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日々是愉快♪

笑いながら愉快に生きていけたらいいなぁ~

「ローグアサシン」

2007年10月07日 | 映画
いやぁ~、この新宿オスカーに来たの何年振りだろう?
変わってないなぁ(笑)

今、客席に座って上映待ちなんですけどね、ここは場末の匂いがするんですよね。
歌舞伎町の映画館の中でも、どこか場末感が・・・。

それはさておき作品なんですが、内容のことはほとんど分からず、石橋凌と
ジェット・リー、ジョン・ローン、ケイン・コスギという東洋系の俳優が結構出て
るということで行きました。ただそれだけの理由です。

内容は、公開したばっかりでネタバレになってしまうんで書きませんが、石橋凌
良かったです。
ジョン・ローンやケイン・コスギにもっと暴れて欲しかったんですが、その代わりと
言ったらなんですが、石橋凌が頑張ってくれてたんでね。
きっと石橋凌はまたハリウッドからオファーがあると思いますよ。
英語も良かったし。むしろ日本語のセリフの方が違和感あったぐらいでした。

久し振りにハリウッドが描くヤクザ映画を観ましたね。
なんか「ブラックレイン」を思い出しますが・・・。
あの松田優作のインパクトは今回のジェット・リーにも無かったです。
ジェット・リーのインパクトはやっぱり「リーサル・ウエポン4」だったなぁー。

この作品、最後に「そうだったのかぁ~」という大ドンデンがあります。
だからストーリーはちょっと・・・。

良かったら観て下さいな。




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「アメリカンパスタイム~俺たちの星条旗」

2007年08月14日 | 映画
中村雅俊がハリウッド映画に出演することは知っていたんだけれど、その後の情報は
全く調べることもなく、話題になることもなく、先日たまたまTSUTAYAに行ったらその
DVDがあったので借りてきた。
野球を絡めたドラマというのが意外だったなぁ・・・。

実話を基にした作品ということで、舞台は第二次世界大戦中のアメリカだ。
この時にアメリカ国籍を持ちながら、日系ということだけで収容所に入れられた12万人
もの人たちがいたというのはあまり知られていない。
それは、アメリカがこの歴史的事実を隠したがっているからだろう。
だってね、ドイツやイタリア系の移民は強制収容されてないんだから。
まぁ、アメリカにとっちゃー、負の過去だよね。

そんな収容された中で野球チームを作り、アメリカ相手に最後は勝ってしまうという物語。
と言ったら、かなりまとめ過ぎちゃってるんだけど、中村雅俊とジュディ・オング扮する夫妻
には2人の子どもがいる。
これがどうみても2人に似てなくて、日本語は下手だし、韓国系ってモロに分かっちゃって
違和感アリアリなんだけど、次男の方がエースピッチャーで、しかも収容所の官長の娘と
恋仲になっちゃうから、アメリカ人と日系人の間で複雑なことになっちゃう。

で、長男の方はアメリカに対して忠誠心を示そうと進んで軍隊に入った。
実際にこういう日系の若者は多かったらしく、アメリカ人よりも勇敢に戦った記録が残されて
いるほどだ。
まぁ、アメリカも気を遣って沖縄だとか日本そのものへの派遣はしなかったようです。

いくつかのドラマを盛り込ませながら、最終的には日系チームが勝利を収めるストーリーですが、
いまいちインパクトに欠けている感が拭えなかったですね。
2人の息子を日本人俳優でのキャスティングじゃダメだったのか?そこがねー。

