札幌のクリスチャン鍼灸師

札幌市中央区山鼻地域、石山通沿い側で、脈診流による経絡治療専門の鍼灸院をしています。

アメリカ人の鍼灸師が来院

2012-04-27 19:22:22 | 医療・健康
先週、アメリカ在住の日本人女性の鍼灸師から、電話がありました。
彼女は5年前だったか、私が所属する経絡治療による鍼灸の研究団体である、東洋はり医学会↓
http://www.toyohari.net/
↑のボストンでの海外セミナーの時に、通訳を務めたそうです。
アメリカ人の鍼灸氏が札幌に行くので、私を紹介していいかということでした。
私のことは、ネットから知ったとのことです。
確か「札幌 鍼灸 英語」だったかで検索すると、私が英語に関してブログに書いたことが、ヒットしたみたいです。
母親と次男が鍼灸氏で、長男が札幌に住んでいるとのことでした。
彼らは全く日本語を話さないけど、それでもいいかということでしたが、一応私は英検二級ぐらいなら持っているし、あまり難しい話は出来ないけど、なんとかなりますと答えました。
それで、もちろん全く断る理由はないので、了解しました。
それから数時間後、鍼灸師である次男からメールが着ました。
簡単な英語で書いてくれていて、理解出来ない部分は全くなく、私もすぐ返信しました。
彼は東洋はり医学会スタイルの鍼灸術は、読んだことがあるということでした。
そして、日本に着いてから当院に彼から電話があり、今週来院されました。
一応私も英語の医学用語や鍼灸に関する用語も少し勉強してますので、私のつたない英語で説明しながら、彼らの治療をしました。
その他、日本の鍼灸のこととかも話しました。
彼らは中医学に基づいた鍼灸をしているとのこと。
ただ、中国のような太いはりではなく、細いはりを使っているとのことでした。
母親は30年前から、鍼灸師をしているそうです。
彼らに私のしている鍼灸を気に入っていただいたようで、札幌在住の長男も治療を受けていかれました。
母親は治療中に長男に、「はり全く痛くないよ」みたいなことを言っていたようで、それで長男も治療を受けようと思ったのでしょうか。
害語句人の方を治療するということは、そう珍しいことではありませんが、このように外国の鍼灸師の人が来院されることは、鍼灸氏の国際交流という意味でも、お互い有意義だったと思います。
また、私のような無名の鍼灸師のところに、このようなきっかけで来られるのも、インターネットの発達ということもありますね。
東洋はり医学会の初代会長であられた福島弘道先生は、「経絡治療を世界の果てまで広めよう」と言っておられましたが、まず1990年、私が入会した年ですが、第一号となる海外支部がボストンに設立されました。
そして、先生が亡くなられて数ヵ月後、東洋はり医学会として初めて、1995年にボストンで、海外セミナーを行いました。
今では、アメリカに5支部、オランダ・ドイツ・スイス・イギリス・スペイン・ポルトガル、オーストラリアに3支部・ニュージーランドと、海外支部が設立されました。↓
http://www.toyohari.org/World_Branches.htm
実際、東洋はり医学会のイベントなどにも、海外の支部員も多く参加されます。
その一端ではありますが、以前書きました。
「東京でのセミナー(国際交流編)」↓
http://pub.ne.jp/shinqroom/?entry_id=2326116
「東洋はり医学会創立五十周年記念大会」↓
http://pub.ne.jp/shinqroom/?entry_id=2326010
私は一地方支部にしか過ぎませんが、海外への経絡治療の普及のために、ほんのちょっとでも貢献出来れば幸いかなあなんて、考えたりもしてます。
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