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日々是愉快♪

笑いながら愉快に生きていけたらいいなぁ~

「ロード・オブ・ウォー」

2007年01月07日 | 映画
久し振りにレンタル屋さんに行って映画を借りて来ました。
ナント、そこのレンタル屋には1年以上も行ってなくて更新料を取られてしまったよ(トホホ)

この映画、前から気になってました。
世界の裏側というか、闇の部分ってものすごくそそるので、しかもフィクションではなく、
事実に基づいての作品。
いつか観たいと思っていたのが今日になりました。

ちょっとタイトルについて、この作品の公式ブログがありましたんで引用させて頂きます。
以下。

『ご存知のとおり本作の原題は「LORD of WAR」。このLORDとは統治者、君主、領 主、首長、主人、権力者、そして神、などなど。いわば“支配者”的な意味合い ですよね。なので「LORD of WAR」とは“戦争を支配する者”であり、そのタイ トルそのものが武器商人の影響力の強大さを表しているワケです。
 ただ日本人にとって「LORD」はピンと来ませんよね。むしろ「ROAD」だと思っち ゃいます。ボクもまさに最初は「ROAD of WAR」=「戦争への道」だと思いまし たから。』

僕もまさにこの通りで、「戦争への道」だと思ってました(苦笑)
このブログ読まなかったら、ずっとそう思ってたから調べて良かったです。

いわゆる“死の商人”のお話なんですが、変な緊張感を持って観てました。
ニコラス・ケイジ扮する主人公は、実際に武器を売り歩いている男なんですが、
その交渉の場面を僕自身だったら?と置き換えて観ると実に恐怖。
そういう緊張感です。まず自分には無理な仕事だと。

国際情勢はもちろん、取引も普通じゃないから、賄賂の出し方、交渉術、対応力、
その他あらゆるものを身に付けておかないと生き残っていけない業界?
だからこそ利益も大きいし、相当稼げる。
最終的には、国単位が“死の商人”を当てにしてるわけだから、うまく立ち回れば
捕まっても釈放。
本当に世界の闇の部分をリアルに描いていました。

しかも最後にはすごいメッセージが・・・。
「一番武器を売買してるのは、米・英・露・中・仏が中心。しかもこの5ヶ国は
 安保理の常任理事国でもある」
正確ではないけれど、こういうことが出てました。

以前書きましたが、僕は人類皆兄弟だとか、世界平和だとか、戦争がなくなるとか、
コレっぽっちも思っていません。
そんなこと言ってるやつは、チャンチャラオカシイと思ってます。
この映画の最後のこのメッセージがそれを裏付けてしまった。
あんまり気分の良いものじゃないけれど・・・。

世界の生の裏側を映画というエンターテイメントで観れたのは良かったです。
が、しかし、娯楽作品としてはどーかなー?と思いました。
後味の良いものでもないし、現実を突きつけられた感じもあります。

世界人口12人に1人の割合で、銃が存在するらしい。
この武器商人は、1人1丁というものを目指してるらしい。
こういう人を、常人理事国は後方支援しているのですよ。


それにしても、しばらくレンタル屋と遠ざかっていたら知らない作品ばかりで、
浦島太郎状態だったなぁ・・・。
こんなんでいいのか?






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「寅さん」を一気2本鑑賞。

2006年08月14日 | 映画
BS放送でやってる「男はつらいよ」の全作品放送を、それこそ全作品録画してるんですが、
録りためてて、まだ観れていないものが5本くらいありまして、今日は一気に連チャンで、
20作目の「寅次郎頑張れ!」と21作目の「寅次郎わが道をゆく」を観ました。

この2本はかなりいい出来栄えで、若い頃の中村雅俊、大竹しのぶ、武田鉄矢がマジで、
いい味出してます。自分の若い頃の作品がこういうふうに永久に残っていくというのは、
嬉しいんじゃないでしょうか。
しかも共演相手が、渥美清ですからね。渥美清と一緒に絡めるっていうのは、駆け出しの
俳優にとってどれだけ大きいことか。

この20作あたりから若手俳優を起用しだし、寅さんが恋愛のコーチ役を務めるという
パターンが増えていくんですが、出演してる俳優陣も豪華ですよね。
ちゃんと芸能史に名を刻んでいる所謂スターを使っています。

「寅さん」に出れるっていうことは、それだけでステータスになるから、役者としても是非出たい
作品だったでしょう。
出演を切望していた西田敏行はついに49作目への出演が決まっていたのに、渥美清が
亡くなってしまって、その夢は消えてしまいました・・・。

