ギリシャ正教の宗教音楽

ネット上のやり取りの中で、ギリシャ正教の宗教音楽を紹介している人がいました。↓
http://www.youtube.com/watch?v=zNp9uH1MBuA&feature=player_embedded
日本に在る東方正教会といえば、殆どがロシア正教ですが、近年ロシア正教の聖歌も、西方の音楽の影響を受けているそうです。
それだけにギリシャ正教の本来の聖歌は、興味深いです。
スケール、つまり音階ですが、中東の音楽に似ている感じもします。
英語の説明文だけに、私のPC環境からして確信はもてないのですが、レバノンの修道院のミサか何かのようで、それだけに、中東音楽に似ていても、ある意味当然と言えば当然ではありますが・。・・・。
知らずに聴いたなら、キリスト教の宗教音楽とは思わないかもしれません。
これは極端な話ですが、もしかしたら、イスラムの音楽だと勘違いする人もいるかもしれませんね。
実際以前ラジオで、エチオピア正教のミサの様子を聴いたのですが、私はイスラムの音楽をイメージしてしまいました。
保守的なクリスチャンの中には、キリスト教音楽は伝統的な西方の音楽がもっとも相応しいとして、現代的なにぎやかな賛美を否定したり、いくらキリスト教的な歌詞であっても、ロックは悪魔の音楽だなどと言う人も、けして少なくありません。
彼らにしてみれば、ギリシャ正教をはじめ、東方正教会の伝統的な音楽は、イスラム圏の音楽に聞こえるから、異教の宗教音楽的で、悪魔の影響を受けた音楽だけに、キリスト教には相応しくないということになるのでしょうか？？？（笑）

黒沼一也のTwitter