プラトンの『ソクラテスの弁明』を読む。(岩波書店、「プラトン全集1」、1986年06月09日、第三刷発行)
私が「指針」としていることばがいくつもある。
①それはありあわせの言葉でもって、むぞうさに語られることになるでしょう。
「借りてきたことば」(流通している「現代思想用語」)をつかわない。
②ひとつずつしらべてみることにしましょう。
「調べる」とは「ありあわせの言葉(自分がふだんつかっていることば)」で言い直してみること。
③たましい(いのちそのもの)を、できるだけすぐれたよいものにするように、
私は「魂」の存在を信じていない。ソクラテスは「たましい」を「いのちそのもの」と言い直している。私は、この定義ならば、なっとくできる。「いきていること」を「いきてあること」を、できるだけすぐれたよいものにしたい、と私は望んでいる。
そのために、読む。
④一人一人に接触して、徳に留意せよと説いてきた
「徳」については、考えない。「一人一人に接触して」は大事。
私は詩の感想を書き綴っているが、それはそのつど「ひとり」を相手に向き合っている。ただ、そこに「ひとり」の人間がいきてあることを感じて、それについて私がどう感じたかを書く。
「接触して」というもの大事だ。「接触」というのは、瞬間的なものである。そのときそのときによって、「接触」する部分が違う。私の状態も一定ではない。
「ひとりひとりに、そのとき接触して」
ソクラテスは、これを「各人に個人的につくす」、あるいは「一人一人をつかまえて」と言い直している。
他の人といっしょにしない。
⑤私人としてあることが必要
これは①に通じる。「私」の「ありあわせの言葉」で「むぞうさ」に、いきる。公、共通、流通の拒否。
私が「指針」としていることばがいくつもある。
①それはありあわせの言葉でもって、むぞうさに語られることになるでしょう。
「借りてきたことば」(流通している「現代思想用語」)をつかわない。
②ひとつずつしらべてみることにしましょう。
「調べる」とは「ありあわせの言葉(自分がふだんつかっていることば)」で言い直してみること。
③たましい(いのちそのもの)を、できるだけすぐれたよいものにするように、
私は「魂」の存在を信じていない。ソクラテスは「たましい」を「いのちそのもの」と言い直している。私は、この定義ならば、なっとくできる。「いきていること」を「いきてあること」を、できるだけすぐれたよいものにしたい、と私は望んでいる。
そのために、読む。
④一人一人に接触して、徳に留意せよと説いてきた
「徳」については、考えない。「一人一人に接触して」は大事。
私は詩の感想を書き綴っているが、それはそのつど「ひとり」を相手に向き合っている。ただ、そこに「ひとり」の人間がいきてあることを感じて、それについて私がどう感じたかを書く。
「接触して」というもの大事だ。「接触」というのは、瞬間的なものである。そのときそのときによって、「接触」する部分が違う。私の状態も一定ではない。
「ひとりひとりに、そのとき接触して」
ソクラテスは、これを「各人に個人的につくす」、あるいは「一人一人をつかまえて」と言い直している。
他の人といっしょにしない。
⑤私人としてあることが必要
これは①に通じる。「私」の「ありあわせの言葉」で「むぞうさ」に、いきる。公、共通、流通の拒否。