札幌のクリスチャン鍼灸師

札幌市中央区山鼻地域、石山通沿い側で、脈診流による経絡治療専門の鍼灸院をしています。

13日の金曜日はキリスト教と関係ない

2009-03-13 20:36:03 | 宗教・カルト問題
今日は13日の金曜日です。
「13日の金曜日はキリスト教にとって悪い日」だとかと、よくそのように思い込んでいる人がいます。
いいえ、「13日の金曜日」とキリスト教は、全く関係ないです。
wikipediaから引用しますと、↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/13%E6%97%A5%E3%81%AE%E9%87%91%E6%9B%9C%E6%97%A5

「イエス・キリストが磔刑につけられたのが 13 日の金曜日とされ、キリスト教徒は忌むべき日であると考えている。」という俗説があるが、正しくない。キリスト教では主の受難日を金曜日としているが、その日付は定めていない。共観福音書からはその日は 15 日と読め、ヨハネによる福音書からは 14 日と読めるが、キリスト教の各派ともその日を確定していない。なお、当時はローマの暦とユダヤの陰暦が併用されており、福音書の日付は陰暦である。
(中略)
キリストの最後の晩餐に 13 人の人がいたことから、13 は不吉な数とされた。また、キリストが金曜日に磔刑に処せられたとされていることから、13 日の金曜日が不吉であるとされるようになった。一説には、イヴによるアダムの誘惑も大洪水からノアが脱出したのもバベルの塔が壊されたのも 13 日の金曜日だと言われるが、聖書にそのような記述はない。

と書かれていて、このような事から言われるようになった事なのでしょうが、けしてクリスチャンはこの日が悪い日だとかと思っていません。
信じられないのでしたら、ぜひ近くの教会にでも電話して聞いてみてはいかがでしょうか。(笑)
それから、『キリストの弟子が13人いて、その13人目の弟子が「ユダ」で、そのユダがキリストを裏切った・・・・』などと思い込んでいる人も珍しくないようですね。
新約聖書 マタイによる福音書 / 10章
2節 十二使徒の名は次のとおりである。まずペトロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレ、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネ、
3節 フィリポとバルトロマイ、トマスと徴税人のマタイ、アルファイの子ヤコブとタダイ、
4節 熱心党のシモン、それにイエスを裏切ったイスカリオテのユダである。
このように、クリスチャンでない人達、それも一つ間違えれば、それなりに名の知れた有識者が、勝手に「キリスト教ではこうだ・・・・」などと決め付けて発言している事が珍しくなかったりします。
ところで、もう一度、上に上げたwikipediaから引用しますと、↓

医療事故では、扁桃摘出術を題材に「13日の金曜日だからといって危険になることはない」といった報告がある。
これら調査は、単に「迷信を否定する」だけにとどまらない理由がある。
医療現場関係者においても「13日の金曜日は不吉」と信じる者がいること
患者の精神状態が病症に影響を与えること
を考慮すれば、このような調査により13日の金曜日の危険性がないことを説明できることは、きちんとした意味を持つ。

特に「患者の精神状態が病症に影響を与えること」と書かれているように、「今日は危険な日だ」などと不安な気持ちで過ごす事は、精神衛生上良くないと共に、「病は気から」というように、病状が悪くなったり健康を害する事にもなりかねませんので、余計な不安感を抱えないようにしたいものです。
これは「13日の金曜日」に限らず、「仏滅」とか「厄年」などというような事も、気にしない事です。

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