外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

緊張のすゝめ

2018年04月01日 | 日記

4月1日(日) 晴れ

今日は中国では「愚人節」と呼ばれる日ですが、何も思いつきませんでした。

さて、先日送信されてきた作文コンクールの添削追加分、2年1組のもので、フォルダを
開ける前は「他のクラスと同じなら8名分くらいか?」と予測しておりましたら、なんと
倍の16名分ありました。週末を前にまたもサービス残業気分です。
とはいえ、こんなに数が多いということは志願者かもしれませんので、その意気に
応えましょう。

今まで3クラス分の作文を見てきまして、うち教師の言葉について書いてあるのが1/3ほど
ありまして、中にはいい教訓になるものがあります。
その一つが「努力し続ければ必ず成功する」これは日本語科の教師であり副学部長の言葉。
作文には名前がありませんでしたが、内容で分かりました。

今回は私が話したことについて書いた作文がありました。
何について書いたのかと言うと
「緊張しなさい、そうすればうまくいく」

会話のテストでのことです。ロールプレイングなので当然皆緊張しています。
あの独特の雰囲気が私は大好きですが、そこで笑ってこう言うのです
「皆さん緊張していますよね。緊張するのは当たり前です。どうぞ緊張してください。」
「太軽松(気が抜けている)よりも緊張している方が良い成果が生まれます」

初めは皆キョトンとしていますが、すぐに笑います。
「え~!?」なんて声もありますが、それでいいのです。

以下、この学生の原文です
<そして、試験の時、皆がすらすらと会話文の内容を演出している時の顔を見て、ふっと
 その言葉の意味を悟るようになったのだ。何かのために緊張するのは自分がそのことを
 大切に思っている証拠ではないだろか。一つの目標に全力で追いかけ、誰でもそれを
 うまくできるだろう。>
~中略~
<人は誰でも緊張に悩まれたことがあるのだ。緊張しすぎたら、重大な場合で自分の能力を
 発揮できなくなる、面接や試験の時、あのヒシヒシと伝わってくる緊張に耐えられない、
 故に失敗してしまうという経験もたくさんあるだろう。だが、ここに私が伝えたいのは、
 日常の緊張を楽しむことだ、ちょっとわけがわからないけど、よく考えたら、生活の
 残酷さに苦しめられると同時に、私たちは少しずつ成長しているじゃないか。
 緊張して目標に挑戦して、その後はたとえまた失敗しても、後悔や残念とは言えない、
 全力出した、自分の心も強くなったからだ。>

2年生でここまで書けるとは惚れ惚れしますね。
しかも私の意図を汲んで、さらに成長した考えを持っています。

彼女はこれまで及び腰だった「スピーチ」にも積極的に参加することを仄めかしています。
楽しみな存在ですね。


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今日の気になる話題
<認可保育施設1次、4人に1人落選 主要自治体で6万人>
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180401-00000039-asahi-soci

最近、気のせいか、タイトルを見ただけで「朝日」か「毎日」と予測できるものが
ありうます。不思議ですね。
あの「日本死ね」こと山尾氏の話題が「ガソリン」から「不倫」に変わってますます
この待機児童問題の話が希薄になってきたような気がします。
以前読んだ記事が気になって再び探してみたのですが

<待機児童の裏に隠された、「巨大な保育利権」の深い闇>
https://news.infoseek.co.jp/article/mag2news_243291/

ここに指摘される私立保育所については自民党なので、そこを突っつけば面白いと思う
のですが、都内については共産党なので、あえてぼかしているのかと。

これを読むと共産党議員が待機児童問題を訴えているのがバカバカしくなりますね。
いや、それよりも共産党が運営する保育所が存在することの方が恐ろしいですね。

 

コメント
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