ただ、我々日本人、そしてアメリカに住む日系人にとってはこれは忘れちゃイカン歴史です。
そういう事実を掘り出し、こういう作品に仕上げたのはさすが。

これが中国とかだったらずっと怒ってると思うよ。
原爆の被爆国としての主張と一緒に強制収容についても毎年言っていくべきなんじゃないかな。



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「ダイハード4.0」

2007年07月05日 | 映画
「ダイハード」シリーズは1作目から毎回楽しませてもらってたので、今回も非常に
楽しみにしてました。

楽しみにしてたはいいけどいつの間にやら公開してて、早く観ないと!と空いてる
土日の日程を調べてたところ、会社から10分の所にシネプレックスがあることを
オフクロから言われ、そうだった!何も新宿や池袋にこだわることはない!と思い、
早速今日の仕事後行って来ました。
いやいや、会社から10分っていうのは楽です、駐車場も大きいのがあるし。

こういうシネプレックスタイプの劇場はホントに久し振りで、何だかアメリカチックな
気分になり、ホップコーンとコーラをセットで購入してしまいましたよ(笑)

しかも平日の最終回ということもあってか、観客は10人ぐらい。
たった10人であのデカいスクリーンを貸し切ってしまってるかのような感じで、とても
いい気分。
でもまぁ、こういうアクション大作は大勢で観た方が臨場感あって楽しめるかも。

さてさて前置きはこの辺にしていよいよ本編ですが、ネタバレになるかならないか
ぐらいのビミョーなラインで書ければ・・・。

最近のハリウッドのアクション映画は、何だかどれも同じような気がしてほとんど
観ていないのが現状なんですが、主人公がジョン・マクレーン(ブルース・ウィルス)
であれば観ないわけにはイカンでしょう。

ハリウッドは、9.11以来、作風が変わりましたね。作風っていうかシナリオね。
東西冷戦時代の時とはね。
いかにあのテロが大きかったか・・・。

ブルース・ウィルスの当り役ジョン・マクレーンですが、今回もとことんツイてない。
どうして彼はいつもそういう現場に立ち合ってしまうのか?
そういう所がとてもコミカルで笑っちゃう。敵と激しい撃ち合いをしてるのに、彼独特の
ユーモアがあって、それがまたいいんですよね。今回も全開です。

やっぱりね、ブルース・ウィルスはジョン・マクレーンを演ってる時はイキイキしてるような
気がしますもんね。
どんなに劣勢でもそう思わないというか、常に立ち向かって行くあの潔さが好きです。

今回はサイバーテロvsアナログ刑事。
最近はこのようにコンピューターを使っての筋書きが多いですよね。
もはや欠かせないものなんでしょうが、コンピューターばかりに強い悪党は何だか
全体的に線が細い感じが否めないです。
腕力に自信あって、それなりに統率力のあるNo.2がサイバー頭脳の親分を倒したら
もっと面白いのになぁなどと思ってしまう。
ジョンにサイバー頭脳を持たせたら最強でしょう。

今回はアクションも凄いです。ほぼノンストップ。
詰め込みすぎ!って感じもしなくはないけど、シリーズのレベルを保つにはこれぐらい
やらないとイカンかったんでしょう。

悪党を追い詰めていく流れは良かったと思いますが、その分、ジョンの同僚(警察関係)
との繋がりや関係図に血が通ってないような気が・・・。

今回は、ジョンと一緒に戦ったコンピューター青年がいい味出してましたね。
それとジョンの娘。
この3人の関係がハッキリしてたから終わりも良かったかなぁと思います。

「ダイハード」はいずれの作品もまた観たくなるから、やっぱりいい作品なんだと思う。
それは、ブルース・ウィルスというキャラがいいからなんですよね。

久し振りのアクション映画、面白かったです。





コメント (2)
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「ライフ・イズ・ベースボール」

2007年05月19日 | 映画
今日、観て来ました。

松坂がボストンに入団しなければおそらく日本での劇場公開は無かったと思われる作品。
実は原題、「GAME6」というんですね。

1986年のワールドシリーズ
ニューヨークメッツ vs ボストンレッドソックス
この第6戦のことを指しているわけです。

優勝まであとアウトひとつまでいきながら、メッツの粘りに加え、“あの有名なファーストの
トンネル”でサヨナラ負けを喫したレッドソックス。
メッツはそのまま勢いで第7戦を取り優勝。

