ツイッターで、驚くべき発言を読んだ。
https://twitter.com/emil418/status/1562022901272150016?s=20&t=bfRp4xAljrgyFmmbSo3wZQ&fbclid=IwAR37g-1cje5KFDHlKQ5n6gfBYuA4SgghpgIG92Cwi7ODy0PCl1kwVbDXkDI
内閣法制局の職員が、「全国民が反対しても、閣議決定すれば国葬ができるのか」と問われて「できる」と答えている。
このひとは、憲法を読んだことがあるのか。
国家公務員になるとき、憲法を読まなくてもいいのか。国家公務員は、憲法に違反していいのか。
日本は議会制民主主義の国である。
行政(内閣)は、議会の信任(国民の信任)がなければ、その権力を行使することができない。
法的な根拠がない限り、何もできない。
「戦争法」を初めとするさまざまな法律でさえ、ちゃんと国会で議論し、それを成立させている。私は、安倍が強引に成立させた法律に賛成ではないが、それでも、それらは国会審議を経ている。
ところが安倍の国葬は国会審議を経ていない。
閣議決定をするかしないか、というよりも、閣議決定と国会審議(国会決議)の、どちらを優先するかが問題である。
国にとってのいちばん大事な「予算」は、どうやって成立するか。
最終的に、国会で可決されているではないか。
ツイッターで紹介されている「議論」は、その後、どう展開したのかわからないが、質問しただれか(議員の名前を私は知らない)は、その後、どうしたのか。
内閣法制局職員の言っていることが、国会軽視にあたり、憲法違反であると指摘したのか。法制局が憲法違反を推進していいのか。
答えた職員は、権力(安倍-岸田、まだ安倍は生きているみたいだ)に嫌われて、昇進できなくなることが、そんなに怖いのか。ただ出世して、金をもうけるために国家公務員になったのか。何年も生きてきて、それだけしか学んでいないのか。
個人的攻撃は意味を持たないかもしれないが、あまりにもひどい職員である。
きっと学校の成績は優秀だったのだろう。国家公務員の試験の成績も優秀だったのだろう。「試験」は出題者の意向にあわせた解答をしないかぎり「正解」にはならない。ただひたすら、自分より上の存在(権力)の意向を的確につかみとり、それに自分の考えをあわせることに専念してきた人間なのだろう。
そういうひとは、権力者がいなくなったら、どう生きるつもり?
だれも、指示する人がいなくなったら、どうするつもり?
安倍は死んだ、岸田もたぶん、この回答者よりも先に死ぬだろう。そのとき、だれの指示を待つのか。退職したあとは、だれの指示に従っていきるつもりなのか。