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詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)

日々、読んだ本の感想。ときには映画の感想も。

向うから男が、

2014-10-26 00:23:12 | 
向うから男が、

真っ正面を向こう側から歩いてくる男がいる。
知らずに引用してしまったのか、あるいは剽窃したのか
どこかで見た記憶がある。
一歩近づくごとに私に似てくる。
決して道を譲らない気持ちでいる。
もう、そっくりになっているので実によくわかる。
あいての男も同じことを考えて、
あと一歩というところでにやりと笑う。
自分をひっぱりだすなら今だ
(のっとるなら、今だ
ほんとうはどう思ったのだろう。
私たちは車道を走る車や様々な足音で動き回るひとを見ながら
背中を向けて去っていく。



*



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