僕はあのトンネルで優勝が決まったとばかり思ってたんですが、実は違ったんですね。
第7戦にボストンが勝ってたら、レッドソックスの歴史は違うものになったんだろうけど、
そうはいかず、2004年の優勝まで待たなくてはならなかったんだから、関係者やファン
は長かったろうなぁ・・・。

それはさておき映画ですが、思ったほど野球との絡みは少なく、全体的には淡々とした
ドラマ仕立て。
タイトルがタイトルなだけにもっとレッドソックスとかフェンウェイパークが出てくるのかなぁ
と思ってたのですが・・・。

さてさて今日行った劇場。
かつてヤクザ映画とピンク映画専門の味のある劇場(新宿昭和館)だったんですが、
もの凄く様変わりをしてしまって別の所にいるような錯覚を覚えましたよ。

最近は座席数の少ない単館系が多くて、それはそれで綺麗でオシャレでいいんですが、
あの昭和館のような、映画を観ながら堂々とタバコを吸ってる、観終わった後は肩で風を
切って歩いてしまうような、そんな劇場が絶滅していくのは何とも淋しい気がします。

まぁそんなことを言っても、めったに行かない劇場だったし、廃れていっても仕方がない
のかも知れませんね。
昔のようなヤクザ映画、任侠映画が存在しないですからね・・・。

となると時代の流れで、佳作を上映する単館系の劇場の方が映画ファンにとっては
ありがたいことでしょうね。

こういった劇場、椅子が良すぎて寝ちゃうことが多いんだよなぁ・・・(苦笑)



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「シリアナ」

2007年05月06日 | 映画
今日はプロレス観戦の予定だったんですが、ネットで調べたら当日券の発売がなく、
残念ながら完全OFF日に。
ということで、映画でも観るかなぁ~と思って見たのが「シリアナ」でした。

DVDの裏に“石油利権をめぐる地球規模の欲望と陰謀を暴いた全米震撼の社会派
サスペンス”というコピーとキャスティングも良かったので選びました。

こういう社会派ものの硬派な作品大好き。
硬派で骨太ゆえ、ドラマティックな展開というのはなかなか難しいんですが、本作品も
そうでした。
僕の頭じゃ難解かつ複雑すぎて・・・。

中東の石油問題は、落合信彦の影響でほんのちょっとは分かってたつもりですが、
こうやってリアルに描かれてると落合作品よりもっと深い部分を見たような・・・。

落合信彦は実際にオイルマンやってたんだから、スゲーよなー。
あの陰謀渦巻く中東の世界で生きて帰ってきてるんだから。
それと落合信彦でなく、日本赤軍の何某が中東で英雄扱いされてたっていうのも、
映画を見てる最中に思い出して、良いも悪いもあの世界でそういう扱いをされると
いうのは、何だかスゲーなーと感心してしまいました。

我々は石油なしには生きていけないというのは当たり前なのですが、その生存に
大きく関わる石油を中東が握っているというのも何かの皮肉なのか・・・。

今日も僕がこうやってブログを書いている間に、各国のスパイが暗躍し、オイルマン
たちは策略を練り、政府関係者も各国を牽制し合いながら生きているのだ。
そしてアラブの王族たちは想像もつかないぐらいの賄賂を手に入れ、自らの国を
司っている。

興味があったら是非。

詳しい解説はこちら

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「ライフ・イズ・ベースボール」

2007年04月13日 | 映画
なんというタイミングでの劇場公開!
実にタイムリーな映画だ。

と思っていたら、
アメリカでの公開が2005年だから2年前の作品になるわけですな。
お蔵入りされてた作品をこの時期に持ってきたわけだ。
んー、松坂の力というのは映画界までをも動かしてしまうのね・・・。

