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札幌のクリスチャン鍼灸師

札幌市中央区山鼻地域、石山通沿い側で、脈診流による経絡治療専門の鍼灸院をしています。

「障害者の宗教民俗学」を読みました

2025-04-07 19:24:15 | その他諸宗教
「障害者の宗教民俗学」(広瀬浩二郎著)を、読みました
広瀬氏は京都大学で初の全盲の学生だったりで、私も氏の名前を聞くこともあります。
確か、視覚障碍者関係のラジオ番組で、コメンテーターをしていたことがあったかと思います。
今は、国立民族学博物館に、勤務とのことです。
この本で興味深かったこととして、まず、ヤマギシ会の特講に潜入したことです。
ヤマギシ会のホームページによりますと、
「特講とは、ヤマギシズム特別講習研鑽会(けんさんかい)の略称で、日常生活を離れて参加者全員が寝食を共にしながら、愉快に楽しく語り合う7泊8日の合宿形式での研鑽会」
とのことです。
「愉快に楽しく語り合う」、
これは疑問ですが、それはそれとして、全盲でありながら、一人で参加したのか、ガイドヘルパーなどを頼んで参加したのか、気になりました。
まぁ、氏の行動力を考えると、一人で参加したのだと思いますが・・・。
その他、イタコなどに見られる盲巫女や、琵琶法師などの盲僧琵琶。
今でいうなら、社会福祉的な意味合いもあったのでしょうが、全く目が見えない分、逆に見えない世界が見えるに違いないという、民衆からの期待もあったようです。
近年では盲学校教育の発達もあり、成り手が少なく、確かイタコの盲巫女は途絶えてしまったという話も、聞いたことがあります。
そういう意味で、伝統文化が途絶えることは残念ですね。
また、オウム真理教の麻原彰晃のことも触れていて、興味深かったです。
この本での麻原彰晃については、機械があれば、私の感覚も含めて書いてみたいとは思ってます。
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