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詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)

日々、読んだ本の感想。ときには映画の感想も。

嵯峨信之『土地の名-人間の名』(1986)(87)

2019-08-14 15:19:28 | 嵯峨信之/動詞
* (きみが愛するということを教えてくれた)

そのときから言葉を虫が食いはじめた

 不思議な詩だ。
 ことばが以前のような姿ではなくなった。それは「きみが愛するということを教えてくれた」から。きみを愛しはじめたから。
 嵯峨自身に向けられていたことばが、嵯峨以外の人間ヘも向きはじめた。
 内向と外向。

どこを歩いても
道はきみのところへ向う
歩行そのものにも虫がついたらしい






*

詩集『誤読』は、嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で書いたものです。
オンデマンドで販売しています。100ページ。1500円(送料250円)
『誤読』販売のページ
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