ボストンという街とレッドソックスというのは昔から映画の題材になり
やすいみたいで、数々の感動作を生んでいます。

今回の作品の原題は「GAME6」ということなんですが、人生を
レッドソックスに捧げた男の物語ということで邦題はこうなったのでしょう。

東京はまずは新宿でGWの公開ということなので行って来ます。
楽しみです。

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「長州ファイブ」追記

2007年03月07日 | 映画
先週の金曜日にこの映画を観て、追記せず今日まで来てしまいました。

新宿のシネマートという映画館で、レイトショーのみの上映。
しかも最終日にギリギリ駆け込みで鑑賞という慌しさでした。
というのも、前売りチケットは買っていたものの、いつの間にか公開していて、
いつの間にかレイトショーに切り替わっていて、いつの間にか終わるという
感じでして・・・。

山口や九州地方では、去年、先行上映ということだったらしいのですが、
地元長州ではどういった作品、評価を得たのでしょうか?

詳しいことは、「長州ファイブ」の公式サイトがありますので見てもらえれば
と思います。こちら

“長州ファイブ”って何?っていう人も多々いると思うんですよね。
長州藩びいきのこの僕でさえ、誰だっけ?ってなったぐらいですから(苦笑)

なぜそうなったのかと言いますと、どうしても目が国内に向いているからなんです。
浦賀沖にペリーの黒船が来航してからというもの、幕末という激動の時代が
始まって、やれ幕府がどう、長州だ、薩摩だ、土佐だ、会津だとありとあらゆる
動きが国内であったわけですから、どうしても国内のことに夢中になってしまって
外には目が届きにくいんですよね。
まぁ、あくまでもこれは僕の場合ですが・・・。

そんな国内が揺れ動いてる中、長州藩から五人の若者が国禁を犯して海を渡りました。
その五人とは山尾庸三、井上馨、遠藤謹助、伊藤博文、井上勝。
行き先はエゲレス(英国)です。

当時は海外に渡るというのは国禁でした。
バレたら死罪です。
そんな危険な状況の中でも命を張って渡って行ったのがこの五人なのです。

映画の中では、松田龍平演じる山尾庸三がメインで描かれていました。
余談になりますが、松田龍平の父、松田優作は下関出身でして、言ってみれば
長州男児。そんな長州人の血を引き継ぐ龍平にとっては感慨深い役だったのでは?

この五人、留学経験を無駄にすることなく後世に名を残しているのはさすがです。
簡単にまとめると・・・。

山尾庸三・・・工部大学校(現在の東京大学工学部)の設立に尽力。
        日本工学の父となる。
        また留学中の経験から、盲教育・聾教育の普及に貢献。
井上 勝・・・鉄道開発に情熱を傾け、日本鉄道の父と呼ばれる。
遠藤謹助・・・大阪造幣局に長くつとめ、造幣局の整備にあたる。
井上 馨・・・維新後の明治政府にて、外務卿、外務大臣となり、鹿鳴館時代を現出。
伊藤博文・・・初代内閣総理大臣。憲法草案をまとめ、大日本帝国憲法として発布。

まぁ、名を残しているんだから映画になるんであって、密航中に病死とかだと、
このような形にはなっていないと思います。

あの激動の時代に海を渡り、右も左も言葉も分からないまま、世界の最先端国家で
技術を学ぶ、習得するというのはどんな感じだったのでしょうか?
「生きたる機械となって長州に帰る」
この想い、そして未だひとつの国として統一されていない日本の近代化の為に自分が
ここで得たものを持ち帰るという気持ちが強かったから歴史に名を残す人になったのだと
思います。

僕の友人が、幕末の人たちは“冒険家”という表現をしていましたが、そうかも知れません。
未知なる世界、未知なるものへの飽くなき好奇心が彼らをあそこまで駆り立てたのでしょう。

