南相馬市から７月１８日夜

管総理、どうでしょうか。ここまで頑張るのには、何か理由があるはずですよね。官僚との戦いですかね。
厚生大臣の時に資料を隠されたり、情報が入って来なかったりと、いろんな妨害を受けていたようですが、それでも負けずに大臣を務めたわけですが、総理大臣になっても、官僚の情報隠しやこの災害においても自分たちの既得権を守ろうとして抵抗してしるこの国の在り方を変えるべく一人で戦っているのかな？　　経産省あたりは原発の利権を守りべく、海江田大臣を取り込んでいることが、管総理、許せなくいろんな事を言っていますが、多分あれは、官僚の言いなりになっている大臣をあぶりだす作戦ですかね。

そうだとしたら、応援しなくてはいけませんね。いままでの、この国のあり方を替えるのなら、並大抵のことでは出来ないはずですから、
管総理の今の状態も理解できます、この国は官僚によって運営されているのは、間違いないのですが、優秀だということもわかっています。そんな優秀な官僚の皆さんがなぜ愛する日本を、これまでの歪な天下りの利権構造をいつまでも続けられる訳が無い事は良くわかっているはずなのに、守り通すことが、日本の為になるとは到底思えないはずなのですが。
きっと遅かれ早かれ、後１０年もしたら、変わらざる得ない状況になってくることは、多くの国民がわかっているはずです、そして今回の大震災を通してまた多くの国民がこの国の歪な官僚組織に鉄槌を打つ日は遠くないでしょう。

それにしても、いらないのは、国会議員ですよね。いったい何人政治のプロと言える議員がいるのでしょか。
どう考えても、多すぎますよね、減らしましょうそして今より議員の責任の重さを自覚させましょう。その為には国民がかしこくならなくてはいけませんよね。政治はその国の国民の姿だから、今の日本の国民ってこんなもんですかね。

南相馬市から７月１８日朝

『災害ユートピア』

そもそも、人災と天災を分けて考える必要はないだろう。純粋な自然災害などないのではないか。
日本では、以前にも大津波に襲われた地域に建造物を建てる許可が下りていた。これは人間が下した決断だ。
人災の最たるものである世界大戦後にも束の間のユートピアは出現した。独裁政権下の社会にも共通して見られる。
束の間のユートピアとは言い換えれば、地獄のパラダイスなのだ。

そう考えると、われわれは今、なんと災害の起こりやすい時代にいるのだろうか。貧困問題、過剰な都市開発計画、気候変動など、
われわれを脆弱にする要素は枚挙にいとまがない。
そうしたなか、自分達が誰で、どんな人生を送りたいかを考えることは、今、非常に貴重なことだと思います。

われわれは、心理的な私有地の中に生きていると思いがちだ。人生とはプライベートなもので、愛もロマンスも家族も消費も、休暇までもが
プライベートなものだと感じてしまう。だが、それは本当に私たちが望んでいる世界なのか。
災害の際に見せる姿が本質だとすれば、心の中にある隠している感情を表に出す事を拒む日常は、別のかたちの災害ではないのだろうか。