サイヤ社長のブログ

福島県南相馬市で青果食品惣菜スーパー「Saiya」を経営しています。
新鮮な話題をお届け!

南相馬市から6月30日夜

2011-06-30 20:15:42 | 日記
最近、家の猫、小鳥をくわえて帰ってきます。捕まる小鳥もどうかと思いますが、よく捕って来たなと感心しますが、カナチョロから段々大物になってきていますが、蛇なんか捕ってきたら大変です。
遠出をしなくなっているようです、いつも家の近くにいます。暑いからなのか、わかりませんが、まさか夏バテではあるまいし。

もうすぐ、孫のゆづと嫁のナオちゃんが帰ってきます。仙台に。いつも、ナオちゃんがゆづの様子をブログに載せてくれているので、成長ぶりはわかっていますが、やはり画面ではなく実物に会えるのは違いますよね。楽しみです。ナオちゃんの料理も随分食べていないので、いつかまた、原町でみんなで食べられるといいのですが、原発次第なのが、憎らしいですね。

よくはわからないのですが、東京に避難している人(警戒区域の方)が来て、毎月家族一人に東電からとりあえず半年間、月10万円もらえると、五人家族だから50万の収入です、家賃は二年間無料です、働くことないやと言っていましたが、確かにお金は助かります、でも元に戻らない家や生活、環境、お金には変えられないものですよね。きっとむなしさの裏返しなのかも。

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南相馬市から6月30日昼

2011-06-30 15:08:52 | 日記
捨てる勇気パート2 面白い話を聞きました。隣町の相馬市、瓦礫の撤去ついでに各家庭の粗大ごみ、無料で捨ててもいい事になり、災害の瓦礫と一緒に積んであります。各家庭では、いらないものを無料で捨てられるので、この際とばかりお部屋の片づけが始まり、その結果お部屋に空間が生まれて、それでは新しいソファーなりテーブルなり家具を新調しましょうという事になり、家具屋さん大繁盛のようです。捨てたくても、お金がかかるから躊躇していただけで、無料となると思いっ切って行動でき、その結果経済が動くという流れになるのですね。経済活動、経済の循環を妨げになっている原因や要因を排除するだけで活性化することが良くわかりますよね。
法律を少し変えるだけで、この町にあったようにするだけで、町が生き返ることが出来るという事ですね。
何を捨てればこの町が生き返るのか考えましょう。
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南相馬市から6月30日朝

2011-06-30 05:45:56 | 日記
月末です、支払いがあります。今月も何とかなりそうですが、確実に売り上げは昨年を上回ることはできません。昨年から昨対超えしていたので、原発災害の影響が残念です。

捨てる勇気 今考えています。これから今までと違う商売の在り方をしていかなくてはならないのなら、何かを捨て、何かに特化し経営資源を集中投資していかなくては、生き残っていけないような気がしています。
今はまだ、この町の先が見えない状況では、すぐには行動出来かねますが、準備だけはしていこうと思います。

国も原発を捨てる勇気が必要なのかも、人間が扱えないようなものは、手におえないようなものは、作るべきではない事が今回の災害で証明されたのだから、方向転換も必要なのかも。
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南相馬市から6月29日夜

2011-06-29 19:43:17 | 日記
今日は、全日食の担当者が来て、当店の商品の発注システムを自動発注に変える作業をしていきました。これで商品の発注が自動で行なはれるので助かります、品切れ欠品も無くなり在庫も多く持たなくても良くなりそうです。震災前に徐々に店のシステムは戻りつつありますが、来店客はなかなか戻りません。今月は特に梅が全然販売できなく、しそ葉もダメで売り上げ大打撃です。この地区では梅、しそ葉の販売では地域一番店を自負していたので、とても残念です。

今、さくらんぼの最盛期です。多くは山形産ですが、今日福島産のさくらんぼが入荷し、山形産に比べてとても色つきが良く、上物だったので仕入れてきましたが、売れません。地方発送を頼まれたので、福島産をお勧めしましたが、お客さん考えたあげく、自分は良く理解しているのだが(放射線量が基準以下で問題が無い事)貰った人がどう思うかが、心配させるもの悪いからと、山形産になりました。
やはり、そうですよね、なんぼ福島産安全ですと言っていても、いざ、よその土地の人たちにとっては、出来るだけ危険は冒したくないから、食べないし、買わないし、貰っても不安はありますよね。残念ですが、これが現実です。これからの桃の季節になりますが、なにかしら手立てをしていかないと、今年は美味しい福島の桃が売れません、買っていただけなくなってしまいます。
福島県人の皆さん、頑張っていろんな人、知り合いに、アピールしましょう、福島も安全な所が多く、沢山あることを。

以前、テレビで放送されましたが、相馬市の酪農家のご主人が自死されました。放射線の影響で牛乳の出荷制限の影響などで、今後の酪農経営を悲観してのことだと放送されていましたが、その事ばかりではなく、実は奥さんがフィリピンの方で、この震災、原発が危険という事で、フィリピンに帰ってしまい、旦那さんが迎えに行ったそうですが日本には帰らないと言われて、その事も原因になったようです。今まで二人で頑張って酪農を続けてきたのに大事なパートーナーがいなくなってしまってのでは、続けていく気力が無くなってしまったのでしょう。放射能の影響がいろんな形で出てきます。震災から三か月、精神的な緊張が解け始めてきて、また新たなストレスが出てきて、問題が起きてこなければよいのですが。
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南相馬市から6月29日朝

2011-06-29 05:30:26 | 日記
昨日の夜は全日食チェーンの福島浜通りのオーナー会でした。4か月ぶりに集まりました。しかし、南相馬市小高区のはちろうじスーパーの社長、飯舘のAコープさんが原発の影響で警戒区域、計画避難地域にある為、参加できませんでした。
特にはちろうじさんは東京に避難していて、新しい生活を始めておられます。もう小高区に帰って商売を続ける考えは無いようです。
規制が無くなっても、商売を続けるのは難しいのでしょう。国、東電、に店や家、資産等を買い取ってもらう覚悟です。
仲間がいなくなってしまうことは、とても残念です、当店もギリギリの所で踏ん張っていますが、仲間の分までこの地で頑張りたいと思います。

相馬市の人口が6万人になっているようです。震災前は4万弱だったので2万人ぐらい増えているとの事です。すごい商圏が出来上がってきています。南相馬市が小高区、原町区、鹿島区、で7万人でしたから、面積が半分も無い相馬市の人口が6万とは驚きです。
南相馬市からの避難している人のほか、復興復旧作業にあたる人たちが、かなり多く入っているようです。
流動的な状況ではありますが、当分は続くことでしょう。南相馬市も続きたいですね、その為には規制が無くならないとだめですし、原発の終息が不可欠ですが、原発は当分今のままのような感じですよね、いろいろやっていますが、予定通りにはいかないようです、これ以上ひどくならない事を祈るだけです。


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