現代も乱世と言われます。
もう何年も前から維新といわれたり、革命期とも・・・。

平成の志士、侍はどこにいるんでしょう?
きっといるはずなんですけど、スーツを着て戦っているから分からないだけなのかな?
けれども平成の志士は、明日斬られるってことはないから。
明日逮捕っていうのはあるか・・・。

その「志」っていうのは、江戸と平成では天と地以上の差があるんじゃないでしょうか。



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「ラッキーナンバー7」

2007年02月06日 | 映画
池袋のロサ会館でのレイトショー。
何年振りでしょうか、レイトショーなんて。
これから予告に引き続き本編上映なので、追記します。

ということで追記です。

この作品、実はR指定されておりまして、何故R指定なのかというのは
観て納得しました。
それと、先週の土曜日からこの作品を公開していた映画館がほとんど
「硫黄島からの手紙」に番組変更してしまい、レイトショーのみの上映に
なってしまいました。
ということでレイトショーだったんですよね。
まぁ、「硫黄島~」は勢いあるから仕方ないのかなぁって思いました。

この作品、クライムサスペンスなのでストーリーは書かない方がいいと思います。
最後に大ドンデン返しがあるので、そこは楽しませてくれました。
「そういうことだったのかーっ!」って唸ります。
DVDになったら是非ご覧下さい。

ただ、CMの予告等ではかなりのスピード感を感じていたし、キャスト陣も
かなりいいので期待していたのですが、思ったよりスピード感はなく、
前半は淡々と進んでいくのでウトウトしました。

つーか、仕事明けのレイトショーは劇場の客電が消えたら「寝ていいですよー」
って雰囲気で、寝ようと思えば一発で深い眠りにつけたと思う。
だからこそ最初からスピード感が欲しかったのですが・・・。

それはさておき、淡々と殺しが続くので最初は訳分からない部分が多々あるの
ですが、これらが最終的には、しっかりと繋がっていくから唸るんですよね。
緻密に計算された脚本です。

後半の謎解きが始まってくると一転してスピード感が加速します。
ここら辺を話してしまうとネタバレになるので止めておきましょう。

ルーシー・リューがとっても可愛い感じで好感持てました。
目のつり上がったアジア系の女性ってイメージだったんですけど、
恋に落ちていく女性を普通に演じていて良かったです。

それとモーガン・フリーマンとブルース・ウィルスは貫禄ですよね。
存在感ありすぎ。
逆にイメージ先行してしまう部分があるから作品選びも大変だと思いますが。

それにしても騙されたなぁ~。
良かったら是非。



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「リトル・ミス・サンシャイン」

2007年02月03日 | 映画
渋谷シネクイントでの単館ロードショー。
作品の公式サイトはこちら

気になってた作品なので、久々に単館劇場に足を運びました。
土曜の昼下がり、しかも渋谷ということで混雑が心配だったんですが、
思ってたほど混んでなかったです。
どうやら話題は「硫黄島からの手紙」の方みたいで・・・。

この作品、第79回アカデミー賞の主要4部門、
作品、脚本、助演男優、助演女優賞にノミネートされている作品なんです。

公開当初、全米でたったの7館だったのが口コミで一気に広まって拡大ロードショー、
しかも20世紀FOXが約11億円で配給権を買い取ったというほどの作品。

だからと言って、派手なアクションがあったり、劇的感動的なストーリーではないんですが、
ハートフルで後味の良い作品です。
こういう作品がアカデミーの作品賞に選ばれているというのは、嬉しい限りです。

物語は、9才の娘を美少女コンテストに出場させるために、一家揃ってポンコツのバスに乗り、
その道中での障害を乗り越えながら、バラバラだった家族が絆を深めるロードムービー。

“ロードムービー”というところがポイントで、“ロードムービー”じゃなかったら
観に行ってないと思います。
ハートフルな作品を“ロードムービー”にすると佳作になりやすいし、またその逆もありで、
“ロードムービー”にしたから脚本が活きたという作品も多々あるように思う。

