明日は朝から友人と打合せ。昼食語は組合の会館へ「出勤」して若干の書類整理。明日もまた本日のような天気の予報になっている。気温はさらに高くなるらしい。
夕方早めに帰宅して明後日の資料作りの仕上げをしなくてはいけない。
★寺もまたいくさにほろぶ百日紅 石田勝彦
★奈良坂の家うち暗きさるすべり 桂 信子
百日紅(さるすべり)は7月から9月にかけて長期間花が続く。薄い赤・赤紫・白が炎天に映える。樹皮がはがれ幹がすべるように滑らかで、さるすべり(猿滑)という。
第1句、花の期間が長いことから長命のイメージが喚起されるものの、長い寺の歴史といえども永遠に滅ばないものなどない、という含意の句であろう。それも「戦火」という本来の寺のあり様とは違う原因で。仏教もまた政治に密着しながらその歴史を刻んできた。
第2句、炎天に映えるさるすべりであるが、さるすべりの植えられた敷地にある家は、さるすべりの木の影に隠れて暗く見える。あるいは塀の片かげに隠れているのか。さるすべりにあたる強い陽射して、ひっそりとした家のたたずまいの印象が鮮やかだと思う。私はどこか不条理な世界、キリコの作品などを連想してしまう。
夕方早めに帰宅して明後日の資料作りの仕上げをしなくてはいけない。
★寺もまたいくさにほろぶ百日紅 石田勝彦
★奈良坂の家うち暗きさるすべり 桂 信子
百日紅(さるすべり)は7月から9月にかけて長期間花が続く。薄い赤・赤紫・白が炎天に映える。樹皮がはがれ幹がすべるように滑らかで、さるすべり(猿滑)という。
第1句、花の期間が長いことから長命のイメージが喚起されるものの、長い寺の歴史といえども永遠に滅ばないものなどない、という含意の句であろう。それも「戦火」という本来の寺のあり様とは違う原因で。仏教もまた政治に密着しながらその歴史を刻んできた。
第2句、炎天に映えるさるすべりであるが、さるすべりの植えられた敷地にある家は、さるすべりの木の影に隠れて暗く見える。あるいは塀の片かげに隠れているのか。さるすべりにあたる強い陽射して、ひっそりとした家のたたずまいの印象が鮮やかだと思う。私はどこか不条理な世界、キリコの作品などを連想してしまう。