書とお寺が大好きな春逕の「日々是好日」

日々思うこと、感じた事をつづります。

米芾(米元章)の臨書を書く

2011-02-02 00:25:32 | 書について

米芾(米元章)の臨書  ・・・・2010.1春逕臨

 

手本(先人の書)を見ながら書くことを臨書(りんしょ)といい、形臨(けいりん)、意臨(いりん)、背臨(はいりん)の方法がある。

臨書は古典などの学習手段として古来から行われており、奈良時代光明皇后による王羲之の『楽毅論』の臨書が正倉院に現存する。

臨書に対し、他人の書を参考にしないで、自分で創意工夫して書くことを自運(じうん)という

  • 形臨…字形を真似することに重点を置いて書く。手本にできるだけ忠実に字形や用筆法だけを模倣する。
  • 意臨…筆意(ひつい、筆者の意図)を汲みとることに重点を置いて書く。作品が生まれた時代背景や作者の生き方、精神性まで模倣する。
  • 背臨…手本を記憶した後、手本を見ないで記憶を頼りに書く。その書風を自分のものとして他の作品にも応用していく。
米芾は宋時代の書家で、米芾の作品の雰囲気を出すために、紙を紅茶で染めた。


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