* (死は原因でもなく結果でもない)
感想を書こうとして、瞬間的に、手がとまる。なぜ、「否定」から考え始めるのか。
「誕生は原因でも結果でもない」と書き始めることもできる。ただし、その場合は「ほどく」ではなく「さらにひろげる」ということになるだろうか。
そう考えると、この詩のポイントは「ほどく」である。
何かがもつれて、からまり、固くなる。そういう状態を「死」と呼ぶことができる。動けなくなった何か。それを「ほどく」ために何をするべきなのか、それを知るには「もつれ、からまり、固くなる」という「歴史」をみつめることが必要だ。どうやって生きてきたか。つまり、どうやって「自分をひろげてきたか」。
そう考えると「誕生は原因でも結果でもない」に戻る。私は「結果」が用意されていない「誕生」から考える方を好む。どこへ行くかわからないから、楽しい。「結果」は考えてはいけない。「いま」が「結果」だし、「いま」が「誕生(出発点)」だ。
*
詩集『誤読』は、嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で書いたものです。
オンデマンドで販売しています。100ページ。1500円(送料250円)
『誤読』販売のページ
定価の下の「注文して製本する」のボタンを押すと購入の手続きが始まります。
私あてにメール(yachisyuso@gmail.com)でも受け付けています。(その場合は多少時間がかかります)
人間存在のつなぎめである
それをほどくために人間史は永遠に書きつづけられる
感想を書こうとして、瞬間的に、手がとまる。なぜ、「否定」から考え始めるのか。
「誕生は原因でも結果でもない」と書き始めることもできる。ただし、その場合は「ほどく」ではなく「さらにひろげる」ということになるだろうか。
そう考えると、この詩のポイントは「ほどく」である。
何かがもつれて、からまり、固くなる。そういう状態を「死」と呼ぶことができる。動けなくなった何か。それを「ほどく」ために何をするべきなのか、それを知るには「もつれ、からまり、固くなる」という「歴史」をみつめることが必要だ。どうやって生きてきたか。つまり、どうやって「自分をひろげてきたか」。
そう考えると「誕生は原因でも結果でもない」に戻る。私は「結果」が用意されていない「誕生」から考える方を好む。どこへ行くかわからないから、楽しい。「結果」は考えてはいけない。「いま」が「結果」だし、「いま」が「誕生(出発点)」だ。
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詩集『誤読』は、嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で書いたものです。
オンデマンドで販売しています。100ページ。1500円(送料250円)
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