今日ここ札幌は、良い天気です。
12時時点の気温は、22.7℃という事で、ちょうどいい暖かさといった感じですね。
2012年01月31日に
「爪楊枝で風邪を治したことを話したら」
http://blog.livedoor.jp/shinqroom/archives/52384896.html
2007年09月27日に
「爪楊枝で風邪を治した!!!」
http://blog.livedoor.jp/shinqroom/archives/52384414.html
などなど書きましたが、話のネタで、時に酒の場などで、この様な事をよく話したりします。
でもそこでよく勘違いされる事として、その爪楊枝での風邪の治し方を知れば、誰でも治せると思う人が少なくなかったりします。
まず、その時の症状や、その人の体質などによって、使うつぼも違います。
そこで、そのつぼを知ったとします。
風邪の場合、多くは「肺虚証」、あるいは「腎虚証」などといった「証」が立ちます。
まず、肺虚証だとすると、まぁ多くの場合、肺経の
太淵(タイエン)
http://www.geocities.jp/bio_balance_harmony/lu09.htm
そして、脾経の
太白(タイハク)
http://www.geocities.jp/bio_balance_harmony/sp03.htm
などに補法、つまり鍼で、いや爪楊枝で気を補います。
その後、瀉法する事が多いかとは思いますが、ここでは省略します。
次に、腎虚証だとします。
まぁ多くの場合、腎経の
復溜(フクリュウ)
http://www.geocities.jp/bio_balance_harmony/ki07.htm
そして、肺経の
尺沢(シャクタク)
http://www.geocities.jp/bio_balance_harmony/lu05.htm
に補法、つまり鍼、いや爪楊枝で気を補います。
その後、瀉法する事が多いかとは思いますが、ここでは省略します。
と、ここまで書きましたが、素人の人は何が何だか全く理解出来ないでしょう。
2015年11月の11日に
「つぼは効くところではない」
http://blog.livedoor.jp/shinqroom/archives/52443600.html
にも書きましたが、鍼灸師が治療に使用したつぼに対して、ここでは爪楊枝で素人が押すだけなどして効くとでも思っているのでしょうか?
それだとわざわざ鍼灸治療など受ける意味がなくなります。
じゃぁ鍼をして効くなら、そこらの針金でもそのつぼにぶっ刺せば効くのでしょうか?
あるいは灸をして効くなら、そのつぼにタバコの火でも押し付ければ効くのでしょうか?
そんなうまい話は、残念ながら有りません。
確かに2015年11月30日に
「小児鍼」
http://blog.livedoor.jp/shinqroom/archives/52445116.html
として書いた様に
また2015年7月05日に
「刺さない鍼」
http://blog.livedoor.jp/shinqroom/archives/52432592.html
として書いた様に、その人の体質や症状によっては、爪楊枝の様な金属の棒みたいな鍼を使う事はよく有ります。
しかし、爪楊枝なら爪楊枝を単純につぼに当てるとかして刺激しているのではなく、経絡の気の変動を捉え、虚している経絡には
補法(気を補う)
を、
気が実っしている経絡には
瀉法(気を散らす、あるいは邪気を取り除く)
を、
などという様に微妙なテクニックを、それぞれのつぼの状態に合わせて使っています。
という事で、素人が鍼灸師のやっている事を形だけ真似をしても、爪楊枝で風邪を治す事は出来ないので、勘違いしないでくださいね。
なお、風邪に対しても、鍼灸治療は効果があります。
特に私が行っている経絡治療は、有効です。
当鍼灸院にも、しばしば風邪で来られる患者さんもおられます。
黒沼一也のTwitter
12時時点の気温は、22.7℃という事で、ちょうどいい暖かさといった感じですね。
2012年01月31日に
「爪楊枝で風邪を治したことを話したら」
http://blog.livedoor.jp/shinqroom/archives/52384896.html
2007年09月27日に
「爪楊枝で風邪を治した!!!」
http://blog.livedoor.jp/shinqroom/archives/52384414.html
などなど書きましたが、話のネタで、時に酒の場などで、この様な事をよく話したりします。
でもそこでよく勘違いされる事として、その爪楊枝での風邪の治し方を知れば、誰でも治せると思う人が少なくなかったりします。
まず、その時の症状や、その人の体質などによって、使うつぼも違います。
そこで、そのつぼを知ったとします。
風邪の場合、多くは「肺虚証」、あるいは「腎虚証」などといった「証」が立ちます。
まず、肺虚証だとすると、まぁ多くの場合、肺経の
太淵(タイエン)
http://www.geocities.jp/bio_balance_harmony/lu09.htm
そして、脾経の
太白(タイハク)
http://www.geocities.jp/bio_balance_harmony/sp03.htm
などに補法、つまり鍼で、いや爪楊枝で気を補います。
その後、瀉法する事が多いかとは思いますが、ここでは省略します。
次に、腎虚証だとします。
まぁ多くの場合、腎経の
復溜(フクリュウ)
http://www.geocities.jp/bio_balance_harmony/ki07.htm
そして、肺経の
尺沢(シャクタク)
http://www.geocities.jp/bio_balance_harmony/lu05.htm
に補法、つまり鍼、いや爪楊枝で気を補います。
その後、瀉法する事が多いかとは思いますが、ここでは省略します。
と、ここまで書きましたが、素人の人は何が何だか全く理解出来ないでしょう。
2015年11月の11日に
「つぼは効くところではない」
http://blog.livedoor.jp/shinqroom/archives/52443600.html
にも書きましたが、鍼灸師が治療に使用したつぼに対して、ここでは爪楊枝で素人が押すだけなどして効くとでも思っているのでしょうか?
それだとわざわざ鍼灸治療など受ける意味がなくなります。
じゃぁ鍼をして効くなら、そこらの針金でもそのつぼにぶっ刺せば効くのでしょうか?
あるいは灸をして効くなら、そのつぼにタバコの火でも押し付ければ効くのでしょうか?
そんなうまい話は、残念ながら有りません。
確かに2015年11月30日に
「小児鍼」
http://blog.livedoor.jp/shinqroom/archives/52445116.html
として書いた様に
また2015年7月05日に
「刺さない鍼」
http://blog.livedoor.jp/shinqroom/archives/52432592.html
として書いた様に、その人の体質や症状によっては、爪楊枝の様な金属の棒みたいな鍼を使う事はよく有ります。
しかし、爪楊枝なら爪楊枝を単純につぼに当てるとかして刺激しているのではなく、経絡の気の変動を捉え、虚している経絡には
補法(気を補う)
を、
気が実っしている経絡には
瀉法(気を散らす、あるいは邪気を取り除く)
を、
などという様に微妙なテクニックを、それぞれのつぼの状態に合わせて使っています。
という事で、素人が鍼灸師のやっている事を形だけ真似をしても、爪楊枝で風邪を治す事は出来ないので、勘違いしないでくださいね。
なお、風邪に対しても、鍼灸治療は効果があります。
特に私が行っている経絡治療は、有効です。
当鍼灸院にも、しばしば風邪で来られる患者さんもおられます。
黒沼一也のTwitter