているシーンも何もないのに、なんなのこの盛り上がり
しかも、この犬。途中あきらかに違う犬になってたし…テキトーすぎやしませんか?
台風は無事過ぎて、もとの平和な生活に……というところで、オープニングとは逆に一風景からだんだんズームアウトしていき、地球のアップに…
おお、なんということでしょう。巨大台風がオープニングと同じ場所にまだあるではありませんか!
単なるオープニングの逆回しなので、台風が残ってるのは当たり前なんだけど、せめて台風は消しておこうよ…それとも何?これからまた台風が来るの?
ディザスタームービーだというのに、一人の犠牲者もなくある意味画期的なこの作品、できるならツッコミ合える友人と一緒に観るのがベストでしょう。
監督・製作:フォン・シャオニン
原題:超強台風
製作国:2008年中国映画
配給:ブロードメディア
上映時間:94分
<キャスト>
ウー・ガン
ソン・シャオイン
リウ・シャオウェイ
巨大台風の脅威を描く中国のディザスター・ムービー。CGに頼らず、精巧なミニチュアを駆使した特撮で迫力の映像を作り上げる。太平洋上に発生した観測史上最大級の台風が、人口120万人の中国沿岸部都市に上陸する。逃げ遅れた人々に高波と暴風雨の脅威が襲いかかるなか、市長は自らの命をかけて市民の救出に挑む。
いやあ~堪能しました
これで感動できる人はすごい失笑必死のとんでも系映画です
巨大台風がテーマというより、これは市長の物語ですね(笑)
マジメに観て本気で怒る人もいると思うので、特にお薦めはしませんが
それでも観たいと思ってる人は、1時間30分ツッコミまくって楽しみましょう~
ネタバレせずにレビューするのは難しいので、以下ネタバレです
知りたくない人は注意してね
注※ネタバレです
しょっぱなから壮大なSF映画を思わせる宇宙空間!ここから、地球に焦点を当て、巨大台風が中国にせまりつつある画像を見せる。そしてそのまま、中国のある町の一風景にまで一気にクローズアップ!!!
(いくらなんでも大袈裟すぎるだろ…と思うけれど、これがラストで重要な意味を持つ!!??)
巨大台風が来るだの、来ないだのとひと悶着ありながら、結局はこの町に来ると知らされた時の、市長のドヤ顔
「住民はみな安全な場所に避難している」と得意そうに話す市長。
いや、甚大な被害が出るかもしれないんだから、そんなに嬉しそうにしてどうする
それで治まるのならディザスタームービーにはならないわけで、ここで船を守ろうと避難していない漁師や、台風の目を撮るのを目標にしている外国人や、なぜか屋外にいるにも関わらず雨風そっちのけで眠りこけてしまっていたスリの男、研修医ひとりしかいない診療所と陣痛に苦しむ妊婦、その夫の話が焦点となるわけです。
妊婦は一刻も早く病院に連れて行かなければならない状態なのに、どうにもできない研修医はおろおろ。そこへ市長の電話が……!
市長からの電話に泣き崩れる研修医!!!どこまで心の支えになってるんだ、市長!!!!
おまけに、出血多量で輸血をしなければならないのに、研修医だから医療行為は法律違反になるというと…
「輸血をしろ、これは命令だ。命を助ける結果になるならこれは合法だ!」と断言する市長!!!
なんなのその論理
もう市長は俺が法律だ状態。いや、問題あるでしょ。大丈夫なのか?この国は。
それに対して、恩師の気象学者は「満点よ」
……いままでいろいろと問題のあった中国という国の一端が垣間見えた気がしました
そして、この映画の最大の目玉と言えば超巨大台風直撃シーン。
恐ろしい波が町に襲い掛かる見せ場といえるこのシーン。それが…
ミニチュアにしか見えない!!
町も車も船も、すべてが昭和の特撮を思わせる懐かしいミニチュアセット。
しかも、同じシーンを何度も多用しているため、「あれ、このシーンさっきも見た?」
デジャヴの嵐
特に波に襲われるシーンで、赤い車が目に付くんだけど、この車何回出てくるんだ……というほどの頻出度。いや、車というよりミニカーにしか見えないんだけど…
少年が大事にしている金魚鉢に入った金魚を持ってこようとした時に、突然現れた鮫!!!
「私は特殊部隊出身だ」という、伏線も何もない突然の市長のカミングアウト。いきなり棒を持って鮫に立ち向かう!
(鮫に人を襲う意思があったのかどうかは不明)
お~い金魚はどうなった?(と思ってたら、ラストで無事少年の手に…どうやって助かったんだ?)
漁師の飼い犬も、ラスト無事現れて漁師と感動の対面。
……というか、漁師が犬をかわいがってるシーンなんて出てきてないし、犬がいないからと言って気にしているシーンも何もないのに、なんなのこの盛り上がり
しかも、この犬。途中あきらかに違う犬になってたし…テキトーすぎやしませんか?
台風は無事過ぎて、もとの平和な生活に……というところで、オープニングとは逆に一風景からだんだんズームアウトしていき、地球のアップに…
おお、なんということでしょう。巨大台風がオープニングと同じ場所にまだあるではありませんか!
単なるオープニングの逆回しなので、台風が残ってるのは当たり前なんだけど、せめて台風は消しておこうよ…それとも何?これからまた台風が来るの?
ディザスタームービーだというのに、一人の犠牲者もなくある意味画期的なこの作品、できるならツッコミ合える友人と一緒に観るのがベストでしょう。
監督・製作:フォン・シャオニン
原題:超強台風
製作国:2008年中国映画
配給:ブロードメディア
上映時間:94分
<キャスト>
ウー・ガン
ソン・シャオイン
リウ・シャオウェイ