滋賀医科大学ハンドボール部

滋賀医科大学ハンドボール部の日々ある出来事を紹介してゆく驚くべきブログです。皆さん、どうぞお立ち寄りくださいませ。

共通認識

2018年06月26日 00時31分16秒 | Weblog
お疲れ様です、4回生の小林です。

世間は今、W杯で大盛り上がりですね、日本も前評判を覆し二戦を終え一勝一分けと健闘を見せています。
僕が今大会で気になったのは日本の第一試合、コロンビア戦の相手のフリーキックからの失点シーン。シュートは低い弾道でキーパーの手をかすめゴールへと吸い込まれました。「キーパーとってくれよー」テレビの前で観戦していた僕には、壁の下を通されたものの比較的球速も遅かったそのシュートはセーブできそうなものに見えました。
しかし、試合後のインタビューで川島選手は「壁の下を通された時点で厳しいと思った。」また昌子選手は「飛ばない約束だったのに飛んでしまった、もったいない失点だった。」と口にしました。
そう、実はミーティングでFKの映像は確認済みで、壁は飛ばないという約束をチームはしていたのです。

この話を聞いて僕はかなり驚きました。国を代表する、世界でも活躍するような選手たちが集まった代表チーム、トップレベルの実力を持つ日本代表でさえ本番でそのようなミスを犯してしまう。
W杯という特別な舞台が引き起こしたのかもしれませんが、“共通認識”というものの難しさを感じさせられました。

僕らのチームにももちろん共通認識はあります。この話に関連付けるならキーパーとDFの枝の合わせ、相手のミドルシュートに対して枝がどこまでコースを絞ってキーパーがどう止めに行くのか。このチームでも何度も話してきました。また、相手チームの偵察をしてこのチームにはこういう風に攻めよう守ろう、ここはだめでここはいい。チームスポーツである以上、チーム内のルールがあり、全員がそのルールを守ったうえで個性や長所を生かしていく、そのことをどこまで徹底できるのかが勝敗を分けるカギになります。

日本代表でさえそこでミスをしてしまうのですから、僕らはしつこいほどに繰り返さなければならないだろうし、監督もいないなかで自分たちがそれをしていかなくてはなりません。簡単なことじゃないでしょうが個々人がどれだけ意識して、声を出すべき人間がどれだけ伝えられるのか、ここから西医体までチームのシステムや守るべきことが大きく変わることはないです、その中でいま持っているものの精度をできる限り高めていきたいです。


最後になりましたが本日練習に来てくださったすけさん、健太郎さんありがとうございました。またぜひお願いします。