だからちがうんだってば.

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会長も大変

2005-07-06 09:09:17 | 生活
かの石弘光・中央大学教授は政府税調の会長でもいらっしゃるわけですけれども、個人所得税や消費税の増税方針を訴えたことで最近どうにも評判が悪いそうで。先週末の某タブロイド紙には、石先生の千駄ヶ谷の自宅の写真入で「こんなひとにサラリーマンの痛みは分かるまい」と書いてありました。相続資産らしいので、そこらへんつついてもしょうがないだろ、と思わないではないですが、自宅の写真まで公開されてしまうとはさすがにちょっとやられ過ぎではないかと。それならサラリーマンに税制を考えさせたらどないになっちゃうねん。
最近の「SPA!」にも同じような記事があって、こりゃまあしょうがないところだとは思うんですが、そこに出てきた森永卓郎が、言うに事欠いて「最高税率を上げたりして税収を上げればいい」ときたもんだ。最高税率を適用される人間がそもそもそんなにいないんじゃないかと思うんですけど、という実証的な反論もさることながら、だいたい、民間活力を殺ぐからといって最高税率の引下げ論議の片棒を担いだのはアンタじゃなかったかしら。
しかしなんつーか、主税局の広報企画官が「民間シンクタンクはさすが」とか言っちゃうのもどうかと思うけども、調査課をはじめとする内部調査研究部門が弱すぎんじゃねーの。ま、このご時世に公務員を増やせない国なんでしょうがないのかもしんないけど。