サイヤ社長のブログ

福島県南相馬市で青果食品惣菜スーパー「Saiya」を経営しています。
新鮮な話題をお届け!

南相馬市から7月24日夜

2011-07-24 19:19:43 | 日記
今日、お店でこんなことがありました。あるお客さんが買い物をされ、レジで一言、被災証明を出したら割引か何かのサービスありますか?
と聞かれて当店の従業員困って私にTELしてきました。私もそれを聞いてしばし絶句、しかし当店では想定外、何も考えていなかってので、申し訳ございませんが、今はまだそういった事はおこなっておりません。と従業員に指示しましたが、どうしましょうか?

『被災証明』この紋所が目に入らぬか? どこに行っても、これを使えば少々のわがままなら聞いてもらえるのでしょうか。
多分、避難先でとても良くしていただいたのだと思います。周りの方たちが理解ある方たちだったのでしょう。

いよいよ、(災害ユートピア)状態に? 

隣りの相馬市の人口が7万人になったそうです以前は3,8万人、南相馬市は3,5万人、以前は7万人しかし、住民票はそのまま、相馬市も住民表の人数は変わらないとの事、何か歪な状態に二つの市が変化しています。

当店の駐車場に柿木があります。たわわに柿の実が沢山実っています。秋には食べる事が出来るでしょうか?

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南相馬市から7月24日朝

2011-07-24 05:10:16 | 日記
昨日の夜、NHKで飯館の事を放送していました。特に長泥地区の方たちはあんなに放射線の線量が高い所にいたのだと今更ながら実感しました。長泥地区では凍み餅を作っていましたが、当店でも販売させていただいていましたが、今年はまさにもうすぐ持ってくる時に(3月)震災に遭ってしまい、残念ながら販売できません。

飯館は南相馬市に合併しなくて、村として住民一体になり独自の道を歩み始めていました。住民の皆さんは、素朴で何事にも一生懸命で、人を思いやる方たちが多く、昔の良き日本の家庭を思わせるような家族の絆が強く気持ちの良い人たちばかりです。
村の取り組みもすばらしく、菅野村長を先頭に住民と共にいろんな取り組みをされていて、これからまさに日本全国に誇れる村として、着実に取り組み、出来上がる途中にまさか、村が汚染されるとはなんとも悲惨なことになりました。
そんな、すばらしい村を出ていかなくてはならないのは、悲しいことです。

1年2年で帰って来れるのか?10年ダメなのか?東電の関係者に質問していた人がいましたが、東電の人は答えられませんでした。
それが、わからなくては、今後の身の振り方の決断も出来づらく、無力感を感じてしまいますよね。
誰もわからない、放射能の影響、恐怖、これほど人間を無力にしてしまうものがあることを、実感しています。

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