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またひとつ,ちいさな悟り

それは,録音が済んだ
月曜の午後に突然やってきた。

せっかく,
「ねこぱんち」なんつーものを

初音ミクでつくったんだから,
ついでに三部作でもでっちあげるか,

「ねこばんち」の次は,
そーだな,「猫舌ミルク」なんかどーだ。

ふはー,くだんねー(笑,
ばっかじゃねー,おれ。

で,最終作はなによ,
踊るか。「貧血,猫耳ダンス」だ。

うはは,馬鹿だ,完全に馬鹿だ,おれ。
てなことを考えて,ついでに歌詞でも書くかと

考えた,そのときだった。
おれがいつも自分の歌詞に必要だと信じている

普遍の真理の表現なんつーものは,
じつは,いらないんじゃないの(笑。

歌って,もっと軽やかで,
つむじ風みたいなものでいいんじゃないの。

歌って,捨てて,歌って,捨てて,
そんなティッシュみたいなものであってもいいんじゃないの。

ソング,
ティッシュ。

おれは真理を歌おうとして
不自由だったのではないのか。

がーーーーーーーん。
もしも真理が女性だったとしたらどうだろうと,

デリダかニーチェがいってたぞ。
おれは人間を,未熟な問題解決マシーンだと

勘違いしているのではないだろうか。
まだ死も生も解決できない未熟な微生物だと考えていたが,

解決はじつは不要なのではないだろうか(笑。
生きていい,死んでいい,歌っていい,黙っていていい。

そんなふうに自由に,
世界はできているのではないだろうか。

だからもちろん,考えてもいいのさ(笑。
考えこんでみるのもいいのさ,

ティッシュ,
いい感じだ。




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