滋賀医科大学ハンドボール部

滋賀医科大学ハンドボール部の日々ある出来事を紹介してゆく驚くべきブログです。皆さん、どうぞお立ち寄りくださいませ。

新主将の金井です。

2018年08月28日 09時54分52秒 | Weblog
西医体が終わった次の日から書き始めたのですが、上手いこと言いたいことが伝わらないのと現実をしっかり見て書きたいと思ったので少し投稿に時間が空いてしまいました。

滋賀医大ハンドボール部の新主将になりました金井です。OBOGさんのご声援もあり昨シーズンの西医体は優勝という形で終えることができました。

ただいつまでも西医体優勝の余韻に浸っているわけにもいかず多くのOBさんや先輩方に次のチームへのご声援、アドバイスをいただいています。その中でいよいよ僕らが幹部なのかという実感を強く抱いています。来年は滋賀開催ということもあり、前開催主幹校である三重大学さんと引き継ぎのやりとりなどで忙しく動いています。主幹に関しては学年、プレ、マネに関わらずみんなの協力が必要だということを三重大学さんの運営の様子を見させていただきながら強く感じています。チーム全員で1年前からしっかり準備をしきましょう。

さて新チームについてです。今年の西医体を見てて僕自身が強く感じたのはやはり他の医歯薬とは違うということです。実力だけでなく運や流れをどれだけ掴めるかが重要であり単なる力の差だけでは決まらない思いました。1年生の西医体の時にミスがあり、あの時チームのみんなが口を揃えて言っていた「1年が全て出る」というのがわかったように思います。だからこそ、この1年やれること全部やらなあかんなと思いました。中途半端では中途半端に終わってしまうと。

以前ブログに浪人の時の話を書きました。1年間の計画を立てたけど結局終わらず中途半端に終わってしまったという内容です。。西医体もすごく似ていると思うのは僕だけじゃないはずです。途中での計画変更は多少なりともありにせよ、やっぱり最初決めたことをやりきるってすごい大事なんじゃないかなって思います。浪人だったら自己責任だしそこまで人に迷惑かけることがなかったから良かったのかなと思います。ただ、ハンドボールはチーム競技だし、しょうがないじゃ済ませれないと思う。現実と向き合ってやりきる。これに尽きると思うし、これが出来た時西医体優勝できると思う。だからこそ最初の目標と目的をしっかりと定めたいと感じました。。

少し話はそれるのですが、日笠と考え方が完全に同じだった話があります。それは目標と目的の定義です。似たような言葉ですが似て非なるものです。

目標というのは「標」つまり「しるし」です。目的というのは「的」つまり「まと」です。「まと」が決まるからこそ、そこに到達するまでの「しるし」が現れてくるわけです。

要は目的が最終到達点。目標が中間到達ということです。日笠とこの考えが一致してたのは驚きだったと共になんとなくですがこの1年やっていけるという気がしました。ぜひチームの人共通認識にしたいです。

話を戻しますが、今年は今までよりもこの「目標」をしっかり定めていきたいと思っています。チームはもちろん、個人での目標をどこまで達成しているか、幹部で管理したいと思っています。

今までもプランニングを考えてきましたが、各練習ごとでも目標をしっかり設定して反省とその改善をしていきたいと考えています。。僕をはじめ多くの人がハンドボールノートをうまく活用できていないのではないかという着眼点からです。

全プレイヤーにこのオフ期間中にやって欲しいことがあります。まず、最初の練習での目標を考えてください。自主練をやってみて考えてもらっても結構です。西医体のビデオを見返して足りなかったところ、反省点でもいいです。とにかく最初の目標をしっかり持って練習に参加して欲しいということです。今年どれだけ個人個人が目標を意識していけるかを重要視したいと思っています。多くはいりません。OFとDF1つずつでいいのでしっかり考えてみてください。

最後にキャプテンというよりは、いちプレーヤーとしての考えのほうが大きいのですが、今年の西医体の優勝は記憶の片隅に置いておいて欲しいです。引退生以外全員。これには2つの意味があります。

まず西医体優勝はさまざまな要素が重なってできたということです。トーナメントやメンバーの調子、相手の調子など。もし相手が怪我していなければ負けていた試合ももちろんあるということです。今年ほぼ怪我人なく西医体1試合目から決勝まで戦えました。これも偶然だし、もう一度西医体をしたらどうなるかわからない話です。

もう1つは変にプレッシャーを感じることなくやりたいということです。おそらく奥田さんが抜けて勝てなかったというのはあってはならないというプライドが各々にあると思います。奥田さん頼みであったチームと思われたくない、そう考えるプレイヤーは多いと思うし、それが変なプレッシャーとしてはらくのはプラスになりにくいと思います。僕自身中学の時、春の地区大会は優勝を狙い通りにできました。でもプレッシャーのかかった夏、まさかの同じ中学のやつに負けました。負ければ引退という状況を共に背負いながらも軍配は相手に上がりました。ハンドボールと異なるのは5分で試合に決着はつきます。一瞬の気の緩みでやられた。あの一瞬、今でもたまに夢に出てくるのですが、プレッシャーも大きかった。次の県大会を考えて練習はして来たし、地区大会で負けたのは足元を救われたなと思います。シードを得ていたのも大きい。おそらく来年滋賀医はトーナメントに優遇があると思います。それがプレッシャーであり気の緩みに繋がってくる。

だからこそ僕らはディフェンディングチャンピオンの気持ちではなく、西医体優勝を目指すチャレンジャーの気持ちを忘れずに1年間プレーをしていきたい。連覇の気持ちが少しあってもいい。けど、純粋な西医体優勝を目指してもう一度チームを考えていきたい。僕が中学の夏に足らなかったのはこのチャレンジャー精神だったと身にしみて感じています。正直余裕だと思っていた反面、会場で多くの方が楽に県大会出場を決めてくれという声援をいただいていてプレッシャーに変わってたなって思います。確かに周りは僕らを研究しにし尽くして来るでしょう。ただそれ以上に僕らが他チームを研究し尽くせば良いわけです。余計なことは考えず直向きにこの1年西医体優勝に向かって行きましょう。

長々とまとまらない文章を書いてしまいましたが、新キャプテンとして幹部としてチームについて悩み続けてこれから1年間やりきってろうと思ってます。全てのキャプテン経験者が言う「思ってるよりずっとしんどい」という言葉が僕の今のいい意味でプレッシャーです。OBさんをはじめとする先輩方には多くのアドバイスをいただくと思いますがよろしくお願いします。