数年前に東京国立博物館で、見たこの仏像。
なんと和尚さんの顔が真っ二つに割れ、中から十一面観音が出てきた!宝誌和尚(ほうしわじょう)は実在した中国
南北朝時代の僧侶。梁(りょう)の武帝(ぶてい)が絵師に和尚の肖像を描くよう命じると、和尚の顔が割れて中の
菩薩がどんどん変化するので、結局お顔を書く事が出来なかったという。予知を行なったり病を治した為、権力者に
恐れ和尚られ何度も投獄された。
(西往寺の所有だが、諸事情で京都国立博物館が保管し、時々公開しているそうだ。)
先日、城下町大遊戯2012で同じかね屋さんでご一緒させていただいた生島さんのTシャツがまさしくこの絵をもとにされたものだったのでびっくりした。
一度この仏像をみたら、絶対忘れないものだ。
しっかり見ると顔の中から顔が動いているように見えた。
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