それにしても「寅さん」はいつ観ても素晴らしいです。
放送通りに1作から順番に観てるので、時代背景や日本の景色、様々な移ろいがしっかりと
そこに記録されているので、そういうのも絡ませて楽しめる稀有な作品ですよね。

21作なんかは今は無き「松竹歌劇団SKD」の“レビュー”の表と裏がバッチリ映画の筋の中に
入ってきているんですから、知らない人にとっては「こういうのあったんだ~」という発見にも
なると思うし。

こんなこと言ったら寅さんに怒られるかも知れないけど、僕は小さい頃から寅さんを観て育った
せいか“寅さん的”な部分が多々あって、自分の今後の人生を危惧してしまいます(苦笑)

いや、笑い事じゃないんだ、マジで。
どーしよー???





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『嫌われ松子の一生』

2006年06月10日 | 映画
久し振りに劇場で映画を観ました。
『下妻物語』の中島哲也監督です。

感想は・・・。
言わない方がいいかなぁ。
泣けました。

友人K君の感想がかなり的を射てるので、参考にして頂ければ。
「嫌われ松子、不幸度99パーセント、幸福度100パーセント。
 観るべし (^o^)/」

是非、ご覧下さい☆

ちなみに・・・。
土曜の新宿、長蛇の列でした。
邦画であんなに行列も、久々に見ましたよ。

コメント (2)
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「下妻物語」

2006年05月30日 | 映画
拙ブログ、「映画」というカテゴリーを作っておきながら、一向にカウントが
増えず困っていたんですが、昨日テレビで『下妻物語』を観ましたので、久々に
カウントが増えますよ(笑)
しかし、年間365本観た時のあの頃は、遥か遠い宇宙の彼方だよなぁ(苦笑)

とても楽しかったです♪
たくさん笑えたし、ホロリとしたり・・・。
こういう映画嫌いじゃないです。
つーか、好きだな。

深田恭子演じるロリータ少女と土屋アンナ演じるヤンキー少女が、
とても愛くるしくて、若いのに妙に味があって、しかもハマッてました。

友情物語なのに、彼氏彼女の恋人関係にも観えてしまうシーンもあったりでね、
代官山でのショッピングだとか、パチンコ屋のところとかは、土屋アンナが
完全に男役で観てて楽しかったです。

テンポも速くて飽きさせない内容だし、映像も遊び心があって面白かったし、
2人の脇を固める俳優陣もみんな個性的で良かったです。

結構青臭いというか泥臭い内容のものだったから、
なんかね、昔の青春ドラマを思い出しました。
こういうストーリー、人間関係も現代にも通用するんだなぁ~って、
少し嬉しくなりました。

この2人は本能的に、何が大切なのかを知ってるんです。
自分の大切な人がピンチに立たされた時、自分が必要とされてる時に、
他の何を差し置いてでも、そこに向かうんですよね。
天秤なんかにかけない、完全に昔の青春ドラマの流れですよ。

ところが、いろいろ複雑化した現代では、コミュニケーションも曖昧で
何が大切なのかも分からなかったり、どっちがいいかをいちいち秤にかけたり、
損得勘定してしまう。
だから勝ち組、負け組なんて言葉も出てくる。

ラストの喧嘩のシーンなんか痛快じゃないですか♪
対決する相手は大勢いる、まさに組織。
少しでもはみ出たら“ケジメ”をつけなきゃならない。
ところが、ロリータ&ヤンキー少女の2人はたとえ組織に逆らってでも、
自分の意思で動く。

映画だから、まぁ、最後はハッピーエンドになって2人の笑顔が尚更
可愛く映るんですけど、この解き放たれた笑顔って最高じゃないですか!
お互いの絆がまた一層深くなった瞬間ですよね。

凸凹なんだけど、凸凹だからこそ繋がってるっていうのかなぁ・・・。
この2人には、いつまでも素敵な関係でいて欲しいです。

僕も10代の頃の友情物語を思い出しました。
もちろん、そいつらとはいい関係で続いてますよ☆





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寅次郎相合い傘

2005年12月05日 | 映画
「男はつらいよ」の第15作。
録画しておいたやつを今日ゆっくり観ました。

最高です。
笑えます。
泣けます。

シリーズ最高傑作との声も高い作品で、改めて観てみると、
それは確かに言えるかも知れない・・・と思いましたね。

マドンナ・リリーを演じる浅丘ルリ子がものすごくいいです。
これが2度目の出演になりますが、寅さんとの丁々発止、
息のピッタリ合ったやり取りが、観てて心地良かったです。