旅の最中で障害を乗り越え絆が深まるというのは、ある種お決まりパターンです。
しかも今回は、子役を有効に使ってるからお涙頂戴みたいな感じになるのは何となく
分かってはいるのですが、それでも、感動せずにはいられない作品でした。

それとおそらく予算も少なかったでしょうから、使っている俳優にもそんなにお金を
かけないで、ちゃんと役に合った人をチョイスしてるのも、このテの作品の良さです。

いつだったか、ハリウッドのロードショー作品に新鮮味を感じず、単館作品に目がいき、
単館ばかりに通っていた頃がありました。今ではそういう作品も大きなレンタル屋で、
「単館作品コーナー」としてレンタルしてありますから、良かったらご覧になって下さい。
この作品もいずれ並ぶと思いますよ♪

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「硫黄島からの手紙」

2007年01月14日 | 映画
昨日は芝居、今日は映画と、久し振りに学生時代のようなノリで劇場通い。
やっぱ劇場の空気っていいですね~。
特に今日はキャパ1000人クラスの映画館だったんで久々に大きく迫力のある
スクリーンを堪能しました。

クリント・イーストウッド監督作品で、硫黄島2部作のひとつ。
もうひとつは「父親たちの星条旗」で、こちらも現在公開中ですが、いかんせん、
「硫黄島からの手紙」の方が話題独占、興行成績も5週連続1位ということで、
「父親たちの星条旗」は忘れられている感じです。
そもそも都内でも、銀座と渋谷の計3館での上映だからなぁ・・・。

賛否両論の映画なのでは?

僕は「重いなぁ~、ヘビーだなぁ~」というのが観た直後の感想でした。
イーストウッド独特の映像の暗さ、洞窟シーンなんかと相まって、モノクロか?
と思わせたりするのと、戦争というテーマ、ましてや全滅していくというのが
観てて分かっているので精神的憂鬱、そんな全てが絡まって「重く」感じました。

・コレって日本サイドが描いたらどうなんの?
・アメリカ側から描いた作品だから意義があった。
・今までスポットの当てられなかった硫黄島という島を舞台に
 これだけのスケールで描いてくれたことが良かった。
・あの戦争に関しては、硫黄島だけがこうじゃなかったので、
 今更新鮮味を感じない。
・渡辺謙が「ラスト・サムライ」の役とダブッて見えた。

とまぁ、ザッと思ったことを並べてみてもいろいろあるわけですが、これは最初にも
言いました通り、見た人それぞれの意見、賛否両論ある映画じゃないでしょうか?

ただ、こういう戦争がつい最近にあったんだということを、あのような形で多くの
若者たちが命を落として行ったんだということはやっぱり忘れちゃいけないと
思います。月並みな言葉だけど・・・。

アカデミー賞の賞レースにも絡んでくると言われていますけれど、こういう作品が
賞を獲得するというのは、もうそろそろ止めにしてもらいたい。

大学時代、同級生のAさんと「テルマ&ルイーズ」という作品を観終わった後に、
2人して「こういう映画がアカデミー賞を獲るべきなんだよ~」と話したことを
思い出します。

歴史的事実にテーマをのせて、何かを訴える重い作品が必ず賞レースに絡むという
傾向、何とかして欲しいのが本音です。
いいじゃないですか、「007」が獲ったって。

日本が、また日本人がこうやって世界を相手にしているというのはいいことだと
思います。
いつの頃からか、こういうのが割りと自然になってきましたよね。
これからもっと日本の俳優たちも世界を相手に羽ばたくでしょう。
渡辺謙が確かアカデミーの会員?になったりして、更にその道を広げていってます。
松田優作とはタイプが違うけれど、彼がやりたかったことを体現してると思う。

今度はもうちょっと軽いノリの作品を観ることにしよっと♪



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