イチロー頭脳―目標を達成するための思考法東邦出版このアイテムの詳細を見る |
書名 :イチロー頭脳
著者名 :児玉光雄
出版社 :東邦出版
刊行年 :2006/03/03
日付 :2006/04/17
定価 :1,300円
入手法 :図書館
読書ペース/分:4.77P
評価:◎
今月 14冊目 今年 70冊目
【書抜き】
*僕は人に勝つための価値観で野球をやっているのではありません。
他人を蹴落とすことよりも自分の成長に興味を持とう
*自信というのは自分の決めたことを着実にこなして行く態度により育っていくもので、結果の良し悪しで左右されるものではないのです。
*小刻みに目標を上げてそれをひとつずつクリアしていくことにより、どんどん自信がついてくるのです。
*本来、夢というのは精一杯頑張ってやっと手に入る、人生をかけた闘いのことをいうのです。
*「これほど頑張っているのに報われない」と不平をいう人がいます。形に現れないからといって変化していないわけではないのです。成功の扉は開く直前までだれにもわかりません。ある日予告もなく突然開くのです。成功の扉がもうすぐ開くのに、それがわからないから、あきらめてスゴスゴと立ち去る人がなんと多いことでしょう。逆に言うと、あきらめない人の夢は必ず実現するのです。
*今小さなことを多く重ねることが、とんでもないところに行くたったひとつの道なんだなというふうに感じてます。
*ハイレベルのスピードでプレーするために、僕は絶えず身体と心の準備はしています。自分にとって一番大切なことは、試合前に完璧な準備をすることです。
*自分の立てた計画通りに勉強する。あるいはあらかじめ決めておいた時間だけは目一杯遊ぶ。とにかく自分がコントロールできることに没頭することが夢をかなえるパワーになるのです。
*50歳のシーズンを終えたときにね、こう言っていたいんですよ。「まだまだ発展途上ですから」って。
【コメント】
*鹿屋体育大学助教授、児玉光雄氏のイチロー本。前作「イチロー思考」を青少年向きに書き換えた続編。
*イチローのインタビューの言葉等を収集・分析しているわけだが、イチローの発言内容は想像以上に地味なもの、あたりまえのものが多いのに気付く。
*小さなことの積み重ね、自分の決めたことを着実にこなしていくこと、準備を怠らないこと、道具を大切にすること。
*あたりまえの退屈な言葉が並ぶが、これを実行するのが至難の業なのである。
*それを何事もなかったかのように実行するイチローの発言だからこそ、説得力があり、深い言葉になるのである。
*それと、「本来、夢というのは精一杯頑張ってやっと手に入る、人生をかけた闘いのことをいうのです。」という言葉は熱くて素敵な言葉だと思った。
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