北海道で寅さんとバッタリ再会するリリー。
それから寅さんと珍道中を続け、ちょっとした言い合いでけんか別れ。
けれども柴又でまた再会するというパターンなんですけど、
寅さんと再会をする時のリリーの目っていうのがね、恋人と会う時の
キラキラ輝く目なんですよね。

男の僕としては、好きな女性にこういう目をされるっていうのは、
ある意味人生最高の瞬間って思ったりしてるんですけど、
浅丘ルリ子はそういう目を寅さんに何度もするんですよ。

こういう目っていうのは、例え演技であってもなかなか出来ないと
思うんです。シリーズに登場したマドンナたちが全員こういう目を
してたかって言ったらそうじゃなかったし(まぁ状況設定もあるけど)。

渥美清が亡くなって、追悼番組に浅丘ルリ子が出てて、
「渥美さんに対して(好きという)気持ちはあった」というような
発言をしていたんですよね、ニュアンスは違うかも知れないけど。
それだけ渥美清という男は素敵で、カッコ良くて・・・、だけど、
最後の48作で共演した時、楽屋に挨拶に行ったら、渥美清はまるで
別人のようで、もう生きているのも精一杯の状態で、それを見た時に、
浅丘ルリ子は自分の楽屋に戻って号泣したっていうことも言ってたんです。

そういう話を知ってたから、余計に浅丘ルリ子の目の輝きに
僕の目がいってしまったんですよね。

「男はつらいよ」シリーズで、最高のマドンナは誰か?って言ったら、
僕個人としては、やっぱりリリーです。
堅気になりきれない男と女、素直になれない男と女、目の前の幸せを
怖くてつかめない男と女・・・、けれども永遠の恋人同士。
そんな関係が、寅さんとリリーなのかなぁ。

なんだか、書いてて切なくなってきたな、ヤバい涙腺が・・・。
そうなんですよね、リリーの出る作品は、切ない。
ひとときの幸せを享受しながらも、それが儚いものだから、
決して続くものではないからと本人同士は分かっているし、
観てるこっちも分かっているから、切なくなって泣けるんです。

15作のこの「寅次郎相合い傘」の次にリリーが登場するのは、
25作目「寅次郎ハイビスカスの花」です。
これもまたいいんですよ~、僕は前回観た時、マジで号泣しましたよ。
しゃくりあげる感じで泣いた覚えがあります。
今度もそうなるかなぁ?
寅さんというのは、その時の心境でいろんな感じ方がありますからね。

寅さんにまだ触れてない方は、リリー(浅丘ルリ子)の出てる作品を
観るだけでも、寅さんシリーズを楽しめると思いますよ。

是非。

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「ダブリン上等!」

2005年11月12日 | 映画
今日はレンタル屋にあてもなく行って、気分で決めたのがこの作品でした。
「何故これ?」と思う人もいるでしょうが、僕はアイルランドに行ったことが
あって、アイルランドにはかなりの思い入れがあるのです。
そんなこともあって、アイリッシュ作品はかなり観てます。

この作品は邦題がイカンよ、原題の「INTERMISSION」で
十分いいと思うけど、同タイトルのハリウッド映画でもあんのか?

この作品、観てから知ったけど、いろいろ受賞してるのです。
【アイルランド・アカデミー賞】
 作品賞、監督賞、脚本賞、助演男優賞の主要4部門を受賞してます。
 同賞ノミネートで、新人賞、助演男優賞(同時候補)、助演女優賞(2名)

【英国インディペンデント映画賞】
 新人監督賞受賞

というわけで、地元アイルランドでは総ナメ状態です。
だからこそ、この邦題は何とかならなかったのかな~?
センスないよな~、ビデオ屋でも一番下の棚にあったからねー。

作品自体は、アイルランド映画らしく、群像劇でした。
アイルランドの作品って、何故か群像物語が多いんですよね。
その代表作は「ザ・コミットメンツ」だと思うのですが、
細かい端役までキチッと描けているのがいいです。
だから脚本賞を獲ってるんだろうけど、主要人物が10人くらい
出てきますが、うまく絡ませて進んでいくんですよ。

