藤枝市長の部屋

元気なまち藤枝づくり 北村正平のちょっと一言

認知症高齢者300万人超、厚労省推計

2012年09月12日 | ちょっと一言
昨今、テレビや新聞で認知症高齢者がなんと300万人を超えたとの報道がありました。平成14年からの10年間で2倍に増加し、驚くことに、65歳以上の高齢者10人に1人が認知症であるとのことです。  
これは、国の過去の推計を大幅に上回る急増で、厚労省は認知症対策は急務であり、来年度から新たな対策を始めるとのことです。
市では、こうした動向を既に組み入れ、平成22年度から「認知症支えあいまちづくり」と称し、さまざまな取組を始めています。そして、その芽が少しずつ芽生え始めています。
これはなんと言っても、医師会を核として、安心すこやかセンター、ほっと会(認知症の人と家族の会)の皆さんがタッグを組み、大きな力を発揮してくれているお陰だと思っています。
「もの忘れ相談医」の育成をはじめ、認知症家族交流会、コールセンター、支援ガイドの作成、支えあいまちづくりフォーラム、地域での普及啓発講座など、確実に認知症対策は動き出しました。
認知症サポーター養成講座も、講師役のキャラバンメイトの皆さんのご尽力で、大人だけでなく、小中学校などでも開催され、たくさんの子どもサポーターも生まれています。
認知症対策は大事な取組です。今後の国の取組とあいまって、関係の皆さんのご協力をいただき、みんなが認知症を理解し支えていく、そうした取組を実行していこうと思っています。