日常の何気ない部分をリンクさせて、リンクさせて、物語は
クライマックスへと行くのですが、ハリウッド的大仕掛けは
ありません。それがいいんです。

アイリッシュと日本人って、どこか通じる部分ありますよ。
“言わなくても分かるだろ”や“態度で感じてくれ”とか、
特に愛情を表すところなんかそっくりじゃないかな~?
欧米人なんだけれど、どこか慎ましいというか、照れ屋さんと
いいますかね。そこが物語上滑稽になってくるんですけどね。

何だか懐かしかったな~、ダブリンに行ったんですけど、
東洋人誰一人見なかったですから。
アイリッシュ・パブでギネスを飲んで、陽気なおっさんと
話してね、マイルドセブンあげたんですよ。
スゲー喜んでたなー、あのおっさん。元気かなー?


興味のある方は是非。


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「ミリオンダラー・ベイビー」

2005年11月03日 | 映画
劇場公開の時に行けなかったので、レンタル開始が始まったので早速観ました。

アカデミー主要4部門制覇
作品賞
監督賞   クリント・イーストウッド
主演女優賞 ヒラリー・スワンク
助演男優賞 モーガン・フリーマン

これだけ独占してるのと、公開当時も話題作ということもあって
かなり期待していました。
イーストウッドの作品も好きだったし。

なんかねー、一言では片付けられない作品でした。
奥の深い、重厚な人間ドラマです。
さすがはイーストウッドって感じです。

ヒラリー・スワンクの意思の強い目なんかは、このハングリー精神溢れる
マギーにぴったりだし、モーガン・フリーマンのいつものいぶし銀の
抑えた演技は何とも言えません。
フリーマンは今回の受賞がオスカー初なんだそうです、もう何回も
もらっててもおかしくないような気がしますけどね・・・。
ヒラリーは2度目、さすがは実力者ですよ。

イーストウッド作品独特の光と影のコントラストがとても印象的です。
あの映像だけで何かを物語らせるという演出、ある種の凄味さえ感じます。
その中で、イーストウッドとフリーマンが絡み合うシーンなんかは、
映画ファンにはたまらないんじゃないでしょうか?

彼の作品って、敗者的要素のある登場人物が必ず出るけど、
そういう部分って決して見逃してはいけない所であって、
だからこそスポットを当てて登場させているのだと思う。
リアルなんですよね、リアルさを追求してるというか・・・。
だからこそ辛い部分たくさんありますよ。
ポジティヴとかネガティヴとかじゃなくてリアル。
それと誰かが言ってたんですけどね、神への反逆があるんじゃないかと。
「ミスティック・リバー」もそんな感じでした。

例えば、自分の愛する人がマギーのような状態になったら、
果たして自分はどうするだろうか?
一体何が出来るだろうか?
【自分のチープさが身に沁みます】

興味のある方は是非。


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寅さん

2005年10月16日 | 映画
BS放送で「男はつらいよ」全48作を順番に放送していて、
今日で14作目までの放送が終わった。
僕はすでにこのシリーズは全作観ているんだけれど、
改めて見直すと、忘れていたシーンがあったり、当時とは
違った気持ちで接したり出来て、新たな感動がたくさんある。

好きな映画は何ですか?と聞かれたら、「男はつらいよ」と
間違いなく答える。
この映画は、そのくらい僕の人生の中での意味合いが大きい。
“寅さん”との出会いはまだ小学生の頃で、おじいちゃんに
連れられて行った上野松竹だったと思う。
この映画との出会いが上野というのも、何だか素敵ではないか。

あれは確か、大原麗子がマドンナの第34作「寅次郎真実一路」で、
一連の作品群の中ではかなり地味なものだったのであるが、
ものすごく楽しくて、それ以来最後の48作まで全て劇場で観た。

僕の旅好き、惚れっぽさは確実に“寅さん”からきてると思う。
恋をすれば“寅さん”のような恋の病になるし、失恋すればしたで、
よく旅に出たものです。

この作品は48作で終わってしまったんだけど、でも僕の中では
こうやって放送があったり、ビデオやDVDで残っているので、
いつまでも続いているような気がしてならない。
毎回毎回、いろんな事を感じさせてくれるのだ。
感情を揺らしてくれるというかね。
それもその揺らし方というのが、とても柔らかくて心地よいから、
僕は「男はつらいよ」に帰っていくのだと思う。
こんな作品、他にはない。



コメント (2)
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